ケージに入れっぱなし。良いの?悪いの?その答えは・・・
総合した結論を先に申し上げますと、ケージに犬を“入れっぱなし”にするのは「悪い」ことです。
※ただし、犬が自ら進んでケージに入りたがる場合を除きます
※「ケージの中の方が大人しくなる」は犬が諦めている可能性大
ケージを犬の生活の場にするのではなく、トイレトレーニングや避難場所にするといったような、上手くケージを活用・利用するというスタンスでいくのが良いです。
このように上手くケージを利用している飼い主さんも、多くいらっしゃいます。では、なぜケージに入れっぱなしにすることが悪いのか、理由を見て見ましょう!
ケージに入れっぱなしがダメな理由1:人間の都合でしかないから
愛犬をケージに入れっぱなしにしている時間が長い飼い主さんは、今一度、どうしてケージの中に閉じ込めるのか?という理由を考えて見ましょう。
- イタズラをするから
- 家の中が汚れるから
- しつけ教室で言われたから
- 留守番中に危ないから
- 狭いところが好きだと言われているから
これらは全部、人間が犬を管理するための都合のいい理由です。犬を室内で飼えば、家が汚れたり傷ついたりすることは当然です。一部のしつけ教室でも、ケージ飼いを勧めているという事を聞いた事がありますが、おそらく犬を管理しやすいからなのでしょう。
犬は狭いところは好きですが、限られたスペースに閉じ込められることが好きなわけではなく、自ら自由に出入りできる洞穴的スペースが安心するだけです。
家の中の危険なものは片付ける、入ってほしくないスペースだけゲートを付けるなど、対策はいくらでもできます。愛犬が犬らしく生活できるように、手間暇を惜しんではいけませんよね。
ケージに入れっぱなしがダメな理由2:ストレスがかかる
ケージに入れると、行動を制約され、外に出たい犬は「出してほしい」「もっと快適な場所で休みたい」といったストレスがかかります。また、日の当たり具合などによって、部屋の中でも1日のうち快適な場所は変化しますよね。
ケージに長時間入れられてストレスが溜まると、問題行動を引き起こし、そうなると、さらに飼い主さんはケージに入れる時間を増やす・・・。この悪循環によって、問題行動が悪化する負のスパイラルに陥るのです。
ずっとケージ飼いをしている飼い主さんで、「うちの子はイタズラばかりするから出せない」とお悩みの方は、一度室内を自由にできる環境を作ってあげてみてください。改善の一歩を踏み出せるはずです。
ケージに入れっぱなしがダメな理由3:アニマルライツ(動物の権利)に反する
日本では、まだすべての人に浸透しているとは言えない現状が悲しいですが、犬にも「犬らしく幸せに生きる権利」があります。
決して人間の所有物(モノ)ではありません。犬自身が心地よいと思う環境で、犬らしく、幸せに生きる権利があります。
犬は本来、広い野山を自由にかけまわり、自分の快適で安心できると思った場所に巣穴を作ります。ペットとして飼われていても、できるだけこうした性質を尊重しなければなりません。
ヨーロッパの国一部の国では、犬をケージに入れっぱなしで飼うことは、法律で禁止されていますし、一定時間以上の散歩、ほかの犬との触れ合いを義務付けることもあります。
また、日本の動物愛護管理法という法律にも、「その動物の特性を考えて、適切に飼うこと」と定められています。
ですので、狭い場所(ケージ、クレート、檻など)に長時間閉じ込めるという行為は、「犬の特性」に反しているので、絶対にやってはいけない行為なのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。この記事をきっかけに、広い場所でのびのびと犬らしい生活が送れるワンちゃんが増えることを願います!
ユーザーのコメント
30代 女性 みか
子犬や痴呆のあるワンコなら誤飲など心配な事があるならば家族が見てあげられる時は外に出ていてお留守番の時はケージにするなどの工夫で良いと思います。
なんでもケージフリー、出たがるから出してあげるのはワンコをワガママにするとトレーナーに言われた事があります。
我が家ではフリーでも人側が困る事もワンコ側の問題行動もありませんがトレーナーの言う通りにして寝る時はケージにしています。その方法で何頭も飼ってきましたがみんないい子ですよ。
ケージフリーが推奨されている海外はバックヤードが何エイカーもあるような所やドッグラン、公共機関ではサービスドッグやケージのワンコを尊重している飼い方ですが日本は道が狭かったりドッグランまで車で行ったり、公共機関にワンコと乗りちょっと吠えたら怒られたりとワンコ&飼い主が尊重されていないからその土地、国に合った飼い方で良いと思います。
日本で室内犬なのであれば無闇にケージフリーではなく最低限のクレートトレーニングが必要だと思います。駄文、乱文失礼いたしました。
40代 男性 匿名
基本は朝、晩に目一杯放して遊ばせますが基本ゲージです。
寝るときは更に狭いキャリーケースです。
おかげでパピヨン自体、良い悪いの判別も出来て躾もスムーズにいってます。
逆に無法地帯の犬が1番可哀想です。
10代 女性 ゴン吉
どうなるのかが気になります。
問題行動を起こすからと言って
わんちゃんをケージに閉じ込めるのは
人間の勝手ですが、
室内フリーにしていて、
お留守番中に犬にとって有毒なものを
食べたり舐めたりしてしまったり、
何かの家具や家電の中に入ってしまったら
本末転倒なのかなとも思います。
使い分けるのが一番ですね。
50代以上 女性 ワンラブ
女性 みう
その子その子の性格の違いや犬種の違いがあるので一概にケージの中が悪ではないですよ?何もないのに閉じ込めて何日もって言うのは論外で当たり前に悪ですが。そうでないなら何も問題ない。犬もアニマルライトがありますが飼い主さんに合わせるが普通です。海外の例も挙げていらっしゃいますが海外ではもっとシビアで犬の言う通りに飼い主は動いてはいけない、我儘を聞くな、甘やかすなと言われていますよ。
40代 女性 こたママ
女性 匿名
50代以上 女性 匿名
我が家は、多頭飼いで食事・就寝・お留守番はケージです。
私が専業なのでずっとと云う事はありませんが愛犬達のテリトリーとして活用してる面もあります。
実際、ちょっとのいざこざでもテリトリーに投げ込めば他の同居犬は、それ以上の手出しはしないので大きな喧嘩には発展しません。
女性 新
めんどうなんですよ。 可愛そうですよね だったら最初から飼うなって、まぁ飽きたんでしょうね。自分の時間を拘束されますからね。
女性 匿名
それはケージ云々関係なく単純に飼い主の危機管理能力の低さが原因ですよね。
結局、全部人間の都合で犬の生活ベースが決まるって、まるで犬はモノみたいですね。
犬にだって権利がありますよ。
それを考えられないなら飼う資格ないと思いますが。
40代 男性 チワパパ
ケージフリーにしても、ほとんど動かず寝て過ごす犬もいれば、ずっと動いて何かをする犬もいます。「野生の名残」はあっても「野生そのもの」ではなく、犬種の違いもあれば個体別の性格もありますし、年齢でも1日の過ごし方は大きく変わります。
我が家の繁殖引退の保護犬チワワ5歳はまだ外が苦手で常に家族の傍に寄り添って眠ります。ずっと粗悪な扱いを受けて来たのではと思うほど怖がりなので、可能な限り屋内では自由にさせてやろうと思い、我が家ではケージもサークルもクレートも有りますが、出入りは一切制限していません。
トイレも「はみ出し」はたまに有りますが、随分慣れてきて今はどこで寝てても必ずトレーでするし、ウンチは散歩の時しかしません。要は、完全に閉じ込めない事ではないでしょうか。
全てに免疫のない仔犬の期間は完全フリーにするのは確かに危険ですね。一切危険も障害物も無い家なんて一般的なご家庭では有り得ない環境です。幼犬期に色々学習させて、躾もある程度出来たなら、ケージは取り除くのではなく住環境の1部として開放した状態で有効に活用すべきだと思います。
多頭飼いのご家庭なら、それぞれの犬が安心して眠る為のアイテムの1つとして、また病気や怪我をした子の静養の場所として活用出来るので、「使い方」を誤らなければ済む事です。
30代 女性 匿名
30代 男性 まさお