飼い主のマナーは愛犬の印象にもつながる
飼い主がしっかりマナーを守っているかどうかで、愛犬の印象も変わってきます。
例えば愛犬のウンチの始末をしっかりする飼い主と、そのまま放置する飼い主であれば前者の方が好印象ですよね。私たち飼い主の印象が悪ければ、一緒にいる愛犬の印象も比例して悪くなってしまいます。
実際に、犬嫌いの人が嫌う理由として挙げているものの中に「飼い主のマナーが悪いから」というものがありました。当たり前なことかもしれませんが、もう一度自分の復讐も兼ねて守るべきマナーを見ていきましょう。
散歩のマナー
大半の人が、愛犬と過ごす多くの時間は散歩の時だと思います。多くの人の目があるので、しっかりとマナーを守りたいものです。
オシッコとウンチの後始末をする
散歩中の排泄に関するマナーで一番理想なのは「オシッコやウンチをさせない」というものです。しかし、多くの犬は散歩中に何度か排泄をするのと思います。
排泄をさせないことが難しい場合、オシッコとウンチの後始末をしっかり行いましょう。オシッコをした時は、その場所を水で流して可能であれば消臭剤をかけておきます。オシッコのニオイをほとんど消すこができれば、次に散歩で来た際に同じ場所へしなくなることが期待できます。
ウンチをした時は、新聞紙や不要な紙でつかんでビニール袋へ入れます。この時ニオイが漏れないようしっかりと密封してください。ウンチの場合は処分方法が自治体によって異なる可能性があります。良く調べて所定の方法で処分するようにしましょう。
きちんとリードを付ける
たまにリードを付けずに、ほぼ放し飼い状態で散歩をしている飼い主がいますが、これは絶対にやめましょう。「ちゃんとしつけてるから大丈夫」と思っているのかもしれませんが、いつどんな事が起きるかわかりませんよね。
突然の出来事に驚いて道路へ飛び出して、車にひかれてしまったり、他人へ噛みついたり危害を加えてしまうことがないとは言い切れません。何が起きるかわからない状態から、愛犬の身を守ったり、周りの人へ迷惑をかけない為にリードは必ず必要なものです。安易に外すことがないようにしましょう。
拾い食いをさせない
外の道には何が落ちているか分かりません。食べると体に良くないものを誤食して、体調を壊してしまったということがないように、しっかりとしつけをして拾い食いをさせないようにしましょう。
家の中でゴミ箱をあさらないように覚えさせる事や、エサを食べるときは必ず飼い主の許可を得てから食べるというしつけを行っておくことが散歩の時にも効果的です。
ドッグランでのマナー
ドッグランはノーリードの犬同士が触れ合う場所なので、散歩中や公園などよりも一層周りへの配慮が必要となります。
いきなりリードを外さない
ドッグランへ到着してすぐにリードを外していませんか?たくさんの犬を目の前にして興奮気味の愛犬をすぐに放すと、他の犬にマウントを取り始めたり追いかけまわしたりすることがあるので大変危険です。まずは、リードをしたまま他の犬へ挨拶をした後で少しドッグランを歩いて愛犬を落ち着かせてあげましょう。
おもちゃやおやつの使用は控える
広い場所でおもちゃを使って遊ばせたいところですが、他の犬も興味を示して寄ってきてしまいます。仲良く遊ぶだけなら良いですが、時には奪い合いになってケンカにまで発展してしまうかもしれません。愛犬がケガをしてしたり相手の犬に傷を負わせてしまったりしては遅いですよね。なるべく多くの犬が集まる公共の場には、おもちゃやおやつを持ち込まないようにしましょう。
オシッコやウンチをさせない
ドッグランも道路や公園と同じように公の場ですから、オシッコやウンチをさせないのはマナーとして当然のことです。しかし、万が一排泄をしてしまった時の為にビニール袋や新聞紙など最低限のものは持って行くようにしましょう。
その他のマナー
予防接種を受ける
狂犬病などの予防接種を済ませておくことも飼い主のマナーといえます。他の犬がみんな予防接種が終えているかどうかは見ただけではわかりませんよね。接触する機会があれば、何かの病原菌に感染するリスクはゼロと言い切れません。愛犬の身を守る為にも予防接種はきちんと受けましょう。
最後まで責任を持つ
犬を飼っているということはその犬の責任者ということになります。自分の犬が周りに迷惑をかけてしまったのであれば、きちんと謝罪をして然るべき対応をすることは当然ですよね。
「犬が勝手にやったんだから関係ない」という言い訳はやめましょう。
まとめ
いかがでしたか。マナーを守ることは愛犬を守ることにもなります。「自分たちは違うから」と自己中心的な飼い主にならないように、守るべきことはしっかりと守りましょう。
もし「これはできていなかったな」と思うものがあれば、今からでも遅くありませんので、自身のマナーの中に加えてくださいね。