犬が必ず反応する『魔法の言葉』
皆さんの愛犬は「この言葉を言うと、必ず何かしらの反応が返ってくる!」という『魔法の言葉』はありますか?ここでは、多くの犬が必ずと言って良いほど反応する単語をご紹介します。
「ごはん」
皆さんも経験があるのではないでしょうか。「ごはん」と一言発するだけで、今までのんびりくつろいでた愛犬が、突然パッとこちらを振り向き期待の目を向けてきたこと。
どんなに小さな声でもしっかりキャッチし、即座にその反応を見せてくれるので、ちゃんと「ごはん」という言葉がどのようなことを指しているのか、理解していると思えます。
「おやつ」
中には「ごはん」よりも「おやつ」という言葉の方がわかりやすく反応するという子もいるでしょう。こちらも「おやつ」は「美味しいいつものアレ」というように、おやつのことを指していることを理解していると思われます。
ごはんももちろん美味しいですが、犬にとっておやつは数少ない嗜好品の1つです。そのため、寝ていてもしっかりその言葉に反応し、嬉しそうに駆け寄ってきます。中には「ガム」で反応するという犬もいますよ。
「散歩」
犬の楽しみの1つでもある「散歩」も犬が反応しやすい言葉の1つです。特に毎日同じ時間に行っているご家庭の場合、犬も「もうすぐで散歩かも」とうずうずしています。そのため、小さな声で「さんぽ」と発するだけでも興奮し、駆け寄ってくるのです。
「散歩」という言葉が聞こえると、嬉しさのあまりその場でクルクルと回って見せたり、思わず二足歩行のように立ち上がったりして近付いてくるユニークな子もいますよ。
【会話編】犬が必ず反応する『魔法の言葉』
ここまでは、犬が必ず反応する魔法の単語をご紹介してきました。次に、会話の中に自然と出てくる『魔法の言葉』をご紹介します。意味は先ほどご紹介した単語と同じですが、ちょっとした会話の一部から、意味を判断している犬も多いです。
「行く?」
「行く?」は散歩を示す言葉ですよね。犬は「散歩」だけでなく「散歩、行く?」の後ろの部分にも注目していることがあります。そのため、「散歩」という単語を出さなくても、「行く?」という言葉だけで「散歩だ!」と判断できるのです。
このように動詞までしっかり把握されていると、家族間で行っている会話の中にその文章が登場した際、勘違いして興奮しだした…なんて話もありますよ。
「食べる?」
「ごはん」や「おやつ」という単語ではなく、こちらも動作を表す言葉です。「食べる?」という言葉は食事全般を指していることを、日頃飼い主と過ごしているうちに学習し、「何かもらえるかも!」と期待しているのです。
中にはごはんとおやつを分別しており、「食べる?」と聞かれても「どっちだろう?」というように軽く首をかしげてみせる犬もいます。これを考えると、犬は日頃から様々なことを考え、学習していることがわかるので、賢いと感じます。
「さてと…」
飼い主が何かをしようとする際、「さてと…」と軽いかけ声のように使うこの言葉。犬はこの小さな言葉も聞き逃してはいません。
多くの場合、散歩に行く前に「これから準備をしよう」というときに「さてと…」と思わず言ってしまう、というシチュエーションが想像できます。そのため、犬はこの「さてと」という言葉と、その後の飼い主の普段の行動を組み合わせて判断しているのです。
飼い主が「さてと…」と言ったから、犬は「これから散歩に行くのかも!」と反応し、すくっと素早く立ち上がる…なんて話も珍しくありません。
名前もポジティブな印象が強ければ『魔法の言葉』に
ここまで見ていると、犬にとって嬉しいこと、喜ばしいこと、楽しいことが起こる言葉に反応していることがわかります。実際、犬は自分にとって良いことに関する言葉やしつけの方が学習しやすいというデータもあります。
犬が反応しやすい言葉に、犬自身の名前ももちろん挙がります。しかし、犬がこの名前になっている言葉に対して、ネガティブな感情を抱いている場合は反応してくれないことがあります。
「この言葉(名前)が出ると、その後楽しいことが起きる!」と犬が考えれば、「楽しいことを逃さないようにしっかり覚えないと」と自然と学習するのです。今回ご紹介した、その他の単語も同じような理由で学習できていると考えられます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬は私たち人間とともに過ごすようになり、少しずつですが短い言葉も大まかに理解できるようになっています。飼い主が何げなく発しているちょっとした言葉にも反応してしまうのは驚きですよね。皆さんの愛犬はどのような言葉に反応するのか、ぜひ試してみてくださいね。
ユーザーのコメント
50代以上 男性 もも父ちゃん
反応しませんが 散歩行こかの反応は
走り回るほどの 喜びです。しかし気をひこうとして 言葉だけでは絶対に駄目出すね 拗ねます 呼んでも来なくなります