狂犬病になってしまった犬の状態とは?

狂犬病になってしまった犬の状態とは?【獣医師監修】

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日本では狂犬病は根絶したと考えられていますが、海外では毎年のように狂犬病が発症し、多くの人が影響を受けています。日本にいるかぎりあまり狂犬病は身近なものでなくワクチン接種くらいしか知らないため、この狂犬病について知識を得ておくことが重要になるでしょう。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。仙台市の動物病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

狂犬病が現在の段階で発症していない地域

狂犬病と書かれたカードを持った医者

公的な発表で、狂犬病がないと報告されているのは、日本、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、北欧、一部の島だけです。

狂犬病の症状とは

怯えて耳を伏せている犬

狂犬病には特徴的で特有の症状が出ます。

水を怖がるようになる

狂犬病は別名を狂水病または狂水症といい、とにかく水を怖がります。その症状は、水を飲むとのどが激しい痛みを起こすようになったり、痙攣をおこしたりするようになり、そのために水を怖がるようになります。狂犬病は神経が過敏になり過ぎるため、飲んだら痛みがあるという体験が増幅されます。

音や風も怖がる

狂犬病になると神経が過敏に反応するため、五感が異常に感じやすくなってしまいます。そのため、ふだんなら何でもないような音でも大きく聞こえたり、風が肌を通っていくだけでも打撃を受けたような感覚になったりしてしまいます。

狂犬病の感染源は

唾液を飛ばしながら威嚇する犬

動物から動物の場合

狂犬病というのは、狂犬病ウイルスが体内に入り、脳や神経細胞に悪影響を与える病気です。

このウイルスは、高濃度の濃縮された状態で唾液に含まれるため、噛まれることで傷口から唾液が入り込み感染します。

アジアでは、狂犬病が感染するのは犬が多いために、狂犬病には犬の漢字が入っていますが、原則的には哺乳類であれば、種類に関係なく感染します。

動物から人の場合

狂犬病はそのウイルスをもっている動物が、相手を噛まない限り感染しないので、動物から人に感染する理由も噛まれることが原因です。

狂犬病になると一般的に動物は凶暴性が強くなり、その結果人に噛みつくことで感染が成立してしまいます。

また凶暴性がない場合もありますので、狂犬病が確認されている地域に行く際は、不用意に動物に近付くようなことは避けるようにしましょう。

人が人への感染は

現在までに、狂犬病ウイルスが感染した人から別の人に感染したという実例は今のところはないようです。

狂犬病になる動物は何か

暗闇の中の猫と犬の顔

狂犬病というと犬だけという印象を日本人は持ちますが、実は違っています。どんな動物がいるのでしょうか。

アジアの場合

アジアでは狂犬病は一般的に犬が一番多く発症しますが、などもかなりの数で発症しています。

アジアでの感染源になる動物は、犬猫が多いようです。

北米、その他の地域

北米などではコウモリ、リス、アライグマ、スカンク、キツネなど多くの哺乳類で感染事例が報告されています。

基本的に狂犬病は、どんな哺乳類にも感染するということを忘れず、特に狂犬病の発症がある地域に行く際は、上記の動物にむやみに触らないなど特に注意しましょう。

まとめ

狂犬病の予防ワクチン

この狂犬病は、最大最強の感染症と外国では認知されていますが、日本は国内での発症がないため、警戒心がとても薄れています。

そのため海外に行くと、狂犬病の予防接種をしていないのに平気で野生動物に触ろうとするため、現地の人はとても驚いています。

現在国内には、狂犬病に感染した犬などはいませんが、いつどこで外国から入ってきた動物から感染するのかわからないので、知識だけはしっかりと持つようにしてください。
また、わんちゃんへの狂犬病の予防接種はかならず受けさせるようにしましょう。

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