犬の熱中症対策はいつまでするべき?春や秋はどうしたらいいの?

【獣医師監修】犬の熱中症対策はいつまでするべき?春や秋はどうしたらいいの?

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最近では犬の熱中症に関する知識がより多くの人に広まり、基本的な知識であればほとんどの飼い主が理解するようになりました。では、この犬の熱中症対策はいつまでするべきなのでしょうか?今回は熱中症対策の時期に重点を置いてご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬の熱中症対策はいつまでするべきか?

扇風機に当たるダックスフンド

近年、「夏」と呼べるシーズンが長くなりつつあるため、いつまで熱中症対策をするべきなのか、迷うという飼い主さんも多いのではないでしょうか。
そこで、犬の熱中症対策はいつまでするべきなのか、春や秋はどうするべきかについてお話しします。

7~9月の熱中症対策は必須!

芝生の上で休憩する犬とボール

犬を飼っている飼い主さんならば、誰もが理解していると思いますが、夏場は熱中症対策をしなければいけません。毎年様々な熱中症対策を施していることでしょう。

しかし、この熱中症対策は、一昔前までは7~8月の暑い時期が主に対象となっていましたが、近年は猛暑が長く続く年が多く、7~9月までの3か月間は、確実に暑さに気を付けなければいけません。
この時期は30℃を超える真夏日、酷暑が増えるため、人間にとっても犬にとっても危険です。

2018年は30℃ではなく、35℃を越える酷暑日が連日続きました。
この酷暑日は、9月に入ってもなお続いているのです。したがって8月までではなく、9月も当然のように熱中症対策をするべきでしょう。

7月からでは遅い?

では、熱中症対策は7~9月だけ行えば良いのでしょうか。実はそんなことはありません。
その年によって異なりますが、5~6月の梅雨のシーズンであっても、気温が高くなることはあります。
特に梅雨のシーズンは、湿度も非常に高くなるため、カラッとした暑さではなく、蒸し蒸しとしたつらい暑さが続きます。
そのため、犬たちも6月頃から「ハァハァ」と舌を出し、体温調整をし始めることが多くなるのです。
しかし、5月~6月初旬はまだまだ春の陽気が残っており、肌寒く感じる日の方が多いです。
したがって、春から夏にかけてのこの時期は、愛犬の様子を見ながら、扇風機やエアコンを有効活用していきましょう。

10月は愛犬の様子を見つつ行う

では、9月の酷暑日が終わり、秋と言われる10月に入ったら、熱中症対策は行わなくて良いのでしょうか。
これもまた、5~6月と同様にその年によって異なるため、連日の気温や湿度、更に愛犬の様子を見て、対応を変えていく他ありません。

年によっては、10月でも28℃を越える日が出てきたり、あるいは急に20℃前後の寒い日が現れたりと、寒暖差が激しくなることもあります。

熱中症対策を完全に終える、という感覚は危険ですが、この時期から徐々に、冬の準備を移行することも忘れないようにしましょう。

具体的な熱中症対策を今一度おさらい!

ペットボトルから水を飲む犬

熱中症対策は、7~9月の猛暑月だけではなく、年によっては5~6月から10月頃まで考えなければ行けません。
では、具体的にはどのような熱中症対策があるのでしょうか。
既にご存じの方も一緒に、今一度再確認していきましょう。

散歩の時間帯を考える

夕方に湖畔を散歩する女性と駆け寄る犬

毎日行うお世話の1つに、散歩があります。
しかし、この散歩は時間帯に気を付けなければ、愛犬を非常に危険な状態に陥らせてしまう危険性があります。
暑い日でなければ、陽の出ている内に散歩すると、とても気持ち良いですが、夏場は最も気温が高く、更に日差しが強くなる時間帯ですので、熱中症になるリスクが高くなります。
そのため、陽が昇りきっていない朝方や、陽が沈んだ後の夜などが最適です。

また、夏場は熱中症対策として水を多めに用意したり、水を入れたペットボトルの中に氷を入れたりするなど、散歩に持っていく物にも工夫をした方が良いでしょう。

愛犬の留守番時の環境を考える

そして、飼い主さんが外出し、愛犬が家で留守番をする際にも、気を付けなければいけないことがたくさんあります。
まず1つ目が、冷房を点けて外出するという点です。
冷房を点けずに留守番させてしまうと、室温が上昇するため、熱中症になってしまいます。

また、後ほど紹介する冷却グッズを用意しておくことも重要です。
これは、停電してしまうと冷房が止まってしまうため、万が一を考えて、少しでも暑さを凌ぐために用意しておきます。

また、ハウスの中に入って留守番をする犬の場合、このハウスの位置が非常に重要になります。
例えば、窓に近い直射日光の当たる場所に配置してしまうと、暑いと感じても逃げ場がないため、冷房を点けていても、熱中症になってしまう恐れがあります。

ハウスに入れて留守番させる場合には、直射日光に当たらない場所、冷房の点いている部屋といった、条件が揃っている位置に配置するようにしましょう。

犬用のひんやりグッズを有効活用

夏場は、熱中症対策としてひんやりグッズを有効活用しましょう。
最近では、犬用の冷却グッズがたくさん販売されています。
首に巻くだけでひんやりと感じられる物や、アルミ製のひんやりとしたボードなどが人気です。

特に、乗るだけで暑さを凌ぐことができるボードやマットは非常に人気ですが、ジェル状の物だと噛んでジェルを出してしまったり、堀る癖によって中身を出してしまったりすることがあるため、アルミ製の物がおすすめです。

ブランケットやぬいぐるみなども、ひんやり素材を採用した商品がたくさん販売されていますので、愛犬が気に入って使ってくれる物を選んであげましょう。

まとめ

プールの中でボールをくわえて泳ぐ犬

いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介したように、熱中症対策は7~9月だけ行えば良いということはありません。涼しくなってきた時期に急に暑くなると、熱中症を起こす可能性が高くなります。

愛犬の様子や、毎日の天気などを考慮しつつ、愛犬が熱中症にならないように対策をすることが大切です。
まだまだ暑い日が続きますので、油断しないようにしましょうね!

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