犬が洗濯物の上でゴロゴロする心理①「見て！とアピールしている」
犬は、いつだって飼い主さんの注目を浴びていたい生き物です。常に一緒に行動し、構ってもらいたいのです。飼い主さんが家事で忙しそうにしているとき、どんなことをすれば構ってもらえるのか、犬は知っています。そのひとつが、洗濯物の上でゴロゴロすることです。「私を見て～」「ぼくに構って～」とアピールしています。やめなさい！洗濯物の上はダメ！と言いつつも、本気で叱る飼い主さんはいないと思います。あったかいね～気持ち良いね～と、甘やかしてくれる飼い主さんがほとんどでしょう。私たちの心は、愛犬たちに、すっかり見透かされているようです。
犬が洗濯物の上でゴロゴロする心理②「ニオイをつけたい or ニオイを消したい」
洗いたての洗濯物って、とってもいい香りがしますよね。もし、その犬が苦手な香りなのであれば、洗濯物の上でゴロゴロするどころか、近寄っても来ないはずです。洗濯物の上でゴロゴロするという行為は、犬の習性に関係しているかもしれません。犬は、敵に自分の存在を知られてしまわないよう、カラダに他のニオイをつけることで、自分のニオイを消そうとする習性があります。また、犬が野生だった頃、狩りをするとき、獲物が自分の存在に気づいてしまわないよう、ニオイを消す必要がありました。洗濯物の上でゴロゴロするのは、その名残なのでしょう。大好きな飼い主さんのニオイを感じていられるよう、自分にも同じニオイをつけたい、という犬もいるかもしれません。
犬が洗濯物の上でゴロゴロする心理③「フカフカであたたかくて気持ちが良いから」
洗いたての洗濯物は、とってもフカフカしていてあたたかいですよね。太陽の香りやパワーをいっぱい浴びて、幸せをチャージしたかのようです。その気持ち良さが犬にも伝わり、洗濯物の上でゴロゴロすることで、あたたかくて幸せな気持ちになれるのでしょう。ちょっとゴロゴロして寛ぎたいとき、少しだけ眠りたいとき、最適な場所なのだと思います。よく晴れたお天気の良い日には、愛犬のベッドやお布団も日干ししてあげると良いです。フカフカであたたかい寝床の出来上がりです。
犬が洗濯物の上でゴロゴロする心理④「自分の寝床だと勘違いしてしまっている」
ゴロゴロしても飼い主さんに叱られない。大好きなとってもいい香りがする。フカフカであたたかくて気持ち良い。「だから、ここは、私のお気に入りの寝床なんだ～」と勘違いしてしまっているかもしれません。洗濯物を取りこんだ後、本当はすぐに畳んでしまいたいのですが、愛犬が気持ち良さそうにゴロゴロしていたら、ついそのままにしてしまいますよね。
まとめ
犬が洗濯物の上でゴロゴロする心理には、
- 飼い主さんに構ってもらいたくて、「見て！とアピールしている」
- 習性や野生の名残りによって、「ニオイをつけたい or ニオイを消したい」
- 太陽の光をたっぷりと浴びた洗濯物が、「フカフカであたたかくて気持ちが良いから」
- ゴロゴロしても飼い主さんに叱られないので、「自分の寝床だと勘違いしてしまっている」
このようなことが考えられるのではないかと思います。洗濯物の上でゴロゴロされたら困る～というときは、愛犬のベッドやお布団も洗濯物と一緒に干してあげましょう。そうすると、自分のベッドやお布団もフカフカであたたかくなり、気持ちよくゴロゴロ寛ぐことができると思います。私は、毎回ゴロゴロされてしまうので、洗濯物の中からフェイスタオルを一枚、与えるようにしています。ゴロゴロしてみたり、スリスリしてみたり、自分の寝床に運んだりして楽しんでいるようです。
