頭痛を感じていると思われる時の症状1:頭を低くして吠える
海外で「偏頭痛」と診断された犬が、発作の時によく見せていた行動として、「頭を低くして吠える」ということが挙げられています。
頭を上げると痛みが酷くなるため、頭を下げながら「痛い!」と吠えて伝えようとしているのでしょう。
通常は吠える時、頭を上げて力強く吠えますが、このようにいつもと様子が異なる吠え方をするようであれば、頭痛などの異常を疑ってみるといいかもしれません。 もちろん首のヘルニアがあった時も痛みから頭を上げられなくなる場合がありますので、いずれにせよ異常があれば病院に相談しましょう。
頭痛を感じていると思われる時の症状2:光や音に過敏になる
私たち人間も共感できると思いますが、頭が痛いときはいつもなら特に気にならない光でも「眩しい」と感じたり、物音に「うるさい」と感じることがありますよね。
光や音の刺激が頭に響いて、余計に頭痛を増幅させます。犬も人間と同様に感じているので、いつもより音や光に敏感になってくるという症状がみられます。
頭痛を感じていると思われる時の症状3:嘔吐する
頭痛が原因で嘔吐してしまうこともあります。頭がクラクラして、気持ち悪くなって吐いてしまう状況ですね。
いつもより元気がなく、空腹や誤飲をしたわけでもないのに嘔吐した場合は、頭痛を始めとする身体の不調があることを念頭に置いておくと、早期発見につながります。
頭痛を感じていると思われる時の症状4:頭を壁などにおしつける
頭痛があると思われる時、頭を壁や家具などに押し付けるような仕草をしめす場合もあります。そういった場合には頭痛がある可能性もあるため、食欲がなかったり元気がなかったりなど、他の症状もみられるようであればはやめに病院さんに相談しましょう。
頭痛を感じていると思われる時の症状5:隠れる、大人しくなる
頭痛を感じているときには、出来るだけ外部の刺激を受けずに静かなところで休みたいと犬も思います。
いつも元気なワンちゃんが急に大人しくなったり、家族から離れて休むようになったり、テレビなどの音のするものから離れるようになった場合は、頭が痛いのかもしれません。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
犬が頭痛を感じていると思われるときの症状として、
- 頭を低くして吠える
- 光や音に敏感になる
- 嘔吐する
- ヨダレを垂らす
- 隠れる、大人しくなる
の5つの例を挙げてきました。もし、愛犬や身近なワンちゃんにこのような症状がいくつか当てはまるようなことがあれば、「頭痛」をも病気の一つとして疑ってみてください。
言葉が話せないワンちゃんは、飼い主さんも「頭痛を感じている」ということを発見しにくいです。 そのため人のように「頭痛」と断定することは難しいです。
偏頭痛など日常的に感じる頭痛であれば、ワンちゃんにとって辛いので、適切な治療を受けさせてあげるためにも飼い主さんが「症状を把握して、よく観察する」ことを心がけておきたいですね。