マイクロチップの必要性
愛犬が迷子・盗難・災害などにより飼い主さんと離れてしまった場合に鑑札が付いていなくてもマイクロチップを埋め込んであれば動物病院・保健所・動物愛護センター等で飼い主さんの情報がわかります。最近では仔犬の頃にきちんと埋め込みをしてからペットショップでは販売しているのですが、既に飼っている愛犬にもかかりつけの病院で相談してみると良いと思います。自治体、獣医師会によっては補助金を出している所もあるようです。
私の愛犬で実際に起こったマイクロチップの落とし穴
今年の3月に自宅近くのペットショップで愛犬を迎えました。ペットショップで犬を購入した事が無かったので、色々な説明を受けても可愛い仔犬に気持ちがいってしまい今になってみるとちゃんと聞いていなかったのかもしれません。ペットショップの店員さんは丁寧に対応してくださりました。
マイクロチップの件
既に首の後ろに埋め込まれているので、登録手続きをしましょうと言われ、マイクロチップの存在が分からなかった私はそれがどういう物で、どんなメリットがあるのかとだけ質問しました。店員さんはとても和かに「入っている事で災害時に飼い主さんがわかるから便利ですよ!」との説明をしてくれました。
そうなんだ!と思った私は登録の手続きをしました。登録料1,200円、迷子サポート5年2,500円(10年は4,000円)計3,700円を支払いました。とある社団法人の団体への登録でした。
今思うと迷子サポートって何?という思いです。
私が疑問を抱いた訳
そろそろ3回目のワクチンを打つタイミングで、愛犬が下痢をしてしまいました。
そのペットショップは提携している獣医師が出張してきてショップでワクチンを打つようになっていましたが、体調を崩した場合は近くの動物病院にかかるというシステムでした。
たまたま体調を崩したため近所の獣医さんにかかり、「下痢の様子をみてからワクチンを打ちましょう。」と言われたのでショップではなく獣医さんにお願いする事になりました。
そんな時、ようやく血統書が届きました。すると購入した書類に書かれた誕生日と血統書の誕生日が違っていました。保健所にも登録を済ませていましたし、カルテも勿論血統書とは違う日付です。
獣医さんに相談すると血統書と違うのは特に大きな問題にはならないとのことでしたので、じゃあそのままで良いですねと笑い話で済むと思いきや先生が、「マイクロチップのデータがどちらの誕生日かで万が一の時困るわね。」と呟きました。そして「ネットで調べたら分かるわよ。」と言われたので早速愛犬が登録されている所のサイトを開き検索してみると、「登録されていません」とのコメントが表示されたのです。
愛犬の情報が登録されていない?
どういうことだろう?と想い、急いでショップに問い合わせたところ、「上に聞いて折り返します」と店員さんは言います。数分後、「カードの番号ではなく、バーコードの15桁の番号を入力すれば出ますよ」という回答をいただいたので、「私は15桁の番号を入力しました。」と伝えると、またもや上に確認しますとの返答です。
その後数時間経っても返事はなく、こちらから催促の電話を入れると、「もう少し時間がかかる」という説明をされました。結局2日後にかかってきた返事は、「ちゃんと登録してあるが反映に時間がかかる」との事でした。
ただ、愛犬を迎えて2か月はあまりにも遅いと感じました。疑問に思ってネットで調べてみると、愛犬が登録されているのはまだ新しい団体で、その団体では実際に迷子になった時に捜せないらしいのです。
先生に確認してみると…
普通はAIPOという世界共通の団体に登録しているらしいです。先生に愛犬が登録してる団体の事を尋ねると、「聞いたことがない、普通はAIPOに登録するけど…」と言っていました。
愛犬が痛い思いをしてマイクロチップを埋めたのに捜せないとは…私はなんとも言えない気持ちになりました。
先生には、AIPOに登録したいとお願いして、二重登録にはなりますが登録手続きをしました。登録料は1,000円でした。
マイクロチップ検索の実情
現在のところ保護された愛犬のマイクロチップを読み取る事が出来るのは動物病院・保健所・動物愛護センターです。そしてAIPOに登録していなければ現実捜す事が出来ません。
愛犬の登録先である社団法人の団体は、飼い主しか入れないフォームでのみ登録内容が確認できます。事実そちらのフォームでは確かに登録されていましたが、今現在トップ画面にあるマイクロチップ番号を入力して検索すると「登録されていません」となります。
そこで、皆様の愛犬がもしもAIPOではない団体に登録されているようでしたら、是非AIPOへの登録をお勧めします。かかりつけの先生に相談していただければ手続きは簡単に出来ます。愛犬のためにもマイクロチップを無駄にして欲しくありません。
最後に
もしも血統書と誕生日の違いがなければ検索する事が無かった団体。私はマイクロチップの存在すら知らなかったため、AIPOでしか捜す事が出来ない事実を知ることはなかったでしょう。
きっと同じような事になっている方がいらっしゃると思います。私の体験が飼い主さん1人でもそして大切な愛犬のためにもなればと思います。
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10代 男性 匿名