犬のウンチが異常に臭いときの原因
愛犬のウンチがなぜだかいつもよりも臭い、あるいは違う臭いが混じっている気がする…ということはありませんか?もしかすると、何らかの原因が隠されているかもしれません。ここでは、犬のウンチが異常に臭いときに考えられる原因を紹介します。
1.消化不良
まずは消化不良が考えられます。犬のウンチの臭いがいつもより強いと感じる場合、消化管の中で食べた物を上手く消化できず、消化不良を起こしているかもしれません。
犬は元々肉食に近い雑食動物なので消化できないものはないはずですが、メインになるのは肉です。フードに含まれている原材料の種類によっては消化がうまくいかないこともあります。
そのため、犬のウンチの臭いがいつもより強いと感じた際は、与えているフードの原材料を確認し、その原材料が含まれていないものに変えてみましょう。
人でも牛乳を飲むと下痢をするような食物不耐性の可能性もあります。下痢を起こしたフードに入っている原材料を使用していないフードに変更してみて、下痢が止まる場合は食物不耐性が疑われます。
2.ドッグフードを替えたから
ドッグフードを替えたばかりのときは、新しいドッグフードに体が馴染めず、ウンチが緩くなってしまったり、強い臭いを発っしたりすることがあります。
通常、ドッグフードを切り替えたことが原因であれば、何日かすると元に戻るので、他に異常な症状が現れていないのであれば、様子を見る程度で大丈夫です。
3.季節変化に対応できていない
季節の変わり目は人間でも体温調節が難しくなり、風邪を引きやすい時期と言われています。これは犬も同じです。犬は人間よりも体温調節を自分で行うことが難しいため、より気温変化の影響を受けやすいです。
それによって、体調不良を引き起こし、ウンチ自体が緩くなり、それに伴ってウンチが異常に臭くなることがあります。気温の変化によるお腹の風邪なので、基本的には様子見で大丈夫とされています。
通常1~2日で元のウンチに戻りますが、2日経っても治らないようであれば別の原因が考えられるので、かかりつけの動物病院へ相談しましょう。
4.おやつやごはんの食べ過ぎ
可愛い愛犬には、ついつい欲しがるだけおやつやごはんを与えたくなりますよね。しかし、許容範囲を超えた量の食事を与えてしまうと、胃や腸に負担がかかり、ウンチが異常に臭くなる原因となります。
中にはウンチが緩くなり、下痢のような状態になってしまう犬もいるので、おやつをちょこちょこと頻繁に与えている人は気を付けましょう。
5.食物アレルギー
犬は意外にも食物アレルギーを持つことがあります。軽度なアレルギー症状から重症化してしまう犬まで、症状には個体差があるため、気付かれない犬も多いです。
野菜や穀物など、今まで与えたことがなかった食材を食べさせた次の日にウンチが異常に臭くなってしまった場合には、食物アレルギーが考えられます。
また、ドッグフードを切り替えた際に異なるフレーバーや原材料のドッグフードに切り替えた場合、その原材料の中にアレルゲンが含まれていることも。
アレルギー症状はウンチの臭いだけでなく、嘔吐や目の周りが痒くなるなどの症状が現れる場合もあります。このような症状が現れた場合には、アレルギー反応が起きている可能性があるので、獣医さんに相談し、アレルギー検査を行ってもらいましょう。
ウンチの臭い以外にも症状がある場合は病院へ
ここまでウンチが異常に臭いときに考えられる原因を5つご紹介してきました。アレルギー以外は安静にしていれば自然と治るものも多かったですね。
しかし、ウンチが臭いという症状以外にも、嘔吐や下痢、痒み、食欲不振などの症状が現れている場合には、何らかの病気が原因である可能性があります。見過ごしてしまうと進行してしまい、完治が難しくなる病気もあるので、いくつかの症状が現れている場合は早急に病院で診察してもらいましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬のウンチはその日によって硬さや量、臭いが異なることがあります。これは健康状態に何らかの異変が現れているサインでもあるので、犬のウンチが異常に臭いときは、注意して観察しましょう。