犬の散歩中にやるべきではないNG行為6選

犬の散歩中にやるべきではないNG行為6選

飼い主さんのマナーやモラルが問われる愛犬との散歩。あなたは愛犬との散歩中に、マナーやモラルを守っていますか?やるべきではない行為をして、人に迷惑をかけたり愛犬を危険にさらしたりしていませんか?この記事では、犬の散歩中にやるべきではない行為についてご紹介します。

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愛犬との散歩中にやってはいけない行為をしていませんか?

びっくりした顔のシベリアン・ハスキー

犬にとって散歩は単なる運動ではなく、外の空気に触れ、様々なにおいや物、音、人、犬などに出会える貴重な時間。この時間を毎日楽しみにしている犬は多いでしょう。
散歩の時間を心待ちにしている愛犬を見ると、どんなに朝眠くても夕方疲れていても、外へ連れて行ってあげたくなりますよね。

愛犬とは楽しい散歩をして、絆を深めていきたいものですが、うっかり散歩中にやるべきではない行為をしていませんか?
自分ではそんなつもりがなくても、周りの人に迷惑をかけたり、愛犬を危険にさらしたりしているかもしれません。
そこで今回は、犬の散歩中にやるべきではない行為をご紹介していきたいと思います。
当てはまる行為をしていないか、ぜひチェックを。

①ノーリード、リードを長く持つ

ノーリードで芝生を走るマルチーズ

リードをつけないノーリードで、愛犬の散歩をするのはNGです。
どんなにトレーニングされたおとなしい犬であっても、何かの拍子にパニックを起こして、逃げていってしまったり、人や犬を噛んでしまったりするかもしれません。
また、すれ違う人が全て犬好きとは限りません。
人懐っこいフレンドリーな犬であろうが、かわいい子犬であろうが、犬が苦手な人にとってノーリードで制御できない状態の犬は、恐怖でしかないかもしれません。

リードをつけていても、それを長く持っていては、突然の犬の制御ができないため、やはり危険です。
愛犬の散歩をするときは、必ずリードを着用させ、リードは短く持って、飼い主さんのそばを歩かせるのが鉄則です。
この鉄則を守ることで、道路への飛び出しや拾い食いなどの危険から愛犬を守ることもできます。

②歩きスマホ

スマホを持つ女性の手

夕方暗くなってから愛犬の散歩をしていると、暗がりに浮かび上がる青白い顔にびっくりすることがあります。
その正体は、いわゆる歩きスマホをしている人なのですが、歩きスマホをしながら犬の散歩をする飼い主さんも見かけます。

歩きスマホ自体が迷惑で危険な行為ですが、これに犬の散歩がプラスされると、さらに迷惑度や危険度が増します。
飼い主さんがスマホに気を取られている間に、前から来た人や犬に愛犬が飛びついてしまったり、拾い食いをしてしまったりして、取り返しのつかない事態を招きかねません。
散歩中は、常に愛犬や周りの様子を確認できるようにしておきましょう。

散歩中にどうしても出なければいけない電話がかかってきたときは、道の端に寄って止まってから。このとき、リードを短く持つことを忘れないでくださいね。

③排泄物の放置

散歩中に犬のウンチを拾う女性

犬の排泄物の放置は、誰にとっても不快で迷惑なものです。
私は、愛犬の散歩中に他の犬がしたウンチを踏むという悲劇に見舞われたことがあります。
靴の裏の溝に入り込んだウンチがなかなか取り除けず、かなりブルーになりました。

家で排泄を済ませてから散歩へ行くのが理想的とされていますが、それでも絶対に散歩中に排泄をしないとは限りません。
たとえ家で排泄を済ませていても、手ぶらで出かけずに、排泄物の処理をする道具を持ち歩きましょう。
そして必ずウンチは拾って持ち帰り、オシッコはペットボトルに入った水で流すなどしましょう。

ワンランク上の飼い主さんは、散歩バッグにトイレシーツを用意しておき、愛犬が排泄のサインを見せたらトイレシーツを敷いてその上で排泄させます。
そして、もしもアスファルトの上にオシッコをした場合は、4分割にしたトイレシーツでオシッコを吸い取ってから水で流し、さらにトイレシーツで吸い取って処理をします。

④子供にリードを持たせる

座る犬とリードを引っ張る女の子

子供というのは、何でも大人の真似をしたがりますよね。
散歩中に、愛犬のリードを持ちたがる子も多いでしょう。
しかし、しつこいおねだり攻撃に負けて、子供にリードを持たせてしまうのは危険です。

たとえ小型犬であっても、興奮して急に走り出すときの力は強く、子供では制御できないかもしれません。
リードに引きずられて子供が転倒したり、リードを放してしまって犬が車にひかれたりする可能性があります。

散歩中はどんなハプニングが起こるか分かりませんので、いざというときに犬をしっかり制御できる人がリードを持たなくてはいけません。
どうしても子供がリードを持ちたがるのなら、リードを2本つけて1本は子供に持たせ、もう1本は親が持って、子供の後ろをついて歩くという方法があります。

⑤人の迷惑になる場所でのマーキング

木にマーキングをするビーグル犬

犬が片方の後ろ脚を上げて、電柱などに小出しにオシッコをするのはマーキングです。
マーキングは縄張りの主張で、散歩中あちこちに自分のオシッコのにおいをつけて、自分の存在をアピールしています。
オスだけではなく、メスでも積極的で強気な性格の子は、片足を上げたり逆立ちをしたりしてマーキングをすることがあります。

マーキングは、犬の祖先であるオオカミから受け継いだ習性ですが、人の迷惑になる場所でマーキングをさせるのはマナー違反です。
よそのお宅の門柱や塀、生け垣などはもちろん、カーブミラーや標識の柱、ガードレール、電柱、公園の遊具やベンチなどへのマーキングも人の迷惑になります。
このような場所では、愛犬がマーキングしないように飼い主さんが気をつけなくてはいけません。

まず、他の犬のオシッコのにおいを嗅ぐとマーキングが誘発されるので、マーキングさせたくない場所では、におい嗅ぎをさせないようにすることが大切です。
また、マーキングさせたくない場所は走り抜けるというのも手です。
もしマーキングしてしまった場合は、ペットボトルに入った水でしっかり洗い流しましょう。

⑥自転車で犬と並走する

自転車と並走するゴールデン・レトリーバー

自転車に乗って、犬を並走させている飼い主さんを見かけることがあります。
愛犬を思い切り走らせてあげたいのか、飼い主さんが歩くのが面倒なのか分かりませんが、公道で自転車に乗って犬を散歩させるのは道路交通法違反です。
3か月以下の懲役か、5万円以下の罰金に科せられることもあります。

道路交通法では、自転車の運転者は事故につながるような危険な運転をしてはいけないことになっており、自転車に乗っての犬の散歩もこれに該当します。
片手でリードを持った状態での自転車の運転は、ハンドルやブレーキの操作に支障が出ますし、犬が急に暴走したり、方向転換したりすればバランスを崩して自転車が転倒する危険があります。

河川敷など公道ではない場所を、自転車で犬と並走するのは違反になりませんが、危険が伴うことに変わりはありませんし、愛犬の体力などによっては身体に負担をかけてしまうこともあります。こうしたことをよく考慮して判断を。

まとめ

楽しそうに散歩をするジャック・ラッセル・テリア

いかがでしたか?愛犬との散歩を振り返り、当てはまることはありませんでしたか?
もしあった場合は、周りに迷惑をかけたり、愛犬を危険にさらしたりする可能性があります。
ぜひ今日の散歩からでも、その行為はやらないようにしましょう。

愛犬との散歩をより楽しいものにするためにも、散歩中は常に周りに配慮することと、愛犬の安全を確保することを忘れないでくださいね。

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