犬が『怪我』をしている時に見せるサイン5つ

【獣医師監修】犬が『怪我』をしている時に見せるサイン5つ

犬は怪我をしやすい生き物です。特に関節や足を怪我をすることが多く、様々な仕草や行動で飼い主に助けを求めることがあります。今回は怪我をしている時に犬が見せるサインを5つご紹介していきます。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬が怪我をしているのサインは?

自分の足を舐める犬

犬は「我慢強い」生き物と言われていて、怪我をしても静かに耐えていることが多く、発見が遅れてしまうこともあるようです。しかし、普段から愛犬のことを気にかけておくことで、早めに対処できることもあります。いつもとは違う動きをしているなと違和感を抱いたら怪我がないか疑ってみましょう。

1.怪我をしている場所を舐める

犬は体に毛がたくさん生えているので、怪我をしていても飼い主が傷口に気づかないことがあります。そういった時は、犬の『舐める』という仕草で怪我に気づける場合が多かったりします。例えば、愛犬が前足を頻繁に舐めている。自分の体の特定の部分を一生懸命舐めようとしている。そんな仕草を見かけた場合は、怪我の痛みを感じて傷口を舐めようとしているのかもしれませんね。

2.元気がない

犬は怪我の痛みを感じたり、「怪我をしてしまった……」と一時的にショックを受けたりしていると元気がなくなってしまうことも少なくありません。また、なるべく怪我が悪化しないようにジッと横になって耐えることだってあり、結果的に元気がなさそうに見えることも。ですから、普段やんちゃな愛犬が珍しく大人しくしている場合は、怪我や病気といった体になんらかの異変が起きているかもしれない!と疑った方がよいでしょう。

3.足を怪我をした時は足を上げる

愛犬が片方の前足を不自然に上げている。そんな場合は上げている足を怪我したり痛めたりしている可能性が高いので要注意です。例えば、犬は散歩中にガラスの欠片などの尖ったものを踏んだり、ビックリした拍子に関節を痛めてしまうことがよくあります。そういった時は、足の痛みや違和感を和らげようと足を上げることが多いのです。なかには、高いところから飛んで脱臼や骨折をしてしまって痛みを和らげるために足を上げる。といったケースも少なからずあるみたいですよ。ですので、もし愛犬が半日以上足を上げたままにしているのでしたら、足の状態が良くないと判断して念のため病院に連れて行くことをおススメします。

4.いつもと違う歩き方をする

犬はジャンプをしたり走り回ったりした時に関節を痛めることがあります。例えば、椎間板ヘルニアになりやすいダックスフント、コーギーなどの胴長種はジャンプをした時に関節を痛めやすく、痛みや異変を感じた時に症状を和らげようとして歩き方がぎこちなくなることがあります。足を痛めた場合は、足を引きずるようにして歩くなんてことも。また、切り傷や火傷などのケガをした時もその部分の負担を改善するために、いつもと違う歩き方をする場合も少なくありません。

5.弱々しく鳴く

基本的に犬は周りに弱みを見せないように痛みを我慢する生き物として知られています。それはたとえ信頼している飼い主に対しても同様で、怪我や病気をしていてもジッと我慢をして助けを求めることはほとんどありません。しかし、あまりにも痛みを感じて苦しがっている時は別となります。犬は痛みに耐えられなくなると、「痛いよぉ~……」といった気持ちを込めて、弱々しく「クゥ~ン」と鳴くことがあります。

もし、愛犬が食欲を無くしながらずっと寝ている時に弱々しく鳴くことがあるのでしたら、それは怪我や病気によって痛みを感じている可能性が高いといえるでしょう。ですので、できる限り病院に連れて行ってあげてくださいね。

怪我をしてしまった時の対処法

ケガの治療をしてもらう犬

犬がソワソワしている場合は落ち着かせる

犬は怪我をすると、「いてて、怪我をしちゃった!どうしよ~!」と混乱ぎみにソワソワ動き回ることがあります。怪我をしたままの状態で歩き回らせていると怪我の状態が余計に酷くなる可能性があるので、まずは抱っこをしたり「おすわり」「まて」といったコマンドを使ったりして落ち着かせるようにしましょう。

応急処置をする(止血)

怪我をして少し出血をしている程度でしたら流水で傷口を洗ってから、怪我している部分に清潔なガーゼや布を押し当てて止血します。水がない場合は、そのままガーゼや布で止血してください。その後包帯もしくはガーゼを少しきつめに巻いてあげましょう。ちなみに、傷口を消毒するために人間の消毒液を使おうと考える人はいると思いますが、人間用の消毒液は犬にとって刺激が強すぎる場合が多いので使わないことをおススメします。できれば、愛犬が怪我をしてしまった時のことを考えて、前もって犬用の消毒液を用意しておきましょう。

応急処置をする(火傷)

もし愛犬が火傷をしてしまったらどうすればいいのでしょうか。重度のやけど(水ぶくれや皮膚がはがれるなど)の症状が出ている場合は、冷たい水を湿らせたガーゼや清潔な布を患部に当てながら、できるだけ早く病院に連れて行ってあげてください。皮膚が赤く腫れている程度の軽度の火傷でしたら、流水を使って患部を冷やしてあげましょう。

病院に連れて行く

簡単な応急処置の方法をご説明しましたが、基本的には怪我をしたらなるべく早く病院に連れて行ってあげてください。なぜなら、一見軽度に見える怪我でも実は思っていたよりも症状が酷かった!というケースが少なくないからです。また、はじめは軽度の怪我だったけれど、処置がちゃんと出来ていなかったことで患部が化膿した。症状が悪化してしまった。というケースも少なからずあるのです。

特に、犬がずっと足を上げたままにしている。足を引きずるようにして歩いている。といった時は脱臼や骨折をしている可能性があるので、愛犬の異変に気づいたらすぐに病院で治療をしてもらう必要があるといえるでしょう。

まとめ

気持ちよさそうに眠る子犬

犬は基本的に痛みをジッと我慢する生き物なので、愛犬が怪我や病気をしたときに気づいてあげられないことがあります。ですので、もしもの時に備えて飼い主が怪我をした時にしやすい犬の仕草や行動を知っておくのは大切といえます。また、普段から愛犬の仕草や行動をよく観察しておくと、怪我をした時に「いつもとなんか違う」と異変を感じやすくなるので、毎日愛犬の様子を観察することも大事といえるでしょう。愛犬が怪我をしてしまった時は、怪我が悪化しないようになるべく病院に連れて行くようにしてあげてくださいね。

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