1.生活に資金的に余裕があること

犬を飼育する費用が捻出できるか
生活するのに金銭的な余裕がないと、犬を飼うべきではありません。
犬を飼う、という事は子供を育てるのと同じで、当然ながら食費や医療費が必要になります。
むしろ、人間の子ども以上にお金がかかります。
人間の子どもなら、自治体から医療費や子ども手当などの補助が受けられますが、犬は全て実費です。特に医療費は人間以上に必要です。
金銭的に余裕のない状態で犬を飼うと、犬が病気やケガをしたときに十分なケアをしてあげることができないかもしれません。
結果、手放してしまったり、飼育放棄に繋がってしまう恐れがあります。
犬一頭にかかる飼育費用
体重10㎏未満の小型犬の場合でも、年間20万以上はかかると考えましょう。
プードルやシーズーなど、トリミングが必要な犬種ならさらに高額になります。
当然、体が大きくなる大型犬になると、トリミング代も食費、ペットシーツなどの費用もかさみます。
また、小型犬だと寿命が15年として20万×15=300万は最低必要です。
けれど、実際には10歳を越えてシニア期に差し掛かると、医療費がかさんできますし、シニア用のフードへの切り替えも必要になりますので、単純な計算式では算出できなくなります。
2.生活に時間的に余裕があること

仕事や子育てなどで忙しく、犬に構ってあげる時間のない人は、犬を飼うべきではありません。
一日10時間以上家を空けて、やっと飼い主さんが帰ってきたと思ったら、家事に追われて犬を全く構えない…と言う環境は、犬にとってとても不幸なことです。
なぜなら、犬の一生は私たち人間よりもずっと短いからです。
動物保護の先進国として良く例に挙げられるドイツでは、犬だけを残して家を空ける時間が4時間以上あると虐待とみなされます。
「仕事のストレスを犬と暮らすことで癒したい」と考える人がいるかも知れませんが、人間の癒しのために、犬を飼おうと言う考え方は、人間のエゴ以外何者でもありません。
3.何よりも犬を優先できること

有名な「犬の十戒」にこんな文言があります。
4.躾、トレーニングが出来ること

犬の行動をコントロールできる飼い主であること
家庭犬として暮らすのであれば、使役犬が受けるようなトレーニングは必要有りません。けれども、動物としての衝動が起こった時、飼い主さんがその衝動を抑え、犬の行動をコントロール出来るかどうかは、とても大切なことです。最低でも、トイレトレーニングをし、「マテ」「コイ」だけは習得できるようにトレーニングをし、犬の行動を制御することで、犬は飼い主さんをより強く、深く信頼します。むしろ、全く躾をせず、飼い主さんをはじめ、一緒に暮らす人間に対して好き勝手な振る舞いをする犬は、自分が群れを統率しなければならないと考え、ストレスが溜まると言われています。犬が「飼い主さんの側にいれば安心できる」と感じられるようにするには、犬のわがままを許すのではなく、いつでも犬の行動を制御できる、犬から信頼される飼い主であることの方がずっと大切です。 うか。5.犬の気持ちを理解しようと努力できること

6.犬の最期を看取る覚悟があること

まとめ




