JKCとKCジャパンの違いはある?
愛犬家のみなさんであれば、JKCやKCジャパンという言葉を目にしたり耳にしたりしたことが一度はあるのではないでしょうか。
言葉を目にしたり耳にしたりしたことはあっても、ふたつの違いや、それぞれについてを説明することができる方はとても少ないかもしれません。
- JKCとは何なのか?
- KCジャパンとは何なのか?
- JKCとKCジャパンの違いは何なのか?
などについてご紹介したいと思います。
JKCとは
JKCとは「一般社会法人 ジャパン ケネル クラブ(JAPAN KENNEL CLUB)」のことです。
- 純粋犬種の犬籍登録
- 有能、優良犬の普及
- 畜犬の飼育の指導奨励
- 動物愛護精神の高揚
のために活動している国際的愛犬団体です。
愛犬の血統証明書がJKCから発行されたものである、という飼い主さんも多いのではないでしょうか。
犬籍登録事業
JKCが行っている事業の中で最も大きく有名な事業が純粋犬種の犬籍登録と血統証明書の発行です。2013年3月現在では、343種類の犬種が公認されています。
うちの愛犬の犬籍登録と血統証明書の発行はJKCなのですが、みなさんの愛犬はいかがでしょうか。JKC発行であるという方が多いのではないでしょうか。
血統証明書は、健全な繁殖の貴重な資料であり、JKCの犬籍登録事業は国内の純粋犬種の保護と質的向上のために役立てられています。
展覧会・競技会事業
愛犬家のみなさんに大人気の事業であり、犬籍登録事業に並ぶ大きな事業です。
競技会は、愛犬と飼い主さんの日頃の訓練と努力の成果を披露する場です。
- アジリティー競技会
- フライボール競技会
- ハンドリングの技術
- トリミングの技術
観覧するだけでもとっても楽しいのですが、見てみたい!と思われている方も多いのではないでしょうか。
KCジャパンとは
KCジャパンとは「NPO法人(特定非営利活動法人) 日本社会福祉愛犬協会」のことです。
THE KENNEL CLUB JAPANやKCJと表記されることもあります。
公式ホームページには「人と犬とが共に幸せに暮らしていける社会を創るため犬を愛する全国の会員によって運営される団体です」とあります。
犬のおまわりさん
愛犬にバンダナを着用し、学童の通学路をパトロールする。という地域防犯パトロール「犬のおまわりさん」という活動が行われており、2004年10月よりKCジャパンによって全国展開されています。
愛犬のお散歩が子供たちのためのパトロールになるなんて、とても素敵なことですよね。
お散歩は毎日のことですし、子供たちの登校(朝)と下校(夕方)に合わせてお散歩をすることが可能な方も多いと思いますし、可愛い犬のおまわりさんなら子供たちも喜んでくれるのではないでしょうか。
愛犬とボランティア活動をしたい!という愛犬家のみなさんに人気の活動であり、協会への入会を強要されることはありませんし、純粋犬種も混血犬も問いません。
全国の愛犬家のみなさんが参加することができます。
展覧会
KCジャパンのドッグショーは、飼い主さんご自身が引綱を持ってショーに参加する「オーナーハンドリング」が原則となっています。
愛犬と飼い主さんとのコンビネーションがとても大切であるという考えによるものです。勝敗のみにこだわったショーではないため、心から楽しむことができるのではないでしょうか。
勝敗にこだわったドッグショーとは違い、KCジャパンのドッグショーはアットホームなドッグショーであるということから人気です。
また、利益を目的としていないため、展覧会の剰余金は社会福祉事業の助成や災害義援金として寄付されています。
展覧会へは、純血犬であれば、他の団体である場合にもKCジャパンの会員でない場合にも参加することができます。参加条件は「純血犬」であるということのみです。
JKCとKCジャパンの違い
どちらも血統証明書を発行している団体として有名ですよね。「JKC=血統証明書、KCジャパン=血統証明書」と認識されている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
私が最もご紹介したい違いは「信頼性」についてです。
(注:どちらの信頼性が高いか、どちらの信頼性が低いか、ということではありません。)
血統証明書の取得の違い
- JKCの血統証明書のみを持つ犬は、KCジャパンの血統証明書を取得ことができます。
- KCジャパンの血統証明書のみを持つ犬は、JKCの血統証明書を取得することができません。
この2つはとても大きな違いなのではないでしょうか。JKCの血統証明書のみを持つ犬は、賞歴・親犬・祖父母犬が持つ称号など、全てをKCジャパンの血統証明書へと継承することができます。
しかし、KCジャパンの血統証明書のみを持つ犬は、JKCの血統証明書へと継承することができないのです。
まとめ
JKCもKCジャパンも血統証明書を発行していることで多くの飼い主さんがご存知かと思いますが、血統証明書の違いについては、団体の会員になるための年会費や発行申請料に違いがあったり、血統証明書を継承することができるかできないかにも違いがあります。
事業内容にもいろいろな違いがあり、どのような事業や活動を行っているのかについては公式ホームページで詳しくご覧いただくことができます。
それぞれの事業内容な活動内容について詳しく知ることで「参加してみたい!」と興味を持たれる飼い主さんも多いかと思います。
ぜひ、ご覧になってみてください。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 匿名
女性 匿名
チャンピオン犬の子供と言われたので、見方をネット検索して調べたけど結局何処に書いてあるのか解らないです。
血統書付きとは言え売れ残りの子だったので格安で購入しました。
飼うならハスキー犬と決めていたので縁があったと思います。
色はレッド&ホワイト。性格は温厚でのんびり屋さんで可愛いです。
女性 コロ
JKCは純血種を守る意味合いが強く、血統証明書の信頼性も高いと感じます。日本犬など貴重な犬種も多いので、純血種を守ることはとても大事だと思います。
KCジャパンはもっと広い意味で犬種の垣根を低くした団体なのかな?と思いました。私たちの生活に身近なのはこちらですね。
20代 女性 はみー
女性 たぬき
50代以上 女性 ゆうたろう