犬に豆まきの「豆」はダメ?
2月に入ると、毎年節分がやって来るため、豆まきの準備をするというご家庭も多いでしょう。しかし、犬がいる家庭の場合、豆まきをする際に気を付けなければいけない注意点が存在します。そもそも、節分の日に使う豆は、犬が口にしても良い物なのでしょうか。
結論から言うと、答えはNOです。実は豆は犬にとって消化しにくい食べ物の1つです。そのため、口に含んだとしてもそのまま飲み込んでしまい、胃の中で消化されずに排泄物としてその形のまま出てくることがあります。
この豆を多く食べてしまえば、消化不良により健康に良いとは言えません。また、豆を噛むという行為自体をしない子も非常に多いため、喉に詰まらせて窒息してしまう恐れもあります。そのため、節分の豆は食べさせない方が良いのです。
さらに、犬には大豆アレルギーである子が多く存在します。アレルギー検査を受けていない場合、大豆アレルギーの可能性もありますので、念のため食べさせないようにしましょう。
犬がいる家庭で豆まきをする際の注意点
節分に使われる豆を犬が口にしてはいけないという事実を知った上で、犬がいる家庭で豆まきをする際、どのような点に注意すべきなのかをご紹介します。今年、家で豆まきをするというご家庭はぜひ参考にしてくださいね!
1.豆まき時はゲージの中で待たせる
まず、豆を口に含まないようにするための注意点だということが前提です。そのため、豆を投げる行為が行われる豆まきの最中は、豆を食べに行ってしまわないよう、ゲージの中で待たせるようにしましょう。
もしも普段、ゲージの中にいるという習慣が付いていない場合には、部屋の中を柵で区切ることで、豆まきゾーンに入ってこないよう制することができます。それでも出てきてしまう場合には、ご家族の1人が抱っこをし、離れた場所で待機をしましょう。
2.落ちた豆を掃除し終わってから出す
豆まきが終わったからと言って「はい、じゃあ出てきていいよ~」とはいきません。豆まきが終わった後は、豆まきで使った豆がそこら中に落ちています。そのため、しっかり豆を回収してから出してあげなければいけません。
犬の嗅覚は非常に優れているため、人間が見つけられなかった落ちている豆を見つけ出し、飼い主の目を盗みつつ食べてしまうことも考えられます。
ちゃんと豆が落ちている場所はないかどうかを家族全員で確かめ、すべて回収し終わったところで自由にしてあげましょう。
3.終わった豆はちゃんと片付ける
以上で豆まきの時、そして豆まき後の注意ポイントは終わりですが、もう1つ注意したい点として、回収した豆や使わなかった豆、食べ残った豆をそのままテーブルの上に置いておくということはしないようにしましょう。
やんちゃな子や好奇心旺盛な子であれば、飼い主さんの目を盗んでそこから食べてしまうこと御十分考えられます。回収して終わりではなく、回収した豆をしっかり処分するまでが豆まきです。ここまでの手順を忘れないようにしましょう。
豆まきで工夫できるポイントは?
ここまでの豆まきの注意点は、犬が参加しないということを前提にお話ししてきました。しかし、楽しそうな豆まきの風景を見ている犬は、どこの家の子も「僕も僕も!」となること間違いなしですよね。
そんな愛犬の姿を見て、「愛犬だけ豆まきでいないのは可哀想」と思う飼い主さんも多いでしょう。その場合は、人間の豆まきが終わった後で、豆を犬も食べられるおやつで代用し、豆まきならぬ「おやつまき」をすることをおすすめします。
もちろん、量はしっかり飼い主さんが制限してあげてくださいね!また投げる際は、一度に大量のおやつを投げるのではなく、一欠片ずつ投げ、食べ終えたのを確認してから次を投げるのがポイントです。
このように工夫をすることで、愛犬もリスクを負うことなく、豆まき風の節分を楽しむことができますよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか。基本的には愛犬を豆まきゾーンから離しておくことが鉄則です。しかし、一緒に豆まきをしたいというのであれば、豆まき後におやつで代用し、再度楽しむという方法もありでしょう。ご家庭に合った豆まき方法で節分を楽しんでくださいね!