犬の暑さ対策においてやってはいけないNG行為3選

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犬の暑さ対策においてやってはいけないNG行為3選

犬の暑さ対策は行っていますか?実は暑さ対策でもやってはいけないものもあります。犬のためと思ってやったことが逆効果であることは避けたいですよね。今回はやってはいけないNG行為をご紹介します。

監修:獣医師 平松育子

(ふくふく動物病院)

犬の暑さ対策

ペットボトル

ペットボトルや保冷剤を使う

500mlのペットボトルや保冷剤を凍らせてタオルや靴下などで包んで、枕代わりにするとひんやりとして熱をとることができます。
ペットボトルや保冷剤をかじってしまう犬は金属製の湯たんぽに氷水をいれてタオルで包んであげると良いでしょう。
また2Lのペットボトルを凍らせて、扇風機やサーキュレーターの前に起き風をあてると涼しくなります。アルミプレートの上に置くのも効果があります。
保冷剤をハンカチやバンダナに包んで首に巻くという方法もありますが、誤飲する可能性もあるのでかじる可能性がある子には使うのは避けてください。

室内の温度を下げる

犬は体温が高く暑さに弱い傾向があります。
そのためできればクーラーをいれてあげると良いでしょう。
ただクーラーもただ入れれば良いと言うわけではありません。
人間も犬も外との気温差は5度までが体に負担が少ないと言われています。
しかし外の気温が高すぎると5度差では室内もまだ室内は暑いままです。
そんなときはクーラーの温度を変えるのではなく、家の周囲に打ち水をしたり直射日光を遮るカーテンやすだれなどを使うと良いでしょう。
湿度の高さからくる暑さには除湿をすると良いですね。
またカーテンやすだれ以外にはグリーンカーテンと呼ばれる、つる性の植物を植えるのも有効です。
植物と用具がセットになった商品もあるので、ホームセンターなどで探してみてください。

水をいつでも飲めるようにする

犬はほとんど汗をかくことができません。肉球などは汗をかきますが、そこから出る熱はほんの少しです。
どうやって体の熱を下げるのかというと、水を沢山飲むことです。
犬の水はこまめにチェックしないと、いつの間にかなくなっているということがあります。
犬がいつでも水を飲める状態にしておかないと、犬の体が水分を欲しがっていても水分をとることができません。
また水が汚いと健康に良くありません。よだれやゴミなどで水は汚れたりするので、水がまだ入っていても汚れているようなら取り替えてあげてください。

やってはいけない3つのNG行為

トリミング

1.短くするだけのサマーカットはNG

サマーカットは正しく行えばとても有効です。
しかしただ短くするだけのサマーカットは犬にとっては逆効果になります。見た目は涼しそうですが逆に犬にとっては負担になってしまいます。
本来は毛で守られているはずの皮膚に強い日差しが当たってしまったり、皮膚が傷ついたり、ノミやダニがつきやすくなったりもします。
本来サマーカットというのはただ短くするだけではなく、どうやったら犬の負担にならないか、何が効果的なのかを考えて行うものです。
トリマーさんにどのようにしたいかという希望を伝えると同時に、飼い主さん自身が勉強したり、獣医さんに相談したりして知識をつけておきましょう。

2.扇風機だけを使う

人間の場合は扇風機だけを使っていても涼しくなりますが、犬の場合は違います。
空気を循環させるために使うのは良いのですが、扇風機そのもので体を冷やすことはできません。
犬には汗腺がほとんどないため、体から汗をかくことができないので扇風機はあまり意味がないのです。
扇風機は汗が乾いていく時の気化熱を利用するから涼しくなるので、汗をかかない犬は扇風機の風では涼しくないのです。
扇風機の効果的な使用方法としては、凍らせたペットボトルをそばに置いて冷たい風をおくり室内の温度を下げることです。
扇風機単体で使うのではなく、色々なものと組み合わせることが大切です。

3.給水ボトル

犬は水を沢山飲むことで体を冷やしています。
暑いときには一気に水を飲むこともあります。
犬が水分を必要としているときに、給水ボトル型のものだと一気に飲むことができません。
なので必ず水用のお皿を用意してあげてください。
こぼしてしまう場合は、こぼしにくい高さにしてみたり市販の水がこぼれにくいお皿を使ってみてください。

熱中症には気をつけよう

診察中

熱中症とは体温を上手く下げることができず、全身の臓器の働きが悪く障害を引き起こすことを言います。
大体6〜8月の間に熱中症になりやすく、暑い日と涼しい日を繰り返すときには注意が必要です。
直接日光に当たっていなくても、散歩のときの地面に残った熱などで熱中症になることがあるので散歩のときは地面に熱が残っていないかを触って確かめてみましょう。
熱中症の初期症状としては呼吸がはやくなる、体温の上昇、過剰なよだれ、嘔吐、下痢、痙攣、元気がなくなる、などがあります。
重篤になると命を落とすこともあるので、もし異変に気がついたらすぐに病院へ連れて行ってください。

まとめ

走る犬

犬の暑さ対策には色々ありますが、犬のために良かれと思ってやったことが裏目に出てしまうこともあります。
逆に暑くなってしまったり、体調を崩すきっかけになってしまうのは避けたいですよね。
1番確実なのは獣医さんに聞いてみることなので、もし何か気になっているのであれば診察を受けるときに聞いてみると良いかもしれません。
行っている対策が本当に効果があるのかを一度チェックしてみると良いでしょう。

記事の監修

  • 獣医師
  • 平松育子
  • (ふくふく動物病院 院長)

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

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