犬が『穴』に顔を突っ込む心理3つ

犬が『穴』に顔を突っ込む心理3つ

最近ではSNSなどでも「隙間犬」というハッシュタグをよく見かけます。これは穴や隙間などに顔を突っ込んだり、入ってしまう犬を指します。このように穴や穴のような隙間に顔を突っ込む行動は、よく見かけます。いったいどのような意味があるのでしょうか。

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犬は『穴』に顔を突っ込みたがる?

砂浜に顔を埋める犬

愛犬は様々な遊びを次々に習得していきます。おもちゃを使った遊びであっても、縄タイプのおもちゃを噛んで遊んだり、小さなボールを自分で飛ばして追いかけてみたり…観ていてとても微笑ましいですよね。

そんな愛犬の行動の中には「穴を掘る」ような行動があります。一見遊んでいるように見えるこの行動ですが、夢中になって彫る仕草を見せていたかと思えば、自分で周囲のブランケットなどを上手く利用して、実際に『穴』を作っていたりして、非常に興味深いです。

さらに、そんな隙間などの『穴』に顔を突っ込み、そのままジッと動かなくなる、という光景も、犬であれば珍しくありません。「何をしてるの?」「寝ているの?」と飼い主としては気になってしまいます。

犬の本能が関係している

森で佇む犬

この『穴』に顔を突っ込むという行動には様々な説がありますが、どれも野性時代の本能が関係しているという点は一致しています。

例えば、犬は群れで行動する動物なので、休むときは皆で集まり体を寄せ合って休むため、仲間と仲間の間に顔を埋めるような状態になっていたから、という説があります。他にも穴のような巣(テリトリー)を作り、そこで休んでいたためという説もあります。

どちらにせよ、野性時代に『穴』のような隙間や空間で休んでいたことにより、今でも「穴のような場所に顔を突っ込むと安心できる」という心理が働いているものと考えられています。

犬が『穴』に顔を突っ込む心理

隙間から顔を出す犬

上記で少し触れましたが、犬が『穴』に顔を突っ込む心理をご紹介していきます。やはり一貫して、犬の気持ちを軽くしてくれるような心理が働いているようです。

「安心する」

まずは先ほどもお話しした「安心する」という心理です。元々群れで行動していた犬だからこそ、穴に顔を突っ込むことで、野性時代の安心感を本能的に感じているのです。

この場合は、単に遊んだ後やふとした瞬間に顔を突っ込んでいる際の心理を表しています。そのため、「安心したい」というよりは、単に遊び疲れて居心地の良い『穴』に顔を突っ込むことで、リラックスしている状態と言えるでしょう。

中には穴の居心地の良さからそのまま眠ってしまう犬も多いです。それほど、犬にとって穴のような狭い場所は安心できる空間ということになりますね。

「怖いから隠れたい」

ブランケットの下から顔を出す犬

次に怖いと感じることから逃げたいという心理です。人間にとっては些細なことであっても、犬にとってはとても恐ろしく感じることも多いです。例えば、雷や工事の音は、犬が怯える代表的な音として挙げられます。

こうした恐怖心を和らげるために、居心地が良い穴のような狭い場所に顔を突っ込む犬も多いです。この場合は、顔を突っ込みながら時々震えたり、あるいは尻尾が丸まっているなどの変化が見られます。

体調に不安を感じている

何か違和感を感じ不安に思っている時も穴に顔を突っ込むことがあります。自分の体の異変に戸惑い、不安を隠しきれず、自分が思いつく限りの救いを穴のような狭い場所に求めているのです。

周囲の環境に愛犬が怖がるような要素がない場合は、どこか体に異変が生じていないかを確かめてみてください。歩く際に足を引きずっていたり、あるいはごはんを食べないなどの違和感がある場合は、なるべく早く受診しましょう。

まとめ

落ち葉の間から顔を出す犬

いかがでしたでしょうか。犬が『穴』に顔を突っ込むのは、本能的に安心する場所であることを理解しているからです。安心したいとき、あるいはリラックスするために穴に顔を突っ込んでいます。異変を感じる場合は早急に病院へ連れて行くことも忘れないでくださいね。

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