知っていますか?狂犬病ワクチンのこと

【獣医師監修】知っていますか?狂犬病ワクチンのこと

今年も狂犬病ワクチンを接種する時期がやって来ましたね。狂犬病についてきちんと知った上で、接種していますか?狂犬病についてや、ワクチンの必要性について、まとめてみました。

はてな
Pocket
お気に入り登録
SupervisorImage

記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

そもそも狂犬病ってなに?

威嚇している犬

名前に「犬」とあるため犬の病気だと思ってしまいそうですが、犬だけではなく、人間を含む全ての哺乳類に感染する病気です。狂犬病には治療法がなく、発症すると100%死亡してしまう恐ろしい病気です。

日本では1957年以降は発生していませんが、世界保健機関(WHO)の報告によると、海外では毎年4〜5万人もの人が狂犬病によって亡くなっているようです。

また、日本での発生はないものの、2006年には発生率の高いフィリピンから帰国した日本人2名が、日本で狂犬病を発症して亡くなっています。海外から入ってくる可能性もないとは言い切れない、ということです。

人から人へ移ることはなく、犬に噛まれて感染することが主なのため、わんちゃんには狂犬病のワクチンを毎年接種することが義務付けられているのです。

狂犬病の症状とは?

大量の犬のよだれ

狂犬病の症状は、前駆期・狂躁期・麻痺期という3つの期間に分けられています。

前駆期(2〜3日の経過)

  • 挙動不審になる
  • 物陰に隠れるようになる
  • 異常に興奮する
  • 神経過敏になる
  • 攻撃的だった子が甘えるようになる
  • 穏やかだった子が攻撃的になる
  • 遠吠えをするようになる
  • 水を怖がる

狂犬病の特徴的な症状である、「恐水症」という水を怖がる症状が起こります。

狂躁期(1〜7日の経過)

  • 異常に興奮する
  • 食べ物でないものを食べる(石土小枝など)
  • 音や光に過敏になる
  • 顔付きが険悪化する
  • けいれん発作を起こす

このけいれん発作で、死に至ることもあります。

麻痺期(2〜3日の経過)

  • 歩行出来なくなる(特に後ろ足)
  • 食べ物を飲み込むことが出来なくなる
  • 舌を出し、よだれを垂らすようになる
  • 昏睡状態に陥る
  • 呼吸が出来なくなる

このように、とても早いスピードで病気は進行して行き、命を落としてしまいます。

狂犬病を予防するために

上に吠える犬

上記のように、狂犬病はとても危険な病気のため、畜犬登録(犬を飼い始めたことを市区町村に登録すること。住所や飼い主の変更があった場合も届出が必要。)をし、毎年1回ワクチン接種をすることが法律で義務付けられています。

ワクチン接種のデメリットとしては、混合ワクチンよりは少ないものの、ごくまれにワクチンによるアレルギー反応を起こすことがあります。

その為、万が一のときに備えてすぐに対応してもらえるよう、また健康診断も兼ねて、動物病院でのワクチン接種をおすすめします。

はてな
Pocket
はてな
Pocket
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。