大型犬と小型犬のしつけの違い3つ

大型犬と小型犬のしつけの違い3つ

みなさん犬のしつけ方についてはもうご存知だと思います。大型犬と小型犬のしつけの違いについてもご存知でしょう。今回は「意外と忘れがち」なしつけの違いを3つご紹介しています。

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大型犬と小型犬のしつけ方の対応の違い

ドーベルマンとポメラニアン

小型犬と大型犬の違いはいろいろとありますが、特にカラダの大きさの違いは明らかですよね。もちろん、学習する力は同じなので、同じしつけ方で良いのですが、しつけを行うときの対応の違いがあります。

カラダの大きさや力の違いによる対応の違いもあります。どのような違いがあるのか、ご説明したいと思います。

1.成長のスピードに合わせたしつけ方

白黒の大型犬と男性

大型犬と小型犬の成長のスピードは違います。基本的には、小型犬は1歳を成犬とし、大型犬は2歳を成犬としています。

小型犬は1歳を過ぎると、カラダもココロも成犬へと成長することができます。大型犬の場合は、カラダもココロも成犬へと成長するために、2年から3年ほどの時間が必要であるとされています。

「生後〇か月までに〇〇をしつける」「生後〇か月から〇か月の間は〇〇のしつけを強化する」など、成長に合わせたしつけの内容を考えながら、計画的に行うとスムーズに進みます。

また、それぞれの犬の成長するスピードや個性、得意や苦手などにも合わせて行う必要があります。

2.愛犬を制御することができるかどうか

銀のチョーカーを着けて吠える犬

とても極端な話になってしまうのですが、小型犬は簡単に制御することができても、大型犬は力のある男性でも制御することができないことがあります。

例えばなのですが、ドッグランで仲良く遊んでいた犬同士が突然ケンカを始めてしまったとしましょう。

小型犬ならサッと抱き上げてしまえば、それでケンカはおしまい。しかし、ケンカによって大興奮してしまった大型犬を、人間の力で押さえつけるのはなかなか難しいと思います。女性やシニア世代の方はどうしようもない状況になってしまいかねません。

大興奮してしまった大型犬は、男性の力でも押さえつけることができない可能性もあります。これは、犬同士の喧嘩の場合だけではありません。人間に対して飛びかかってしまったときなどにも同じことが言えます。

ケガや事故などのトラブルになってしまわないためにも、愛犬を制御するためのしつけが必要です。

どんなしつけが必要なのか

「おいで」や「来い」と飼い主さんから指示をされたら、どんな状況であっても、飼い主さんの元に戻れるようにしなければなりません。また、「離しなさい」「やめなさい」といった指示にも、確実に従うことができるよう、しつけが必要です。

小型犬なら女性でもシニア世代の方でも力で押さえつけることができます。しかし、大型犬の場合はそう簡単にはいきません。いつからしつけるのか、といったことではなく、家族に迎えたその日から、トレーニングした方が良いです。

生後数か月の子犬で迎えた場合も、「おいで~」と言われたら飼い主さんの方を見る程度はできた方が良いですよね。大型犬には必ず必要なしつけです。もちろん、小型犬も飼い主さんの指示に従うという行動での制御であることが望ましいです。

3.その犬種が生み出された経緯を知る

黄色い服の女性に抱っこされるポメラニアン

小型犬には、愛玩犬として生み出された犬種が多い一方、大型犬は働く犬として生み出された犬種が多いですよね。

どのようにして生み出された犬種なのか、何を目的として生み出された犬種なのかを知ることで、必要なしつけの違いを見い出すことができます。

ポメラニアンとドーベルマンを比べてみましょう

ポメラニアンは愛玩犬として生み出された犬種です。人間が室内で可愛がることを目的としていました。

一方、ドーベルマンは、ルイス・ドーベルマンというドイツ人によって、現金を持ち運ぶ際の警護を目的として生み出された犬種です。どのような習性や本能を持っているかは、だいたいイメージすることができると思います。

多くの方が、「怖い」「危険」というイメージを持つドーベルマンは、実はとても温厚で優しい犬種です。人間や他の犬や動物に危害を加えるような犬種ではありません。とっても甘えん坊な一面も持っています。

そして、忠実で賢い犬種です。子犬の頃から適切なしつけを行えば、問題行動を起こすことはありません。

ドーベルマンだけではなく、他の大型犬にも同じことが言えますが、習性や本能を知り、基本的なしつけをしっかりと行えば、ふだんの生活で困ることはありません。

大型犬による事故が近年でも起きていますが、基本的なしつけを行っていなかったことが原因なのです。

まとめ

ドーベルマンとポメラニアン

大型犬と小型犬のしつけ方の違いについてご紹介しました。確かに大型犬と小型犬では必要なしつけが違います。しかし、全ての犬に同じしつけをしていれば、何も困ることはありません。

小型犬には必要ないだろうと思われるしつけもあると思いますが、どんなしつけもできた方が望ましいです。

そして、しつけの中で最も大事なことは、飼い主さんが愛犬の行動パターンをしっかり把握しておくということです。「こんな行動をするクセがあるから〇〇をしつけなければならない」などです。

例えば、遊びのつもりでも飛びかかるクセがあるから、飛びかかる前に「いけない」と指示を出して従うようにしつけよう、など。

しつけをスムーズに行うため、愛犬が確実に飼い主さんの指示に従ってくれるよう、毎日のスキンシップやコミュニケーション、信頼関係を大切にしていきましょう。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    40代 女性 匿名

    小型犬なら力で制することができると書かれてますが、リードが付いていればの話です。ドッグランなどでリード無しの状態で全力疾走されたらチワワやダックスフンドでも人の足では追いつけません。
    リード無しの状態でも人の指示に従えるよう訓練をしておくのが良いと思います。
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