犬が飼い主に顔をぶつけてくる心理3つ

犬が飼い主に顔をぶつけてくる心理3つ

犬が飼い主に顔や頭をぶつけてくることがあります。その仕草はそっと寄り添うような甘えからわがままな要求、そして思いもよらない疾患のあらわれである可能性もあります。大切な愛犬の気持ちを理解し、健康を守るためにもぜひその心理を知っておきましょう。

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①「なでて欲しい」という甘え

なでられている柴犬

犬が飼い主に対して顔や頭を押し付けてきたりぶつけてくるときには「なでて欲しい」という心理のあらわれであることが多く見られます。特に優しく顔や頭を押し付けてきたり、飼い主の手や足にそっとあごを置くような仕草であればそれは甘えの気持ちが強い傾向にあります。

飼い主の体に自分の体をつけているだけでリラックスできる犬も多いので、安らぎたいという気持ちから顔や頭をぶつけたり乗せたりすることもあるでしょう。

リラックスしているときは、顔や頭を飼い主に乗せて預けたまま目を閉じたり、鼻から深く息を出したりする様子も見られます。

②「もっと構って」という要求

飼い主に抱かれる茶色い犬

飼い主にそっと顔や頭を預けてきたりコツコツと軽くぶつけてくるような時は、「なでて」「遊んで」など甘えの気持ちがあるとしましたが、場合によってはもう少し強い気持ちの要求であることもあります。

飼い主にぶつけたり押し付けたりする力が強引である程、要求の気持ちも強くやや傲慢さがあらわれていると考えられています。飼い主に対して要求するということは、自分の方が飼い主よりも立場が上であると思っていたり要求すれば何でも聞いてもらえると思っていたりします。

このようなときは犬の要求のままになでたり構ったりせず、飼い主のペースで行うようにして要求には従わないという意思を示すようにしましょう。

③脳や神経系疾患、ストレスの可能性

黒い犬の横顔

これは飼い主に顔や頭を押し付けるというよりも、壁など硬い場所に押し付けている場合は少し注意が必要です。これは「ヘッドプレス」といって脳腫瘍や中枢神経の損傷など重大な疾患が隠れているサインだと言われています。

このヘッドプレスとともに同じ場所を歩き続けるなど異常行動が見られた場合はその確率がかなり高いと考えられています。これは犬に頭痛が起きており、それを抑えるために行っていると推測されていますがわからない部分も多くあります。

犬は基本的に頭痛を起こしにくいと言われているため、ヘッドプレスを見せているときには体に異常が現れていると考えできるだけ早く獣医師の診察を受ける必要があります。

また、壁に顔や頭を押し付けたままじっとしている場合は虐待などで非常に強いストレスを感じているということもあります。ただしこのような様子を見せるには、よほど強烈なストレスを受けた場合に限ると考えられています。

ですので幸せに暮らす家庭犬が何もない状態で急にこのような様子を見せることはほとんどないでしょう。

犬が飼い主に頭をぶつける心理まとめ

頭をなでられている犬

犬は甘えたいときやリラックスしたいとき、かまって欲しいなど要求を伝えたいときなどに飼い主に顔や頭をぶつけたり押し付けてくることがあります。

愛犬のそのような姿はとてもかわいく愛おしいものですが、甘えや要求をすべてそのまま受けて入れてしまうと犬をわがままにするなど関係性に悪影響を与えてしまう可能性もあります。

この場合には犬の要求通りではなく飼い主のペースで構うようにするといいでしょう。

また、脳や神経の疾患の影響から壁に顔や頭を押し付けるといったこともあります。その他に異常行動が見られないかなど十分に注意しながら様子を見て心配があれば獣医師に相談するようにしましょう。

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