犬がマーキングをする3つの心理とその対処法

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犬がマーキングをする3つの心理とその対処法

犬のマーキングに頭を悩ませている飼い主さんは少なくないと思います。お散歩中や家の中でちょこちょことおしっこをするマーキング。犬はなぜマーキングをするのか?どうすればやめさせることができるのか?犬なりの心理や対処法について解説します。

犬がマーキングをする心理①縄張り意識

植え込みにマーキングするジャックラッセル

マーキングをする犬の心理としても最も有名なのが縄張り(テリトリー)意識だと思います。自分自身の縄張りとして主張したい場所を囲むように、電柱や壁、支柱、曲がり角などに少量ずつのおしっこをかけてマーキングを行います。これは特に青年期のオス犬や発情期中のメス犬に多く見られるもの。生後8か月頃までの子犬はオス犬でもおしっこをする時ほとんど足を上げませんが、青年期に差し掛かる頃から足を上げるようになりマーキングをするようになるのです。また、メスでも縄張り意識が強い、支配性の強い犬の場合は足を上げてマーキングをすることがあります。

予防や対処法

縄張り意識によるマーキングの対処法としては、第一に考えられるのが去勢手術や避妊手術です。これで完全になくなるわけではありませんが、特にオス犬の場合はマーキングが減ることもあるようです。

犬がマーキングをする心理②周囲へのあいさつ

芝生でマーキングするキャバリア

自分が通いなれた公園や通り慣れた道に、ちょこちょことおしっこをしてマーキングを行うことがあります。これは縄張り意識と同じように考えられがちですが、縄張りを主張しているのではなく同じ道を通ったり公園に来たりする犬に対してのあいさつとして自分のにおいを残しておきたいという心理から行われるものです。

犬は散歩中地面のにおいを嗅いでいることが多いと思いますが、これはそういった周囲の犬たちの情報を嗅ぎ取って情報収集しているのです。私たちが新聞やテレビで世の中のことを知るように、犬は外に出て地域のことや友達のこと、外で暮らす鳥や猫の情報などを知るのです。
これは犬にとっても非常に重要なことなので、ある程度はにおいかぎの時間をつくってあげるようにしてくださいね。

予防や対処法

周囲へのあいさつとしてのマーキングは、犬にとっても大切なことなのでやめさせるのはなかなかむずかしいと思います。においかぎをしている時間にこうしたマーキングは行われがちなので、おしっこをしてほしくない場所などではにおいかぎ自体をさせないようにしたり、足早に歩いて通り過ぎるようにして対処しましょう。また、マーキングをしそうなそぶりをしたら名前を呼んで気をそらしたり、おもちゃを投げて遊んだりして意識を変えるようにすると効果的です。

犬がマーキングをする心理③飼い主の気を引くため

陰から覗き見る茶×白の犬

縄張りを主張する必要のない自宅の室内でマーキングをしてしまう犬の心理として考えられるのがストレスや飼い主の気をひくためのアピールです。特に散歩や遊ぶ時間が少なかったり、スキンシップの時間がなかったりして「もっとかまってほしい!」という思いを抱えていると室内でマーキングをすることが増えるようです。

こうした欲求からの行動としては吠えたりいたずらしたりということもありますが、室内のあちこちでおしっこをされると飼い主はとても困るので必ず犬のところに来て掃除をしたり叱ったりして何かしらの反応を示します。この反応が大きく見られるのが排泄行為なので、飼い主の気をひくためにマーキングのようにこまめにおしっこをしてしまうのです。

予防や対処法

室内でのマーキングを「飼い主に対する嫌がらせだ」という飼い主さんもいるのですが、犬は嫌がらせという思考は基本的に持っていません。とにかくかまってほしいタイプの犬や愛情不足を感じている犬は叱られることすらうれしく感じてしまうので、自分自身に目を向けさせるために行っていることなのです。

室内での排泄の失敗が続いたりマーキングのような行動が見られるようになったりしたら、自分の生活や犬への接し方を一度見直してみましょう。思い当たるところがあれば改善し、マーキングや不適切な排泄行為に対しては大きな反応を見せず、黙って淡々と片づけるようにしましょう。

まとめ

植え込みのマーキングする白黒のフレンチブル

人間である飼い主からするとあちこちでおしっこをしてしまうマーキングは困ったものですが、犬にとってはきちんと理由のある行為のひとつ。理由が理解できれば多少は減らすことができますし、対応の仕方も変えられると思います。

ただ、小さな頃からマーキングをくり返していると無意識のうちに癖になってしまって、縄張りの主張など大した理由はなく習慣としてマーキングをしてしまう犬もいます。癖になってしまうと飼い主側が接し方を変えたりしつけのし直しをしてもなかなか効果が出ないことも。その場合はマーキングをしそうになった段階で名前を呼んだりこちらに意識を向けさせるようにして自然とやめさせるように根気強く接していく必要があります。

また、突然排泄がこまめになり回数が増えた場合は心理的なものが影響するマーキングではなく、頻尿などの症状があらわれる何らかの疾病の可能性もあります。急におしっこの回数が増えた、トイレの時に痛そうにする、水を飲む量が変わったなど気になることがあれば一度動物病院で相談してみることをおすすめします。

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