飼い主が犬を捨ててしまう理由
勝手な理由
わんちゃんを捨てる方には様々な理由があります。主に”子供がアレルギーになった””引越し先がペット飼育不可””忙しくて世話ができない””一人暮らしで余裕が無い””お金が無くて犬の病気を治療出来ない”など。筆者は個人的に里親での活動をしている為、このような理由をたくさん見て聞いてきました。人間の勝手で、安易な気持ちで、命を飼うという結果ですね。先を考えて飼っていれば防げたものが多いのではないでしょうか。
犬の理由
また、わんちゃんに理由があって捨てる方もいます。”犬が咬んだから””ずっと吠えているから””指示に従わないから””家の中を汚すから””病気になったから”など。わんちゃんの理由といえど、どうでしょう?飼い主の責任であるものが多いですよね。これは、”犬に問題があるから仕方ない”という全てにおいての責任逃れである事は明確ではないでしょうか。
犬を飼う前に考えて欲しいこと
1.何十年という月日を共にできますか?
わんちゃんを飼う前に、わんちゃんの平均寿命である10年から15年先まで想像して下さいね。その長い月日をどんな事があっても共にする事が出来るのか時間をかけて考えてみましょう。子犬であれば最初は小さくちょこちょこ動き回り可愛らしいですが、あっという間に大きく逞しく成長していきます。どれくらいの大きさになるかは誰も分かりません。もしかすると想像よりも大きくなるかもしれません。わんちゃんにも性格があります。臆病な子、やんちゃな子、大人しい子、どんな子でも受け止め時間を共にできますか?
2.可愛いだけでは飼えません
可愛いわんちゃんにも時には厳しく教えて厳しくしつけをしなければいけません。可愛い盛りの時期にしつけをしなければいけないのです。厳しくしつけるのは可哀想なんて飼い主としての途中放棄をすれば、問題行動を起こし一緒に生活していく上で飼い主を困らせる事ばかりするようになります。そんな時に今更叱っても怒っても、もう遅いのです。時には優しく時には厳しく、きちんとわんちゃんを引っ張っていけるリーダーになれますか?
3.病気にもなります
わんちゃんも病気になります。人間同様ガンになったり、ストレスで皮膚病になったりと小さな変化や老化で病気になる事もあります。病気になれば通院や投薬、場合によっては手術になる事もあるでしょう。治らない病気になる事もあるかもしれません。そんな時に、飼い主としてできる限りの事を尽くしてあげられますか?側に寄り添いお世話をできますか?金銭的にもかなりの負担があります。治療費も高く、100%治らないかもしれないといわれて辛い選択をしなければいけない事もあるのです。そんなわんちゃんに目を背けずに支える事ができますか?
4.愛情をかけ続ける
子犬の頃は無条件に可愛く、どんな事をしても可愛く感じる事でしょう。当たり前の事ですが、わんちゃんが大きく成長しても同じ様に愛情をかけ続けなければいけません。言う事を聞かない、自分の思った通りにしない、そんな事も時にはあるかもしれません。わんちゃんも生きて感情を持っています。全てを思い通りにする事はできません。どんな事があってもわんちゃんに愛情を持って接しなければいけません。それを何十年と続けていけますか?
終わりに
わんちゃんを飼う前にもう一度考えてみて下さい。わんちゃんやねこちゃん、ペットを飼うと様々な選択肢が狭まります。自由になる時間も少なくなるでしょう。不幸なわんちゃんを増やさない為にも、今一度飼う前に先々の事を考える力がある私達人間が、考えなければいけません。
ユーザーのコメント
20代 男性 宇野直人
愛犬との生活で大事なのは上下関係だとよく書かれています。間違いではありません。あと必要なのは本当の貴方です。本当の貴方との上下関係がないと苦しいだけです。犬の前で自分を偽らないです下さい。犬はすぐ見抜きます。本当の貴方とでないと犬は一緒に居たくないのです。なので犬の前でもありのままの貴方でいるのがよい関係を築く方法です。
さて、まとめますが必要なのは上下関係と本当の貴方自身です。これから犬を買う人、飼ってる人もこの二つを肝に命じておいて下さい