犬の知能は人間の2~3歳児
犬は私たちの言葉を覚えることができたり、その言葉の言い方や表情で気持ちを読み取ることができるなど、人間に例えると2歳~3歳くらいの知能レベルを持つのではないかとされています。
犬種や個体によって知能に差はありますが、ボーダーコリーやジャーマンシェパードドッグなど、とくに知能が高いとされている犬種は、しっかりとしつけをする必要があります。甘やかされて育った犬は、その知能の高さからワガママ放題になってしまったり、人間をバカにするような態度をとるようになる可能性があるとされています。
うちの愛犬たちの知能レベルは標準レベルだと思いますが、たまに「確信犯だな」とか「理解してやっているな」などと感じることがあります。イタズラがバレてしまったときの、あの申し訳なさそうな顔は、幼い子供と同じように感じますし、言い訳をしてくるところも似ているように感じます。
犬と人間の脳の違い
犬と人間の脳は、基本的な構造は同じであるとされています。犬と人間の脳の少し違う点は、形や重さです。大脳皮質という部分があり、理性を司っている部分なのですが、高い知能と理性を持つ人間は状況を考えて理性を抑えることができます。
しかし、犬の大脳皮質はそれほど発達していないため、高い知能を持っている犬であっても善悪の判断をすることが苦手です。そのため、しつけをしっかりと行うことで善悪の判断ができるように理解させなければなりません。
知能の高い犬種は?
犬は動物の中でもとても高い知能を持ち、賢い動物です。飼い主さんの様子をしっかり観察していますし、感情を読み取ることができます。人間と上手く共存することができるほど高い知能を持っています。
そんな犬の中から、とくに高い知能を持っているとされている犬種をご紹介します。
ボーダーコリー
人間に例えると2歳~3歳くらいの知能を持つとされている犬ですが、ボーダーコリーはとくに知能が高く、2歳~5歳の知能を持っているのではないかと言われているようです。
知能が高いあまり、しっかりとしつけがされていないボーダーコリーは、飼い主さんの指示に全く従わなかったり、悪いことだと理解しながらもイタズラをしてしまうなど、ワガママや自己主張の強い犬になってしまう可能性があります。
しっかりとしつけをすることができる方や、プロのドッグトレーナーの訓練を受けさせてあげることができる方には向いている犬種だと思いますが、しつけができない方や犬と初めて暮らすという方には難しい犬種かもしれません。また、運動量を必要とする犬種であるため、高い知能と運動能力を使った遊びができると良いのではないでしょうか。
ジャーマンシェパード
警察犬として活躍している犬も多い犬種ですが、訓練や働くことを好む犬であるため、警察犬などにとても相応しい犬種なんです。
しかし、子犬の頃からしっかりとしつけや訓練を行うことが重要であり、子犬の頃にしっかりとしつけや訓練を行うことができなかった犬を成犬になってから矯正することは困難であるとされています。
カラダも大きいですが、噛みつく力もとても強いため、しっかりとしつけや訓練を行うことができなかった犬は、噛み癖や攻撃性の強い犬になってしまう可能性があります。飛びついてきたときの衝撃や威力もかなり強いですし、飼い主さんとの主従関係や信頼関係がとても重要だと思います。
犬の知能に関するまとめ
しつけや訓練はもちろん必要だと思うのですが、2歳~3歳くらいの知能を持つ犬ですから、服従やコントロールよりも、たくさんの言葉や態度によって接してあげるなど、まずは信頼関係を築くことやコミュニケーションが大切なのではないでしょうか。
高い知能を持つ犬ですから、「絶対に服従させてやる」「上手くコントロールしてやる」などと言った人間の無理やりな思いやりのない気持ちも簡単に読み取ってしまうでしょう。いきなり服従やコントロールをするよりも、言葉や態度で接してあげる方が犬にとってもしつけや訓練が楽しいものになるのではないでしょうか。
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女性 もふころ