犬の抗がん剤について その副作用や費用まで

【獣医師監修】犬の抗がん剤について その副作用や費用まで

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犬も癌に罹患してしまったら、治療方法として抗がん剤を投与されます。しかし、抗がん剤の使用は犬にとって様々な副作用を引き起こします。また、犬の医療は自由診療となっているため、場合によっては治療費が高額になるケースも多いです。今回は犬の抗がん剤について述べていきます。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬の抗がん剤の効果とは

診察中の元気のない犬

抗がん剤を利用するに当たって気になることは、抗がん剤を打つことによって、犬の病気は治るのかということでしょう。そして、最悪の場合は治らなくても病気の進行を抑えたり、緩和したりすることができるのかどうかを飼い主は気にします。

抗がん剤を打たなかった場合、ガンの種類にもよりますが、犬は約1年から2年の間に命を落としてしまうこともあります。しかし、抗がん剤を投与した場合には、寿命を1年から2年程度引き延ばすことができるという見解があります。

したがって、病気の完治は難しい場合であっても、症状を緩和しできるだけ長く生きることができるようになります。ですが、診断を受けてから2年以上までは生きられないケースが実態です。ただし、ガンの種類やどのような抗がん剤を使用するかによって変わりますので一般的な余命として考えてください。

再発も起こしやすいので、抗がん剤をその度に打つことになりますが、投与数も限界があるため人間の治療と同様に万能とは言えない治療法として認識する医師もいます。

また、他の病気や健康のために犬がサプリメントを服用している場合には、飲んでいるサプリメントが抗がん剤の効果を減弱させたり、相乗効果が起きてしまう可能性も高いです。抗がん剤を打つにはサプリメントやその他の薬の服用を中断しなければなりませんので、その旨を医師に報告してください。

犬の抗がん剤の副作用

伏せている犬

抗がん剤というと、強い副作用があるというイメージがありますが、それは治療対象が人間である場合の話です。犬の場合は、脱毛やひどい吐き気が起こることはあまりないようですが、抗がん剤の種類によります。

抗がん剤の投与量は、「体重」や「体表面積」で決められています。抗がん剤は多すぎても少なすぎてもいけません。抗がん剤投与時に主な副作用について説明を受けましょう。

  • 食欲低下
  • 吐き気や嘔吐
  • まれに脱毛、被毛の変色
  • 多飲、多尿

特に食欲低下や嘔吐、そして脱毛の症状が見受けられたら副作用を起こしていると考えられるので、獣医にその旨を報告し、抗がん剤の投与量を見直してもらいましょう。

初期の段階で副作用を軽度に調節することができれば、その後も犬が苦しむことなく抗がん剤治療を受け続けることが可能です。犬のがん治療に精通している病院を選んで通院するとより良い結果を得られることができると考えます。

犬の抗がん剤の治療費

データを見ている医師と犬

抗がん剤自体の値段が1回3000円から1万円程度とされているため、病院の方針と治療する犬の身体の大きさや犬種によって値段が変わっていきます。通院頻度が多い場合で月10万程度、通院頻度が少なめであるならば3万程度が大体の目安です。

しかし、実際に治療費がどの程度かかるかは、通院する病院によって異なるので医師と綿密なカウンセリングを行い、無理のない範囲で抗がん剤治療を続けていきましょう。

まとめ

注射を見つめている犬

抗がん剤を犬に投薬すれば必ず病気が完治するというわけではありません。ガンの種類によって抗がん剤の種類は変わります。どのような治療を行うか、どの抗がん剤をどのくらいの長さ投与するかによって余命は変わります。

抗がん剤を投与することによって日常生活を少しでも快適に送ることができれば、それに越したことはありません。したがって、最終的に抗がん剤治療を行うかどうかは飼い主の判断に委ねられます。抗がん剤をいたずらに怖がらず、獣医師とよく相談して選択することをお勧めします。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    40代 男性 やみす

    我が家の先代の柴わんこは13歳の時に脾臓に血管肉腫でできて外科手術その後抗がん剤治療になりました 20日でワンクール 10日ごとに抗がん剤を投与します
    価格は検査等を含めて1クール4万円前後でした 無制限にできるわけではなく8クールから10クールで終わりです 結局4ヶ月後に肺がんに転移してなくなりました 血管肉腫は転移しやすい腫瘍で苦しんだら安楽死しようか悩みました 血管の腫瘍が破れて肺に血が流れ込んで即死状態でなくなりました
    先生が飼い主さんはやれる治療は全てやりましたの言葉で救われました
  • 投稿者

    40代 女性 匿名

    うちのワンコは脾臓のガンが見つかり、末期で余命僅かと言われました。

    転移もしていたので、手術や放射線治療も無理でした。最初の病院ではこのガンには効かないけど抗がん剤治療をしてみては?と進められました。

    かかりつけの病院では、このガンに抗がん剤治療は命を削るだけで、民間療法ぐらいしかできない、と言われました。

    最初の病院は医療費が欲しくて有名な病院だったので、抗がん剤治療をすすめてきたのがよくわかりました。1週間で3万位、と説明されましたが、抗がん剤治療はしませんでした。

    ガンによって効く効かないがあることや、抗がん剤治療によってワンコを苦しめてしまうことも学びました。

    ガンが少しでも楽になるなら、とヘンプオイルをあげていました。1ヵ月の闘病生活でしたが頑張って最期まで生きてくれました。
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