犬の外飼いでの注意点

犬の外飼いでの注意点

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今、犬の飼育環境は外から室内へと場所を変えつつあります。その一方では、外に繋がれ、いわゆる昔ながらの番犬のような役目を果たす犬も少なくはありません。今回は犬を外飼いする上でのポイントをまとめてみました。

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犬の外飼いについて

犬小屋

日本における犬の飼育環境は、昔と比べ大きく変わろうとしています。都市部を中心に、狭い住宅事情や人のライフスタイルの多様化により、体が小さく運動量が比較的少なめな小型犬が好まれ、それに伴い犬の室内飼いが定着しつつあります。

抜け毛がないとされるトイプードル、世界最小犬種でもあるチワワ、垂れ耳と胴長短足が特徴のダックスフンドなど、人気犬種としてのランキングの上位はほぼ、小型犬種たちが占めているという現象が続いてます。

また、最近では他種同士の純血種の掛け合わせによる、様々なミックス犬がペットショップ等で多く販売されているのを目にします。

2つの純血種の特徴を持つミックス犬は、1匹で2つの種類の犬の魅力を楽しめ、すっかり人気犬種の仲間となって、すでに定着しつつあるようです。

昔ほどの人気はなくなったものの、性格が温和で友好的なゴールデンレトリーバーは現在の日本でも比較的多くみられる大型犬ですよね。

昔に比べ、大型犬種が減り室内飼いの割合が増えたとは言え、土地の広い地方に目を向ければ外飼いで飼育される犬はけして少なくありません。

外飼いに、向いている犬種と向いていない犬種

たくさんの種類がいる犬の中でも、外飼いに向いている犬種もいればそうでない犬種もいます。それでは、その犬種やそれらに向き不向きがある理由などについての説明していきましょう。

外飼いに向いている犬種について

走るコーギー

当たり前のことですが、日本の風土にいちばん適応していると思われる犬種ならば、それはもちろん日本犬ではないでしょうか。

日本犬といっても天然記念物に指定された6犬種、柴犬、秋田犬、北海道犬、紀州犬、四国犬、甲斐犬に加え、外来の犬種を元に作られた4犬種、狆、日本スピッツ、日本テリア、土佐犬がいます。

特に天然記念物に指定された6犬種は、猟犬として野山を駆け回り、人と協力しながら鳥獣猟の作業を手伝っていた犬種で、高い身体能力と日本の気候に対する耐久性が強いと思われます。なので、外飼いに適した犬種と言えます。

また、主人に忠実で警戒心の強い性質から番犬に向いている犬種が多いのも特徴です。

外飼いに適した日本の6犬種にも言えることですが、季節によって被毛が生え変わる犬種(ダブルコート)の場合、外飼い向きと言えるかもしれません。以下ダブルコートの犬種例。

  • コーギー
  • シェルティ
  • ボーダーコリー
  • ゴールデンレトリーバーなど

しかし、抜け毛の多い犬種の中でもシベリアンハスキーやサモエドなど寒い地方原産の犬種たちは、寒さにはたえられると思いますが夏は高温多湿の日本の気候は相当厳しいものと思います。

ダブルコートとは?

被毛が上毛(オーバーコート)と下毛(アンダーコート)の二重構造になっている。

アンダーコートは年に2回生え換わり(換毛期)春には夏の暑さに備えて密度の少ない粗めの毛に、秋には冬の寒さに備えて密度の高いフワフワした毛に生え換わります。

外飼いに向いてない犬種について

2匹のプードル

外飼いに向いてない犬種というと、やはり小さな小型犬をイメージしますよね?小型犬でも外での飼育は可能です。ですがトリミングを必要とする犬種や、毛が薄い犬種は外飼いに向いていないと思われます。

トリミングを必要とし、ほとんど抜け毛がないとされるプードルは室内飼育に適応した犬種と言えそうです。以下シングルコートの犬種例。

  • プードル
  • マルチーズ
  • ヨークシャテリア
  • シーズーなど

プードルもそうですが、マルチーズやヨークシャーテリアなども抜け毛のあまり目立たない犬種で、『シングルコート』と呼ばれる毛の構造なので、抜け毛が目立つダブルコートの犬種よりは寒さに弱い犬種と言えるかもしれません。

また、近年よく見かけるイタリアングレーハウンド。毛が短く薄いので寒さにはとても弱い犬種なので、外飼いに向いていないと思われます。

シングルコートとは?

被毛が一重構造になっていて換毛期がないため抜け毛が少ないとされている。

犬の外飼いの注意点

では最後に、犬を外で飼育するにあたり注意して頂きたいことを見て行きましょう。

赤い首輪をしたダルメシアン

通行人から手が届く範囲に犬を繋がない!

敷地ギリギリのところにワンちゃんが繋がれていて、道を通る人が手を伸ばせば触れそうな環境で飼育されてるワンちゃんを、時々見ることがあります。

これは通行人とワンちゃんのあいだでのトラブルや、悪意を持った人からイタズラされることの原因にもなりかねませんので、出来る限り敷地の出口から奥まったところに犬を繋ぎましょう。

季節に合わせた快適な居場所を!

外にいる犬は、暑さ寒さに雨風…と様々な気候や気象の変化に晒されます。

雨風に晒されない場所を作るのはもちろん、夏は直射日光が当たらない風通しの良い日陰があるところ、冬場は北風が当たらない陽の当たるような場所に犬小屋を設置し、季節に合わせた環境作りをしましょう。

いつでも飲める新鮮な水を置く!

これは室内であっても同じですが、必ず新鮮な水を用意しワンちゃんが飲めるようにしておくことは大切です。

夏場は飲水量も増えますし、その水に虫が寄ってきたりすることもあります。冬場は地域によっては寒さで飲み水が凍ってしまうことも考えられます。

こまめにチェックしいつでも新鮮な水を飲めるようにしておきましょう。

危険な植物が近くにないかチェックしよう!

中にはワンちゃんが口にすると毒性がありとても危険なものがあります。そのような植物があるところに繋いだり、またはワンちゃんの近くに置いたりするのはやめましょう。

繋いである紐や家のまわりの柵をチェックしよう!

最近では、犬が脱走したことによるトラブルも多くなっています。今年にあった事件では、逃げて人を襲った飼い犬が、警察官に射殺されるという事件もありましたね。
そんな事にならないように、ワンちゃんの首輪のサイズは体に合っているか、繋いでいる紐はしっかりしているか日頃からチェックすることが大切です。

また、家まわりの柵やフェンスが簡単に飛び越えられる高さではないか、いざというときのために備えておきましょう。

雨水を溜めないようにしよう!

外にバケツなどが置いてありその中に雨水が溜まっている状態が続くのはよくありません。

夏はボウフラ(蚊の幼虫)などの発生源となり成長した蚊は犬がかかるフィラリア症という病気を媒介します。毎月の駆虫薬を服用させるのはもちろんのこと、蚊の大量発生を未然に防いでいきましょう。

暑さ寒さ…様々な環境にも耐えられる体つくりを!

冬における寒さの厳しい地方ではもちろんですが、最近では全国的に夏の厳しい暑さが毎年話題になります。外飼いの犬たちは環境の変化にとても晒されやすいところで生活をすることになります。

食生活においてしっかりと必要な栄養を摂取し環境の変化に耐えられる体を作ってあげましょう。

ケースによっては室内に…

多少の暑さ寒さには耐えられる犬たちですが、例外的に子犬や老犬に関してはできる限り室内での飼育にすることが望ましいです。どうしても無理な場合は、夜や悪天候時のみでも玄関先で構いませんので入れてあげるようにしてください。

まとめ

犬の外飼いでの注意点いかがでしたか?

ここ何年も夏の記録的な猛暑が全国で見られる今、夏の外飼いにおける犬たちの生活環境はとても過酷なものになっていると思います。

元々、暑さに弱い動物である上に今の日本の過酷な暑さは可哀想でなりません。

夏場、日陰や風通しの良い場所に犬舎を設置するのはもちろんですが、犬舎の床を高くして地面からの熱が直接床に伝わらないようにしたり、犬小屋用の扇風機をつけてみるといった多くの工夫が今まで以上に必要不可欠になっていくものと思います。

注意すべき点は守りながら、外の良さを生かしてのびのびとワンちゃんを飼育したいものですね。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    20代 女性 さかな

    外で犬を飼うのにはやはり日本犬が一番じゃないかって思います。日本の多様な風土や聞こうに堪えられるのって日本犬くらいだと思いますしね。なんといっても柴犬は可愛さと頑丈さ、そして勇敢さを兼ね備えているので、外飼いにもっとも適した犬種じゃないだろうかと思います!
  • 投稿者

    30代 女性 りん

    実家の愛犬は外飼いですが、やはりダブルコートなこともあり、年に2回の抜け毛が半端ないくらいすごいです。そして、たまにカラスと張り合っています(笑)カラスが愛犬のごはんを食べに来るのですが、お互い譲らない…。水を入れるバケツに水が溜まっていると、蚊のたまごを飲んでしまうかもしれないんですね。。それは気を付けなければいけないと思いました。
  • 投稿者

    30代 女性 すずり

    わたしも雑種の大型犬を外で飼っています。お庭のデッキに大きなお家を置いて紐も長めにしてあるので自由に歩けるようにしています。芝生などもあるのでわんちゃんのくつろぎスペースもあるし、ストレスなく過ごせるように努力しています。もちろん必要な予防接種やワクチン、ノミダニ予防薬も飲ませているので特別外飼いが危険などはないので問題なくお庭で飼っています。夏の暑さや冬の寒さに対する対策は色々と行っています。
  • 投稿者

    50代以上 女性 マエストーソ

    秋田犬と暮らしています。やはり、秋田犬は外が良いのです。秋田犬本人がそう言っています。ただ、首都圏の夏だけは殺人的な暑さなので室内にて過ごすようにしています。最近、殺処分ゼロを目指す里親募集のサイトを見ると、日本犬であっても完全室内飼育が譲渡条件になっており、これではなかなか犬にとっても飼い主にとっても厳しいのではないかと危惧しております。この条件さえ外せば、もっと里親さん候補者が増えると思いますよ。完全室内飼育にこだわるあまり、本当に犬をわかっている人が里親候補から外されている現状に目を向けるべきですね。

    長くなりましたが、室外飼育は決して飼い主が犬を放ったらかしにして楽をしているのではなく、いかなる天候でも毎朝毎晩必ずたっぷりと運動をし、悪意をもつ人間などの外敵から守れるような柵などで防御し、風通しや陽当たりや日陰なども充分考慮して庭に放し飼いにしている飼い主も数多くいることを知ってもらいたいです。

  • 投稿者

    40代 女性 momo

    我が家の愛犬は現在14歳の大型犬(ゴールデンレトリバー)ですが、13歳までは昼間は外で、夜のみ室内に入れるという生活をさせていました。外はガレージに犬用ハウスを置いて近くに水の入ったボウルを常に置いていました。注意点としては、季節に応じた対策(夏は蚊取り線香を置いて虫よけをしたり、冬にはハウスに毛布などの暖がとれるものを用意)、そして特に気を付けたいのが通行人が勝手に食べ物を与えたり触ってきたりすることです。犬が食べてはいけないものを与えられては困るので、柵に「食べ物を与えないで下さい」という注意書きをしました。人に噛んだりはしないのですが、万が一嫌がる場所を触られて噛んだりしたら大変ですので、リードが通る人まで行かない距離に調節したり工夫しました。外で飼うという事は、様々な危険を想定した上で万全な体制で飼わなければ地域住民とのトラブルを招くという事を、きちんと理解して外飼いしてほしいです。
  • 投稿者

    40代 女性 こたママ

    私が子供の頃はほとんどの犬が外飼いだったと思います。しかも見かける犬は柴犬とか、日本犬ぽい中型の雑種という感じの犬ばかりだった印象があります。でも、昔だって小型犬とかもきっと飼われていましたよね?そういう小型犬が「お座敷犬」なんて呼ばれて室内にいたのかな?今人気のある犬種は外飼いに向いていない子が多いし、木や土のある庭がなかったりして環境的にも適していない感じがしますよね。実家では縁側のようなところの下で穴を掘って冷たい土の上で寝てたり、大きな木の下の日陰にいたりして、犬の苦手な夏もうまくやり過ごしていた気がします。ホースで水浴びさせたりもしました(#^^#)でも今は昔に比べると夏の暑さも尋常じゃないし、土の冷たさや日陰位ではやりすごせないのかもしれませんしね。犬にこの酷暑はかわいそうだと思います。。。季節や天候によって、玄関先に入れたりときちんと管理できるならいいとも思いますが、やっぱり犬と暮らすなら一緒の空間にいたいな、と個人的には思ってしまいますね。
  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    うちは2匹トイプーとジャックラッセルテリアを室内で飼ってます、散歩していて外飼いの犬さんをお見かけしたりします。外飼いでも飼い主さん次第で良い環境の子、正直、良くない環境の子を見かけます。大体、外飼いの子は大型犬が多くお見かけしやすが、ジャックラッセルテリアを外飼いしてるお宅がありましたが少し驚きました。うちは室内で毛も抜けるけど室内飼いしてるので。ジャックラッセルテリアだけあって寂しいからか?散歩が少ないからか?いつも鳴いて吠えてるイメージです。
  • 投稿者

    女性 マロニー

    昔、私が子供の頃は庭で柴犬ミックスを飼っていました。当時は外飼いが一般的だったのでそういうものだと思っていましたが、今室内飼いで犬と暮らしてみると、かわいそうだったのかもなと考えてしまいます。冷房も暖房もない、ごはんとお散歩のときにしか家族と触れ合えない環境で、何を考えて過ごしていたんだろうと思うと切なくなってしまいます。
  • 投稿者

    40代 女性 さくら

    昔とは気温が全然違うし、夏が暑いと残暑も厳しく、その年の冬は寒さが厳しいとも言われている。今年H30の暑さは気象庁が災害と言うほど。なぜ犬なら大丈夫だと思うの?外飼いの家を見ると、自分に置き換えて考えられない人は飼わないでと思う。いい加減外飼いを禁じないこの国もおかしいけど。特に狭いスペースしかないのに繋ぎっぱなしでの外飼いは虐待と言われても仕方がないと知って欲しい。自分だったら嫌でしょ
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