子犬を譲り受けた後のブリーダーとの上手な付き合い方

子犬を譲り受けた後のブリーダーとの上手な付き合い方

最近ではペットショップだけでなくブリーダーから子犬を譲り受ける人も増えてきました。ブリーダーから子犬を譲り受けた場合、その後はどのように付き合っていくべきなのでしょうか?

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譲渡後もブリーダーと付き合いは必要?

ラブラドールの子犬

ブリーダーから犬を購入する場合、譲り受けた後にも付き合いが必要なのか、面倒なことはないかなどが気になる人もいると思います。結論から言うと子犬譲渡後にブリーダーとの付き合いが必要かどうかはそのブリーダーにより異なります。

子犬引き渡し後は何かトラブルがあったり気になることがあれば問い合わせをする程度という関係性もあれば、半年ごとや一年ごとなどに成長報告をする必要がある、ワクチンやフィラリア予防の証明書を送らなければいけない、など付き合いの深さは本当にさまざまです。中には血統やショーへの出陳の関係で避妊去勢手術を禁止したり、譲り受けた犬の交配を希望する場合は必ず連絡をしなければならないなどの決まりがある場合も。子犬引き渡し時などにそういった内容を取り決めする規約や書類にサインをすることがあると思いますので、しっかりと確認しておきましょう。

ブリーダーは“犬種のプロ”として頼ろう

ゴールデンレトリバーの親子

ブリーダーと言ってもあくまで“素人繁殖家”にすぎないあまり質の良くないブリーダーもいますが、優良ブリーダーであれば繁殖している犬種のことを知り尽くしたプロであり、とても頼れる存在となるでしょう。

犬のことで頼る相手と言えば獣医師が最も多いと思いますが、場合によってはブリーダーの方が怪我や病気の傾向、行動やくせなど犬種特有のトラブルを熟知していることもあるでしょう。特に飼育数があまり多くないめずらしい犬種の場合などは幅広い知識が必要とされている獣医師よりもその犬種のブリーダーの方が知識や情報を持っている可能性もあります。飼い始めなどは気になることもたくさんあると思いますので、心配や不安があればブリーダーに相談してみるといいかもしれません。

信頼しすぎるのはよくない可能性も

抱っこされている2頭の犬

ブリーダーは犬種のプロとして頼れる存在ではありますが、全面的に信頼しすぎてすべての指示に従ってしまうとあまり良くない場合もあるので注意しましょう。ブリーダーはあくまで繁殖を行うことで犬の血統を守っていく人たちであり、獣医師のように多岐にわたる病気を熟知しているとは限りませんし、ドッグトレーナーのように行動学の知識があるとも限りません。また、その犬種を愛する気持ちからかなり偏った考え方を持ってしまっているブリーダーもいますし、反対にほとんど専門的な知識がないにも関わらず繁殖をしてしまっているブリーダーもいます。そうしたことが健康やしつけに悪影響を与えてしまう可能性もあるのです。

そのため犬に関する疑問や心配は、ブリーダーだけでなく獣医師やドッグトレーナー、ペットショップの店員など犬に携わる多くの人に相談し意見を求めることが大切だと思います。ひとりの意見ではなく、さまざまな分野の人の考えを聞いてその中から必要な情報を精査することが飼い主には必要なのです。

<まとめ>愛犬のブリーダーとの上手な付き合い方

うれしそうに走るジャックラッセル

犬種のプロであるブリーダーはさまざまな知識を持っている場合も多く、犬を飼う上でとても頼りになる存在でしょう。しかし、中には偏った考えを持ったり、知識の浅いブリーダーがいることもあるので付き合い方には十分注意するようにしましょう。子犬の引き渡し後の付き合いについては購入時の規約などに書かれていることもあるので確認が必要です。適度な距離を持って、“愛犬のことを知っている専門家のひとり”として上手に付き合っていけるといいですね。

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