犬の胃が荒れているときの症状とは?
人間でも胃が荒れることがあるように、犬も同様に胃が荒れてしまうことがあります。ただ胃が荒れると一言で言っても、胃もたれや胸焼け、胃痛など、症状も様々です。外見からすぐ判断ができないため、症状から「もしかしたら胃が荒れているのかも?」と愛犬の様子の変化に気づいてあげる必要があります。
胃が荒れるとどのような症状が表れるのでしょうか?
犬の胃が荒れたときに見られる主な症状
犬の胃が荒れると主に下記のような症状が表れます。
- 嘔吐
- 下痢
- 食欲不振
- お腹にガスが溜まる
- お腹がキュルキュルと鳴る
- 便が緩い
- 元気がない
このように明らかに症状が表れることもありますが、素人ではどの程度の症状であれば様子見で良いのか、または病院へ受診するべきか悩みますよね。
- 嘔吐、下痢を1日に何回も繰り返す
- 腹部が目に見えて腫れている
- 明らかに元気がなくぐったりしている
- 痛みを訴えている
- 嘔吐物に血が混じっている
- 血便が出る
お腹の不調が24時間以上続いてしまうと、脱水症状や貧血に繋がり体重減少など、深刻な健康問題へ発展してしまいます。上記のような症状が見られた場合は、早急に獣医師へ相談し病院を受診しましょう。
なぜ犬の胃が荒れるのか?
犬の胃が荒れる原因はいくつかあります。胃が荒れた際に引き起こす症状が見られた場合、何か原因に心当たりがないかチェックしてみてください。
食生活の変化
それまでに食べていたドッグフードを別の物に変えたり、新しいおやつを与えたりと食生活が急激に変わると胃に負担がかかることがあり、これが胃の不調に繋がります。また、新しい食べ物を与えることで食物アレルギーを発症する可能性も考えなくてはいけません。
細菌とウイルス
生物を誤って食べてしまうなど、誤飲誤食が原因でカンピロバクターやクロストリジウム、サルモネラなどの細菌やコロナウイルスなどのウイルスに感染して、下痢や嘔吐などを繰り返します。
ストレス
犬も人間と同じようにストレスを感じる動物です。突然多くの人に囲まれたり、部屋の中が寒かったり暑かったりと、様々な環境の変化によってストレスを溜め込んでしまいます。
万が一、愛犬がストレスで胃の不調を訴えているようであれば、ストレスの原因となるものを取り除いてあげる必要があります。
毒物
飼い主さんの気づかないところで、家の中に落ちていた薬やサプリメントを飲んでしまったり、植物を食べたりして食中毒を引き起こすことがあります。
これで対策!犬の胃が荒れないために
愛犬の胃が荒れないように、日頃から家庭内での予防や対策を行うことが大切です。急な食事内容の変更は控えて、新しい食べ物は少しずつ与えていき、便の状態や愛犬の様子を見ながら行いましょう。
また、愛犬に大きなストレスを溜めさせないためにも、来客や宿泊、ドライブなどは連続にならないように調整してあげてください。
さらに、誤飲を防ぐためにも家族同士で薬や食べ物などを落とさないよう注意したり、ゴミ箱を漁らないよう対策をしたりしておくことをオススメします。特に散歩中に生えている毒性のある植物を食べてしまうケースが多いので、なるべく目を離さないよう注意が必要です。
まとめ
今回は犬の胃が荒れる表れる症状とその原因についてご紹介しました。軽い症状ではれば犬は自分で治そうとします。しかし、素人では判断がつかず、気づかないうちに重症化してしまうケースも考えられますよね。万が一愛犬の様子がいつもと違っていて、症状が24時間以上続くようであれば病院へ受診しましょう。