ご飯の時間は決める?決めない?
あなたの家では、愛犬のご飯の時間は決まっていますか?どちらが絶対に「正解」とは言えませんが、それぞれにメリット・デメリットがあります。それらを理解した上で、あなたの愛犬やお世話をしているワンちゃんにとっての「正解」を見つけていただきたいと思います。
今回の記事では「犬の食事の時間は決めたほうがいいの?」というテーマで、「時間を決めたほうがいい理由」と「時間をきめないほうがいい理由」の2つに分けてご紹介していきます。では、さっそく見ていきましょう!
時間を決めたほうがいい理由
理由1:生活リズムが決まる
成犬の場合、1日に2回程度に分けてごはんを与えていると思います。ご飯の時間を決めた場合、その時間を軸にして散歩の時間を決めたり、飼い主さんの出かける時間帯を決めたりすることができます。
理由2:健康管理がしやすい
犬がごはんを食べてから排泄するまでの時間は、だいたい12〜24時間と言われています。早くて12時間後には便となって排出されるわけですね。ですのでごはんの時間から12時間くらい経った後、きちんと排便があるかどうかチェックできます。こうした「排泄リズム」を把握しておけば、便が出なかったり下痢気味だったりといった体調不良のサインを見逃さずにチェックすることができますね。
理由3:犬にとって分かりやすい
犬は規則正しい生活を好みやすいと言われています。決まった時間にごはんが食べられると覚えていれば、ごはんの時間が近づけば心の準備ができますね。
時間を決めないほうがいい理由
理由1:要求吠えを防ぐことができる
ごはんの時間をキチンと決めておく最大のデメリットとして挙げられる「ごはんに対する要求吠え」をなくすことができます。これは犬にとってもストレスがなくなりますし、飼い主さんやご近所さんにとっても吠え声によるストレスを感じることがなくなるのでとても良い効果ですね。
理由2:犬にストレスが少ない
犬の体内時計は驚くほど正確です。余談ですが私の愛犬はほぼ毎日17時ピッタリにお昼寝からムクリと目覚め、トイレや水を飲み、「お散歩いつでも行けますよ?」と私の顔を見に来ます。ですので、一旦毎日決まった時間にごはんが食べられると覚えてしまうと、その時間にごはんが食べられなければとてもストレスに感じてしまいます。ごはんの時間を決めていなければ、このようなストレスを生じることは少ないですね。
理由3:柔軟に対応できる
毎日決まった時間ピッタリに愛犬のごはんを用意できる飼い主さんの方が少ないと思います。1~2時間の幅でご飯の時間が前後しても大丈夫なように習慣づけておけば、人にとっても犬にとってもストレスが減りますよね。 ※昼夜逆転程の幅ができてしまうと体調不良の元となる可能性がありますのでNGです。 ※昼夜逆転程の幅ができてしまうと体調不良の元となる可能性がありますのでNGです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
いろいろな考え方があると思います。食事の時間を決めるor決めないは、その子の個性に合わせて選択してあげてください。うちの場合は「ゆる〜く決めておく」としていて、飼い主にも愛犬にもあまりストレスなく十数年過ごしてきています。みなさんのお家はどうでしょうか?飼い主さんと愛犬がより幸せに暮らせるヒントになれば嬉しいです!