愛犬に絶対言ってはいけない『最悪ワード』3つ

愛犬に絶対言ってはいけない『最悪ワード』3つ

「犬は言葉がわからないから、何を言ってもいい」なんて思ってはいませんか。たしかに犬は人間の言葉を一言一句理解しているわけではありません。しかし、声のトーンや表情などから、ニュアンスを感じ取ることはできるのです。今回は愛犬に絶対言ってはいけない『最悪ワード』をご紹介します。

お気に入り登録

犬は人間の言葉を理解してる?

耳を澄ませて聞こうとする犬

しつけやコミュニケーションなど、犬と人間は言語は違えど、「待て」「いい子だね」と言葉をかけることは多いですよね。

しかし、実際に犬は人間の言葉を理解しているのでしょうか。答えは「言葉自体の意味は理解していないが、ニュアンスは理解している」が正解でしょう。

前述したように、犬と人間の言語は全く異なるため、言葉が持つ意味自体は理解していません。しかし、言葉の持つニュアンスや、その言葉を放った人の感情を読み取ることはできていると考えられています。

例えば、「この言葉(イントネーション)を放つときは、飼い主さん、いつも○○してる」など、今までの経験から言葉とその言葉が持つ何となくのニュアンスをつなぎ合わせ、学習しています。

人間と犬の脳活動は似ていると判明!

おでこをくっつけあう男性と犬

また、最近では犬と人間の脳活動が似ていると研究で解明されました。どういうことなのでしょうか。実は、この研究結果が掲載されたのは、ペット関連の雑誌ではなく、サイエンス系雑誌でした。犬は人間と似た方法で脳内処理を行っているという内容です。

実は、飼い主が様々な内容の言葉を、様々なイントネーション、声のトーンで発した声を録音し、それらを犬に聞かせることで、犬の脳内ではどのような反応が起きているかを実験したのです。
すると、飼い主の単語に脳の左半球が反応し、右半球は飼い主の声、つまりイントネーションや声のトーンなどに反応していたと言います。

この脳活動は、人間が他人の言葉や感情を読み取った際に起きる脳活動と非常によく似ているため、この研究結果によって犬は人間の言葉の意味を理解することは難しいが、その言葉が持つニュアンスや大まかな感情は脳内処理できてると考えることができます。

愛犬に絶対言ってはいけない『最悪ワード』

悲しそうな表情で振り向く子犬

以上の研究結果や現段階で考えられている説を踏まえた上で、飼い主はどのような言葉を犬に言ってはいけないのでしょうか。それは明白ですよね。ネガティブすぎるワードです。犬はその言葉を発した飼い主の感情を、ニュアンスや声のトーンからしっかり読み取っています。ここでは具体的な最悪ワードを3つご紹介します。

1.「邪魔!」

耳を伏せておびえる犬

家事などで忙しいとき、愛犬に「構って構って」アピールを足下でされると、「ちょっと今は無理」とイライラしてしまった経験を持つ人は少なくないでしょう。そんなとき、大声で「邪魔!」なんて言っていませんか?
「邪魔」の明確な意味は理解していないものの、犬もこの言葉から「飼い主が今、自分にとても嫌な感情を持っている」という状況はしっかり読み取っています。

中には「嫌われてしまったかもしれない」と激しく落ち込んだり、極度の不安に駆られたりする犬もいるでしょう。イライラしてしまっても、愛犬を悲しませるこのワードは発さないようにしてください。

2.「どっかいって!」

「邪魔!」と似たニュアンスではありますが、忙しいときや何かに夢中になっているとき、愛犬から激しく構ってほしいとアピールされたり、飼い主の気を引きたいがためのいたずらに悩まされたりする飼い主は多いです。

「今は無理だから後にして」と思うことはあるかもしれませんが、「どっかいって!」と強い口調で追い払うような言葉を発するのはNGです。
「どっかいって!」と言う飼い主の表情はどのような表情でしょうか。柔らかく優しい表情のはずがありません。犬は一瞬で怯えてしまうでしょう。大きなストレスにも繋がりかねません。

3.「こっち来ないで!」

よく赤ちゃんが生まれた家庭で、赤ちゃんのお世話に忙しすぎて愛犬との時間をなかなか作れないという声があります。育児に翻弄されて、身も心もぐったりとしているとき、なかなか心に余裕は持てませんよね。

しかし、一緒に暮らしている愛犬は、新しくやって来た赤ちゃんに興味を持ち、赤ちゃんを育てている大好きな飼い主さんを見て、「僕もお世話したい!」と思っているはずです。
もちろん、様々な理由からまだか弱い赤ちゃんのお世話を犬にさせることはできません。しかし、だからといって「こっちに来ないで!」と怒鳴りつけるのはいけません。

ただでさえ、飼い主に構ってもらえず寂しいと感じているのに、その輪の中にすら入れてもらえず、挙げ句の果てに怒鳴られる…。自分に置き換えて考えると、とてつもなく悲しい気持ちになりますよね。
怒鳴ったりするのではなく、「今はちょっと待ってね」などと優しく宥め、赤ちゃんが少しでも眠っている間に、飼い主も犬も癒しとなるようなスキンシップタイムをとるよう心掛けましょう。

まとめ

笑顔で向き合う女性と犬

いかがでしたでしょうか。犬は人間の言葉そのものを理解しているわけではありません。しかし、ニュアンスや感情はしっかり伝わっています。ネガティブな言葉を怒鳴りつけるように愛犬に発するのは最悪です。感情をコントロールし、常に落ち着いて接するよう心掛けましょう。

はてな
Pocket

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    20代 男性 匿名

    感情的にならずいつも冷静で落ち着いて行動することはリーダーの必要条件でもあります。犬は感情を感じ取りやすいので感情的にあたらないように注意しましょう
  • 投稿者

    50代以上 女性 未来ちゃんのママ

    私自身も、仕事中、ミスして怒鳴られると萎縮して、怒鳴った相手に近づけなくなります。犬も同じ。だから、生前のワンコにも一度も怒鳴った事はありません。お互い、気持ちよく1日、1日を大切に過ごしたいから。次のワンコが家族の一員になっても同じ気持ちでいたいですね。
    未来ちゃんのママの投稿画像
  • 投稿者

    40代 女性 匿名

    読んでて悲しくなりました。一時の感情でどっか行って!邪魔!なとど口走ってしまう。タイミングによってはあり得るかもしれません。小さいお子様がいる家庭や、手が離せない時など。人と違い言葉も話せませんが、感情は伝わります。これを読んで、言ってはいけないな!と思い留まって下さる方が増えることを願っています。
  • 投稿者

    40代 男性 ケン

    これって犬だけではなく、子供にも言う人っているんじゃない?
    犬にってだけでは無く、人として使ってはいけない言葉ですよね
  • 投稿者

    30代 男性 匿名

    これは、ワードではない気がします
    このワードを言う時の一般的な感情を犬にぶつけないようにしましょうって事ですよね。
    単純に飼い犬の事も、思いやりをもって接しましょうでいいのでは?
  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    自分の愛する犬にこんな言葉を投げかけることは、できないな。
    でもうちの子は、今反抗期真っ只中、厳しくわがままを叱っているけど、やってはいけないことなのかなぁ?
  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    自宅で大型犬と暮らし、保護動物のお世話をする仕事をしています。犬達は人間をとても良く観察していて、搬送直後の初見の子でも警戒して白眼を見せる野犬でも、ある程度はこちらの意図を理解していると感じます。感情を匂いで察するので、斬りつけるような言葉が発せられる前に不穏に気付いている事でしょう。敬意を持って接する事を忘れなければ、自分の感情に振り回されず状況を把握・改善でき、犬と自分自身の心の安寧に繋がります。
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。