犬の『寝る場所』で心理がわかる?
皆さんの愛犬はいつもどこで寝ていますか?就寝時はもちろん、昼寝の時など、家のソファーや床、はたまた飼い主さんのすぐ隣で眠るというわんちゃんも多いでしょう。
この犬が寝る場所ですが、寝る場所によっても犬の心理が関係していることはご存知でしょうか。たとえば、飼い主さんの隣で寝る犬であれば「甘えたい」「安心して眠りたい」という心理が働いていることが多いです。
このように何気ない行動であっても、犬の場合はこちらが心理を知る手立てとなります。そのため、愛犬の行動から心理を読み取れるようにすることで、より信頼関係が強まることも多いですよ。
犬の心理がわかる『寝る場所』とは?
では、具体的に犬の寝る場所からはどのような心理を読み取ることができるのでしょうか。今回は犬用ベッド以外で、よく犬が寝る場所として選ぶ選択肢をご紹介していきます。皆さんの愛犬はどこに当てはまりますか。
1.足下に寝ている場合
まずは犬が飼い主のすぐそばで寝る場合を考えてみましょう。ご家庭によっては飼い主がベッドや布団で寝ていると、一緒に寝るためについてくる犬も多いでしょう。
そんな時、もしも愛犬が飼い主の足下付近で寝ている場合、飼い主のことをしっかり自分より格上の存在であると理解していることを表しています。
自分より優位な存在、あるいはリーダーだから、飼い主より上で寝てはいけないという犬社会における上下関係の習性が働いているのです。野性時代の犬社会では、格下の犬がリーダーより上の位置で寝ることはなかったと考えられています。
2.飼い主のお腹付近の場合
足下で寝る犬は、飼い主のことを上位の存在として認めています。では、お腹付近であればどうでしょうか。この場合は、犬が飼い主のことを「自分と同等の存在」として認識している可能性があります。
また、家族の中であれば、リーダー的存在がいて、自分たちはその下の中堅層であると考えているのかもしれません。
冬であれば、飼い主のお腹付近にやってきて、丸まることで、暖をとろうとする犬もいます。季節や環境にかかわらず毎日お腹付近で眠る場合は前者、たまにお腹付近で寝る場合は後者と考えると良いでしょう。
3.飼い主の胸元から上の部位付近の場合
そして飼い主の胸元から上の部位付近で寝ている場合、犬が飼い主のことを自分より格下の存在であると認識している恐れがあります。つまり、自分の方が上だ、と勘違いしているのです。
特に頭付近で寝ている場合は、明らかに自分よりも下であると考えている可能性があるので、今一度、愛犬との関係性を正しく築けけているか、見直してみましょう。
4.自分のお気に入りの物がある場所
ここからは物に関わる場所をご紹介します。まず犬自身が気に入っているおもちゃやブランケットがある場所です。この場所を選んで寝ている場合は、安心感のある場所を求めていることが多いです。
いつも自分が使っている物には自分の匂いが強く染みついています。犬は嗅覚が優れているので、自分の匂いを嗅ぐことで「ここは自分のテリトリーである」と脳に信号が送られ、安心感を得ることができるのです。
5.飼い主の物が置いてある場所
飼い主の物が置いてある場所も、自分のお気に入りの物が置いてある場所と同様の意味を持ってます。しかし、少し異なるのは、飼い主の物が置いてある場所を選んでいる時は、「不安をかき消すために」安心感を得たいと考えていることです。
何か不安な思いをしたために、自分が信頼を置いている飼い主の匂いが強く染み込んだ物を近くに置くことで、自分の匂いが染みついた物よりも心強く、安心感を得ることができるのです。
例えば、飼い主が外出し、1人で留守番をしているときなどによく見られます。「帰宅したら、私の服が違う場所に移動していた」ということはありませんか。それは愛犬があなたの服をわざわざ移動し、安心して眠るために使っていたのかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょう。普段はあまり気にすることのない犬の寝る場所ですが、実は犬の心理や飼い主との関係性が表れています。ぜひご自身の愛犬がどこで寝ているのか、気にして観察してみてくださいね。
ユーザーのコメント
50代以上 男性 もも父ちゃん
足元いろいろな場所で寝ています。
愛犬の心理がどうあれ何も気にしません
そんな事より 病気などしない様にいつも気をつけています。