万が一も考えて…愛犬が交通事故にあった時の対処法

【獣医師監修】万が一も考えて…愛犬が交通事故にあった時の対処法

愛犬が交通事故にあってしまう原因としては様々な事が考えられます。飼い犬の交通事故は多くはありませんが「絶対ない」とは言い切れません。そこで今回は万が一も考え、愛犬が交通事故に遭ったときの対処法を知っておきましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

交通事故の原因で多いのは?

道路に座り込む犬

万が一のことを考え、愛犬が交通事故に遭ってしまったときの対処法を知る前に、まず犬の交通事故で多い原因を確認しておきましょう。このような状況をまず作り出さないことが、愛犬の交通事故を防ぐ第一歩です。

飼い主さんが抱え直す際に起きる事故

散歩をしている途中で愛犬を抱っこするという飼い主さんは少なくありません。特に小型犬で長距離を歩くという場合、途中で愛犬が疲れてしまい、抱っこしてしばらく歩くという経験をした飼い主さんは多いでしょう。

しかし、こうして愛犬を道路で抱っこし、いざ降ろそうとした際に車がやって来て、愛犬が一歩道路側に足を踏み込んだ瞬間に事故に遭ってしまうということが意外と多いです。

愛犬を抱っこし降ろす場合は、まず左右をしっかり確認し、車や自転車が来ていないことを確認した上で道路の端っこに降ろすようにしましょう。

散歩の際にリードが抜けてしまい交通事故に遭う

散歩中の犬

現在でも最も多い事故原因の1つに、散歩の際に愛犬につけるリードが緩んでおり、緩んだリードから愛犬が抜け出してしまい事故に遭うということがあります。

中にはリードが抜けても気付かず、あるいは隣でジッとしている犬もいるでしょうが、まったく気付かずに急に走り出したとしたら…飼い主としてはゾッとしますよね。

犬だけで走り出した瞬間に車がやって来た場合、犬は子どものように予測不能な行動をとる事が多いです。これにより交通事故に繋がってしまうという危険性があります。

散歩に行く前にまずリードが緩んでいないか、また散歩中は飼い主がリードを離さないよう、しっかり腕に巻き付けたり、片方の手だけではなく、両手でしっかり持つようにしましょう。

屋外で飼っている場合は脱走先で遭うことも

最近では大型犬であっても室内飼いしているというお家が多いです。ほとんどの家が基本的には室内で飼育しているでしょう。しかし、中にはもちろん屋外で飼育しているご家庭もあります。

屋外飼育の場合、ちょっとした衝撃や好奇心から脱走してしまうことも考えられます。そして脱走先で交通事故に遭ってしまうというケースも未だになくなりません。

よくある事例に雷の音や花火の音に驚き逃げ出してしまうというケースがあります。このように愛犬が怖がるような状況になることが予想される日は室内に入れてあげるなど、飼い主が対策してあげる事が重要です。

愛犬が交通事故に遭ったときの対処法

道路で下をむく犬

では、もしも愛犬が交通事故に遭ってしまった場合、飼い主さんはどのような行動を取るべきなのでしょうか。いざという時にパニックにならないためにも、普段からシミュレーションをしておくことが大切です。

触れる際はタオル越しで触って

交通事故に遭ってしまった犬は、普段から飼い主に懐いていてもパニック状態に陥っていたり、意識が朦朧としているため、飼い主を飼い主だと正確に認識することができず、噛みついてしまう可能性があります。

大切な愛犬が事故に遭ってしまった場合、「愛犬が瀕死の状態なのに、噛まれることくらい我慢できる」と思ってしまいますよね。しかし、飼い主さんの手が怪我をしている状態で愛犬を抱き上げることは、安定感の点でいえばリスクが伴います。

下記で詳しく紹介しますが、犬を動物病院へ緊急搬送する際は、なるべく体勢を動かさないということが重要です。そのため、まずは飼い主が自分の安全を確保し、その上で愛犬を助ける必要があります。

体勢をなるべく変えないよう病院へ連れて行く

犬が交通事故に遭ってしまった場合、状況にもよりますが、意識がなくなってしまったり朦朧としたり、呼吸困難になってしまっている場合もあります。この時、飼い主さんができる救急処置には例えば出血がひどい場合は止血処置などが考えられます。しかし、十分な処置ができないまま状態悪化してしまう可能性もあります。できるだけ早く動物病院に連絡して一刻も早く連れて行くようにしましょう。

揺さぶったり、慌てて抱き上げると犬に思わぬ負担を掛けるかもしれません。余計に傷が酷くなってしまったり、臓器に負担を掛けてしまうなど悪影響が考えられます。

かかりつけの動物病院が緊急時にすぐ来てくれるなどの対応を取ってくれる場合はすぐに電話をし、自分で連れて行く場合には、なるべく犬の体勢を変えないよう、早急に車で動物病院へ連れて行ってあげましょう。

どちらの場合もかかりつけの動物病院ですぐに対応できるかどうかも重要ですので、事故が起こった直後に電話をして指示をしてもらうと確実です。

動物病院で検査をしてもらう

病院のベッドで横になる犬

最近ではあまり見かけることがなくなりましたが、何かの拍子に家から脱走してしまい、その先で交通事故に遭ってしまうということも考えられます。このような場合、驚くことに軽傷であると犬は自力で自分の家まで帰ってくることが稀にあります。

その際、飼い主も元気がない、傷があるなどの異変に気付くはずです。「もしかして事故に遭ったのかも」と少しでも感じたのであれば、早急に動物病院で検査をしてもらいましょう。血液検査やレントゲン検査をすることで事故に遭ったかどうかを診断してもらうことが可能です。

早急に病院へ連れて行くことが重要!

女性の獣医さんと犬

いかがでしたでしょうか。愛犬が交通事故に遭ってしまった場合、飼い主さんが自らどうにかしようとするのではなく、まず動物病院へ連れて行くことが大切です。なるべく体勢を動かさないよう、そっと車に乗せ、早急に病院へ連れて行ってあげてください。

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