車酔いしたときの仕草や行動7つ
人間と同じように、犬も車酔いをします。犬の車酔いしたときの症状としては以下のようなものがあります。以下の症状が出た場合は車酔いの可能性があるので、休憩などをとってください。
- よだれが出る
- 鼻水が出る
- 震える
- そわそわする
- 頻繁にあくびをする
- 鳴き続ける
- 吠え続ける
不安や緊張からあくびやよだれが出てしまうようで、まだ軽度の状態です。休めばある程度回復する場合もありますので、一度休憩を挟んでみましょう。これが重度になると嘔吐や下痢などになります。重度の症状が出た場合は、すぐに病院へ連れて行ってください。
また、軽度の場合でもぐったりしていたり、逆にあまりにも騒いだりするようであれば一度車をとめて外に出て、気分転換をしたり休ませたりするようにしましょう。犬も人間と同じで休憩しながらでなければ疲れてしまいます。疲れてしまうと車酔いもしやすいので気をつけてあげてください。日頃から犬の様子を観察していると異常に気づきやすくなるので、毎日のコミュニケーションも大切にしておくと良いですね。
車酔いの原因と予防法
車酔いの原因
犬も人間と同じように、耳の奥にある平衡感覚やバランスを整えるための三半規管が刺激されることで車酔いが起こります。車酔いのほかにも船や飛行機などで乗り物酔いが起こることがあります。車内に残ったタバコや芳香剤、汗やその他いろいろな匂いに刺激され車酔いを起こすことがあります。人間も同じですよね。
また、他にもエンジンの揺れや外の景色を見るなどの行動で車酔いを起こす場合もあります。普段とは違う環境でストレスを感じるために、体調を崩してしまう犬も珍しくありません。犬のためを考えるなら一度休憩してあげてください。どうしてもにおいが消えないようであれば、犬を乗せるのは避けた方が良いかもしれません。
予防法
車酔いの予防法としては、まずにおいを残さないようにすることです。タバコを車内で吸わないようにしたり、芳香剤ではなく無香料の消臭剤にかえたりしてみましょう。
また、犬を車に慣らすことも大切です。車に乗り慣れてない犬は乗ること自体がストレスになるので、まずは乗るだけでもやってみてください。乗ることになれたらエンジンをかけて振動に慣らしていきましょう。少しずつ慣らしていくことでストレスが少なくなり、ストレスが原因の車酔いにはなりにくくなります。
ただ、車酔いするかどうかは個体差にもよるので、どうやっても車酔いをしてしまう犬もいます。基本は車移動をしないことですが、どうしても移動しなければならない場合は一度獣医さんに相談してみてください。酔い止めの薬を処方してもらえることもあります。
まとめ
犬にも車酔いはあり、人間と同じように苦しい思いをします。よだれやあくびが多く出たり、震えたり、鳴き続けたり、症状は様々です。軽度だとそれでおさまることもありますが、重度の車酔いになると嘔吐やふらつきなどを起こしてしまいます。そういった場合にはすぐに病院へ連れていきましょう。何か別の病気を発症してしまっている可能性もあります。
車酔いを予防するためには、車に余計なにおいをつけないことや犬を車に慣らしておくことも大事です。車に乗ることに慣れていないとストレスがかかり、車酔いを引き起こす原因のひとつになってしまいます。車に乗る練習は毎日少しずつ続けて、慣れてきたところで近くの場所までドライブしたりすると良いでしょう。そしてそれでも大丈夫だった場合は少し遠出をしてみても良いですね。
いつでも休憩できるように休憩スペースや体調を崩したときにすぐに行けるように動物病院などを探しておいて、地図にメモしておくと良いでしょう。