散歩が必要な理由
飼い主とのコミュニケーション
わんちゃんにとって散歩とは、飼い主との大切な時間です。一緒に歩き信号待ちで指示を出したり、時には走ってみたり。群れで行動する犬の習性から、上の立場から指示をされる事は喜びです。ただ歩くだけではなく、指示を出したりしながら散歩の時間を楽しんで下さいね。
身に付く社会性
散歩中に人や他のわんちゃん、物や音などたくさんの刺激をうけることで様々な事を学習出来ます。わんちゃんからすると人慣れや犬慣れにもなります。よくペットショップで散歩はいらない子と言われたという話を聞きますが、そのような犬種はいません。社会性を身に付けお友達を作り、私達より何倍も短い一生を有意義なものにしてあげましょう。
もちろん中にはお散歩があまり好きではなく、逆にストレスになる子もいますので、その子にあわせてあげることも大切です。
健康維持
人間も運動不足で病気になったり、日を浴びないと心が不健康になったりしますがわんちゃんも同じです。獣医行動学の研究では、散歩にはノルアドレナリンやセロトニンを上昇させる働きがありエンドルフィンという心地よさを生む物質の放出を促す効果があると科学的にも考えられているようです。つまり、散歩は身体の健康とともに心の健康にも効果があるのです。
適切な散歩時間
ここに記載している時間はあくまで目安となる時間です。その子の状態や環境に合わせて適切な時間をみつけてあげてください。
小型犬の場合
毎日20~30分程度の散歩が必要です。しかし、30分まとめて時間をとるのは無理という方は2回に分け15分15分の朝と夕など分けて行っても大丈夫です。暑い日はなるべく涼しい時間帯に、寒い日は暖かくなる時間帯にと飼い主側がコントロールしてあげましょう。そして、テリアなど運動量が比較的多めな犬種の場合、様子を見て時間を延ばしてあげましょう。
中型犬の場合
毎日2回朝と夕、30分~40分程度の散歩が理想です。中型犬になると小型犬より運動量が必要になるので、少し大変かもしれませんが足腰の健康の為なるべく欠かさずに行ってあげましょう。ボーダーコリーなどの運動量の多い走る事の好きな犬種の場合、1時間ほど歩いたり走ったりして運動と散歩をしてあげると良いでしょう。
大型犬の場合
毎日2回朝と夕、1時間程度の散歩をしてあげましょう。大型犬の場合、種類により散歩の仕方を変えましょう。例えばセント・バーナードはゆっくり時間を掛けて歩く散歩、スタミナのあるドーベルマンは走ったりハードな散歩と犬種の性質によって変えてあげるのも大切です。そして、何よりも身体が大きいので中型犬よりも足腰への負担が多いです。散歩は重要になる事を忘れてはいけません。きちんと連れて行ってあげましょう。
施設を利用しよう
走り回れるドッグラン
大型犬の散歩は時間も長くもちろん体力もたくさんあるので、ドッグランを利用し散歩する事をオススメします。ただし、大型犬が入れないドッグランもあるので要注意、マナーを守り運動をさせてあげましょう。そして、大型犬は力も強いのでしつけは最重要。自分より小さいわんちゃんへの配慮が必要になります。
水遊びが出来るプール
暑い夏の日、てり返すアスファルトの散歩だけではなくプールでの水遊びも良い運動になります。リハビリやダイエットなどにも取り入れられてるプールは、体力をかなり使います。運動が必要なわんちゃんにはもってこいの施設になるでしょう。ですが、皮膚病があるわんちゃんは利用を控えましょう。そして、水を怖がるわんちゃんに無理強いしてはいけません。ストレスになり逆効果です。
終わりに
散歩は犬にとってとても大事な時間です。時間が無い、忙しいと室内ばかりの生活では無く外へ散歩に出て貴重な体験をさせてあげて下さい。私達よりもっともっと短い一生の中に素敵な思い出と体験を少しの時間を割いてわんちゃんにプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
ユーザーのコメント
女性 Ludy
我が家では毎日、朝、昼、晩散歩します、大体、小1時間ゆっくりプラプラ家の近隣を歩きます。
トイプー(小型犬)なのに、もう10歳を過ぎたのに、疲れを知らないのかなぐらいに歩き回ります。
元気なのはいいのですが、歩き過ぎでないのかしらと心配するほど!
でも色々な匂いで刺激を受け、毎日いろいな経験をして、心身ともに元気でいてほしいと思うので、飼い主の私たちがめげることなく付き合っています。
2か月に一度ぐらいは遠出して、いつもとは違う景色や匂いを楽しんでもらっているつもりです。
旦那も私も、もう若くないですから、飼い主の私たちがダウンしそうな今日この頃です。
でも、これがほんとに心地よく、楽しく過ごさせてもらっています、我が家のワンコに感謝です。
女性 匿名
体格大の愛犬は、夫が走りを取り入れた運動散歩を30分程度してます。
私の場合だと、歩きのみの散歩を40分〜1時間程度、これに体格中・小の愛犬達も一緒です。
ただ、体力の違いもあり体格小の愛犬は、様子を見ながら抱っこ散歩になったります。
歩き散歩とは言え、体格中の愛犬には、感心します。
因みに、体格中・小はチワワ達です。
50代以上 男性 匿名