やめて!犬が人に噛み付いてしまう時の心理と対処法

やめて!犬が人に噛み付いてしまう時の心理と対処法

犬の飼い主として、愛犬に1番させてはいけないことが人に嚙み付いてしまうこと。犬はよっぽどのことがない限り、攻撃の意味を持って人を噛むことはないはずです。この記事では犬が人に噛み付いてしまう時の心理と対処法をご紹介いたします。

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犬が人に噛み付いてしまう時の心理

人の袖を噛んでいる犬

愛犬との生活を毎日楽しんでいる飼い主さんが多いと思いますが、なかにはしつけが上手くいかず、せっかく楽しいはずの愛犬との生活に少しばかり疲れている方もいるかもしれませんね。特に人に怪我を負わせる可能性がある「噛み付き」については、しつけが上手くできなくてもしょうがないや…、では済みませんよね。

外で出会う知らない人や動物病院の獣医さんなど、家族以外の人に対して噛みつこうとする子もいれば、家族である飼い主さんに対しても噛み癖のある犬もいると思います。私達が意味もなく人に対して暴力を振るうことがないように、犬も意味なく人に噛み付いてしまう事はありません。

犬が人に噛み付いてしまう心理を理解し、適切なしつけをしてあげる事で愛犬も私達も周囲も平和に過ごせるようになるはずです。

遊んでいる時に興奮して噛み付いてしまう

飼い主さんと楽しく遊んでいる時、ヒートアップしすぎて興奮状態から、なかなか冷静になれないタイプの子もいます。興奮しているとオモチャで遊んでいる時に間違えて飼い主さんの手を噛んでしまう事も…。愛犬自身に悪気はなく、噛み付いてしまった事も良くわかっていない場合もあります。興奮状態のまま叱っても、犬はなんで叱られているか分からないでしょう。興奮しやすい犬に見られる噛み付きになります。

要求したいことがある時の噛み付き

犬は子犬の頃に飼い主さんに遊んでほしい時や、オヤツがほしいなどの要求がある時、甘噛みしてくることが多くあります。子犬の乳歯は永久歯と比べると先が尖っているので、甘噛みされると少しは痛いのですが、噛む力自体が弱いので大怪我をするような事はありません。この時期に甘噛みを止めさせるしつけをせず、オヤツなどの要求を応えていると成犬になってからも要求噛みを続けることがあります。

恐怖心や不安

人見知りで神経質な性格の犬は知らない人や他の犬に対して恐怖心や不安を抱く子がいます。お散歩中の愛犬に、通りすがりの人が声をかけてきた事はありませんか?この時、警戒して吠えてしまうタイプの子は、見ず知らずの初対面の人に恐怖心を抱いている可能性が高いです。リードをつけてお散歩していると思いますので、噛み付くまではいかないと思いますが、犬自身は噛み付いてもおかしくない状態なのかもしれません。

犬が人に噛みつかなくする対処法

人差し指を噛んでいる犬

子犬の頃のしつけが重要

上記に書いたように子犬の頃の甘噛みは、大怪我に繋がる可能性が低いもの。子犬からしてみれば要求とはいっても、飼い主さんに自分の意思を伝えるためのコミュニケーションでもあります。「それほど痛くないし…かわいいし…」と甘噛みを止めさせるしつけをしない飼い主さんもいるようです。しかし、この時期に「噛むことはイケないこと」としっかり教えてあげないと成犬になってから本気噛みが出やすくなってしまいます。

また恐怖心や不安から知らない人に噛み付きそうになってしまう犬も子犬の頃の経験不足からきます。子犬は生後12週齢頃までの生活環境や経験が、その後の性格に大きく影響してきます。この時期はたくさんの知らない人や他の犬と触れ合って、さまざまな経験をすることで社会に適応しやすくストレスにも強い性格に育つと言われています。子犬の頃は二度と来ないとても大切な時期なので、噛み付かない子に育つためにも多くの経験をさせてあげて下さい。

興奮して噛み付いてしまう犬の対処法

つい興奮しすぎて噛み付いてしまうタイプの子は、興奮しすぎないよう気をつけて遊んであげましょう。興奮してきたな、と感じたら、いちど遊びを中断してフセやマテなどで落ち着かせてあげてください。冷静さを取り戻したところで遊びを再開しましょう。

要求する時に噛み付いてしまう犬の対処法

要求したいことがある時に、噛み付くことで意思表示をしてくる犬には徹底無視で対処しましょう。噛む行為が始まったら存在を感じないかのように無視してください。視線を愛犬に向けるだけでも要求に応えたことになるので気をつけましょう。遊んだりお散歩の欲求を満たしてあげるのは、おとなしく落ち着いて過ごしている時に飼い主さから誘ってあげましょう。

恐怖や不安から噛み付いてしまう犬の対処法

成犬になってから恐怖や不安で噛み付きそうになってしまう犬は、やはり子犬の頃の経験不足が大きく影響していると考えられます。お散歩中に知らない人に噛み付く恐れがある場合、飼い主さんひとりのしつけでは改善するのは難しいかもしれません。お散歩中はリードをしっかり持ち、極力人通りの少ない道を選ぶなどの心配りが必要になるかも。

しかし、この理由で噛み付きそうになる犬は、犬自身も恐怖や不安などのストレスを感じています。しかも、人を怪我させてしまうかもしれない状況であれば、無理をせずプロのトレーナーさんに協力を求めるのが一番だと思います。トレーナーさんの力を借りて、愛犬を恐怖や不安のストレスから開放してあげる事で噛み付きも改善するでしょう。

まとめ

人の足を噛んでいるパグの子犬

犬が噛み付いてしまうのは飼い主さんの責任です。犬は悪くありません。飼い主さんが噛まれるのも大変ですが、知らない人に噛み付いてしまったら大問題です。そして噛み付き行為は、犬自身もストレスを感じている可能性もあります。流血してしまうほど強く噛んでしまう子はトレーナーさんの力を借りましょう。

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