今年話題に!カリフォルニア州の新しい州法
今年、アメリカ・カリフォルニア州で新しく成立した州法が話題になったのをご存知ですか?それは、「ペットショップで保護犬・保護猫・保護ウサギ以外の生体販売を禁止する」という画期的な法律です。アメリカでは日本と違い、ペットショップでわんこを購入することは一般的でありませんが、この法律が施行されれば、新しいわんこを迎えるためには、保護犬をシェルターから引き取るか、ブリーダーから直接譲り受けるかの完全な2択になるということです。
この法律は、アメリカで問題となっている「パピーミル」と呼ばれる悪徳業者を排除することが主な目的とされています。2019年1月から施行されますが、この法律によってアメリカの犬事情がどのように変わるのか、今後も注目していきたいところです。
とってもわんこ思い?アメリカの犬生活事情
アメリカでは、動物愛護に関する法律が州によって異なるため、わんことの生活のマナーやルールは州によっても異なりますが、その中でいくつか、特徴的なものをご紹介します。
犬を家の中で24時間以上放置してはいけない
わんこを家の中等に24時間以上放置して、世話を怠った場合、虐待とみなされてしまいます。ペット先進国として有名なドイツでは、「8時間以上放置してはいけない」と定められていますから、それに比べれば緩いルールではありますが、日本から見たら驚きのルールですよね。
犬を3時間以上リードに繋ぎっぱなしにしてはいけない
上と同様に、わんこを3時間以上リードに繋ぎっぱなしにした場合、虐待とみなされます。今でこそ室内飼いのわんこが増えたものの、かつての日本では犬を飼うといえば外で鎖につないでおくのが一般的でしたよね。それを思うと、とても信じられないルールですが、わんこの心身の健康のためにはもっともなルールかもしれません。
公共の場で犬を散歩する場合には6フィート以下のリードに繋ぐ
公共の場所で犬を散歩する際にはリードで繋ぐことはもちろん、そのリードの長さも6フィート(約1.8メートル)以下と細かく定められています。これは、他の人とのトラブル防止が一番の目的ですが、ひいてはわんこ自身を守ることにも繋がりますね。
犬が人を噛んだり噛まれたりしたら通報しなくてはならない
日本の感覚で考えると、これも事故やトラブル回避のためのルールかなと思ってしまいますが、実は、これは狂犬病の感染拡大予防のためのルールです。もちろん、アメリカでも狂犬病の予防接種は義務づけられていますが、実際に狂犬病の発症例が報告されているのも事実です。日本にいると実感できないかもしれませんが、全世界で狂犬病の発症例がないのは、ほんの数カ国だけなのです。
犬を車に乗せるときはシートベルトをしなくてはならない
犬を車に乗せるときには、シートベルトやリードで座席に固定する等し、安全に乗せなければいけません。日本でも犬用のシートベルト等は市販されていますが、車の中で自由にさせているという人も、まだまだ多いのではないでしょうか?
わんことのびのびドライブを楽しみたいという気持ちはわかりますが、万が一のときのわんこの安全を考えると、シートベルト等の対策は必要ですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?まだまだペット後進国と呼ばれる日本から見ると、見習うべきだと思える所もあったのではないでしょうか。国は違っても、わんこへの愛情は同じ。海外の良いところを取り入れながら、日本をわんこがより暮らしやすい国にしていきたいですね。