意外な火災理由!犬がガス台の火を付けた!?
今年5月に起きた静岡県でのアパート火災で、驚く火災理由が報道されました。
5月9日の午後5時半ごろに静岡県磐田市のアパートの一室で、台所付近から約20平方メートル焼ける火災が発生しました。消防が駆け付けたところ、出火当時火災が起きた部屋の住人は留守で、ペットの犬だけが部屋にいたとのこと。出火元はガスコンロだと見られており、どうやら犬が前足で押して着火した際に、何かに火が燃え移ったようです。
このガスコンロは、ボタンを長押しすると火が付くタイプで、大人の腰位置あたりに置かれていたということです。※犬は無事でした。
台所は犬にとって魅惑的?気を付けないといけないこと
キッチンでは拾い食い、おやつ漁り事件が多発
犬を飼っている人は1度は経験があるのではないでしょうか?
キッチンで調理中に食材を盗み食いされたり、まな板から落ちた食材をパクッなんてことや、台所に置いておいたドッグフードの袋を噛みちぎられて食べられてしまっていたり、おやつなんかも留守番中にやられた!という話をよく耳にします。
犬はキッチンがどういうところか知っています。おいしいものがキッチンから運ばれてくるのを毎日目にしているわけですから、犬にとって憧れの場所といってもいいでしょう。
キッチンには危険がいっぱい
愛犬を家じゅうフリーに歩かせている方は要注意です。キッチンには犬にとって危険がいっぱいあります。
- 犬にとってNG食材を盗み食いしてしまう危険
- 刃物が落ちてきたり、触ってしまう危険
- 高温の油や鍋などを触ってしまう危険
- コンロなどを作動させてしまう危険
料理中、足元で愛犬がおこぼれをじっとねだっていたりしませんか?かわいい光景ですが、これにも危険がはらんでいます。手を滑らせて包丁が落下したら、熱々の鍋がひっくり返ったら・・・。愛犬に危険が及ぶのは想像できますよね。
またキッチンには、犬が口にしてはいけない食材が置いてあるかもしれません。料理中にポロっと落ちたNG食材を愛犬が食べてしまうかも。
愛犬の安全のためキッチン対策
犬はキッチン入場禁止に!ゲートで仕切りましょう
飼い主が目を離した隙に、犬は思いもよらないことをしでかすことがあります。冒頭に紹介した火災についても、きっと飼い主さんは犬がガスコンロの火を点けてしまうなんて想像だにしなかったに違いありません。
うちは小型犬だから大丈夫、と油断は禁物です。犬はとても賢いので、策を練ってカウンターに上がってしまうこともたやすいでしょう。
人間でも小さな子供には、キッチンに入れないようにゲートを設置するくらいです。キッチンには犬にも危険な要素がてんこ盛りです。ゲートで仕切って、キッチンの出入りは出来ないようにしてくださいね。
食材・食品は愛犬の手の届かないところに
ネギ類やチョコレートなど犬のNG食材は、出来るだけ冷蔵庫の中にしまう習慣をつけると安心です。
カウンターの上などは要注意です。犬が誤飲しては困るものや、医薬品の類、菓子類は、必ず扉のある収納庫などにしまいましょう。
器用な犬は、ドッグフードをストックしているフタ付の容器も開けてしまうことがあります。どうしても床置きしなくてはいけないものは、厳重に開けられないように工夫しましょう。
料理が終わったらコンロはロックをかける習慣を
多くのガスコンロ、IHコンロにはロックがかけられるようになっています。
うちの犬はどんくさいから心配ないよ、という方も、火災になってしまっては大変ですので使わないときはロックをかける習慣をつけましょう。
オーブンや食洗器も、犬の手の届くところにある場合はロックをかける習慣をつけましょう。
まとめ
おいしい香りの漂うキッチンは愛犬のメッカです。調理をしながら、切れ端をおすそ分けする習慣がある方は気を付けなくてはいけませんね。犬にはキッチンは入ってはいけない場所だと教える必要があります。
調理中の犬の事故は意外と多く、包丁などの刃物の落下で傷つけてしまったり、誤食や誤飲、揚げ油をかぶってしまうような事故もあるようです。
キッチンはゲートで仕切り、犬が入れなくするのが簡単ですが、部屋の構造上仕切ることができない場合は、調理中は愛犬にはかわいそうですが、別室かケージの中で過ごしてもらう習慣をつけた方が良さそうです。
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女性 かるた