犬にとって効果のある『叱り方』とは?

犬にとって効果のある『叱り方』とは?

愛犬のしつけは上手に出来ていますか?私は今の愛犬が初めてのペットですが、正直に言うと子犬の頃のしつけは難しかったと感じています。愛犬が理解しやすいような、効果的な叱り方を覚えておくと役に立つかもしれません。この記事では犬にとって効果のある叱り方をご紹介したいと思います。

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犬にとっての「しつけ」とは

見つめる犬のアップ

子犬であれ、成犬であれ、ペットとして飼われている犬には必ずしつけが必要になってきます。犬へのしつけは、愛犬が人間社会の中で生活していくためにとても必要なこと。飼い主である家族とはもちろん、他の人や犬ともコミュニケーションがとれ、周囲に迷惑をかけることなく共存するためにしつけは重要になってきます。

しつけが不十分な犬は問題行動が多く、まわりに迷惑をかける危険性があるだけでなく、犬自身が不安や恐怖心、ストレスを感じやすくなってしまう可能性があります。しつけが出来てきていないということで、愛犬の幸せを奪ってしまっている可能性があるのです。

しつけで犬を叱る時は、毅然とした態度で伝わりやすい短い言葉で一喝するのが好ましいです。上手に出来ないからといって、決してイライラして怒りの感情を犬にぶつけてはいけません。叱る事と感情任せに怒る事はまったく別になるので注意しましょう。

犬にとって効果のある叱り方

叱られて困った顔をする犬

短く理解しやすい言葉で一喝する

愛犬を叱る時は「してはいけないこと」をした時ですよね。飼い主さんが大事にしているものを噛まれたり、電気コードなど事故に繋がりかねないものをイタズラしようとしている時だと思います。飼い主さんが何かをしていて手を離せない時、すぐに愛犬のそばに駆け寄れないこともあると思います。愛犬と少し距離がある時、言葉によるコマンドだけで愛犬が理解してくれると1番助かりますよね。

言葉で叱る時の効果的な方法は「ダメ」「イケナイ」「ノー」などの短いコマンドを使うこと。少し大きめの声で、低音を意識しましょう。大切なのはコマンドを統一すること。家族全員がバラバラのコマンドを使っていたり、叱るたびに変更するのは避けてください。愛犬が叱られていることを理解できるよう、母犬がしつけで叱る時に唸るようなイメージで声を低く発声するのもポイントです。

冷静に叱る

上記にも書きましたが、叱る事と怒る事はまったく別のものになります。愛犬のしつけが上手くいかずイライラしてしまったり、仕事や家事のストレスで疲れが溜まっている時など、特に感情的になりやすいと思いますが、犬に対して感情をぶつけるのは逆効果になります。犬は飼い主さんの心理を感じ取りやすい生き物なので「自分にストレスぶつけてる…」とすぐに感ずかれます。

犬を叱る時は、つねに冷静で毅然とした態度。愛情の気持ちを持って、心から叱ることで愛犬にも伝わりやすくなります。また、飼い主さんの目から見て、ちょっとした笑ってしまうようなイタズラだと「ちょっと~、やめて~」と笑って駆け寄って止めてしまう事もあると思います。しかし、これを1度やってしまうと犬は「飼い主さんが喜んでる!」「遊んでくれてる!」と間違って学習してしまう事があります。

ちょっぴり微笑ましいようなイタズラでも、もし止めてほしい内容であれば、しっかり冷静に叱るようにしましょう。

現行犯で叱る

犬を叱るタイミングはイタズラの真っ最中か、もしくはイタズラが終わった直後がベストです。犬は短い時間の記憶力が乏しく、個体差はあるものの数十秒前の出来事ですら覚えていない可能性があります。「してはいけないこと」を理解しやすくするために現行犯で叱ることも重要です。

叱った後はたっぷり褒める

飼い主さんの膝で撫でられる犬

犬も人間同様に叱られることを好むタイプの子はあまりいないと思います。なかには長時間時叱られ続けることで、ストレスを感じてしまう子も。叱った後にはイタズラを止めた事に対して、しっかりと褒めてあげましょう。ご褒美のオヤツをあげるのも良いですね。

イタズラをする→叱られる→イタズラを止める→褒められる。この一連の流れを何度か繰り返すことによって「してはいけないこと」を徐々に理解していってくれるはずです。叱られっぱなしは寂しいものなので、褒める時はしつこいくらいにたっぷり褒めてあげましょう。

まとめ

飼い主さんの手が頭に乗っている犬

犬はとても賢い生き物です。犬種や個体差によって性格に違いはあるものの、犬が理解しやすいよう簡潔に叱ることの大切さは、どの犬種にも共通する部分ではないでしょうか。叱る側の飼い主さんが、上手に叱れるかもポイントになってきますね。犬は人の心理を見抜きますので、心の底から愛情を持って叱るように心がけましょう。

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