愛犬のことを考えた部屋作りをしよう
人間と犬とでは、体の大きさも行動も知能も違います。
わたしたち人間にとっては快適だったりオシャレにしている空間でも、犬にとっては実は危険が潜んでいるということがあります。
では、どんなインテリアや家の中のモノに気をつければ良いのでしょうか?
早速、具体的に5つの例を見ていきましょう!
危険な例1:観葉植物
お部屋の中に緑があると素敵で癒やされますよね。
わたしたちは観葉植物を「食べ物」として認識しませんが、犬にとっては「食べ物」として見えている場合があります。
特に、犬がお腹の調子が悪いと感じているときには「草を食べて消化や排便を促そう」として観葉植物を食べてしまうケースがみられます。
中でも毒性があり危険なものは、
バラ科、ナス科、ユリ科、トウダイグサ科、ツツジ科、キンポウゲ科などの植物です。
対処法
お部屋の中に植物をインテリアとして飾る場合は、犬の届かない場所にしっかりと固定しましょう。
また、犬にとって毒性の少ない植物を選ぶこともポイントです。
危険な例2:ゲートが無い
玄関へつながる道に、犬が越えられない高さのゲートが設置されていない場合は要注意です。
愛犬が普段は賢いワンちゃんなので「うちの子は脱走なんてしないわ」なんて思っていても、飼い主さんがふと目を離した時に玄関から抜け出して居なくなっているケースがあります。
実際に、私の愛犬も仔犬のころ、ゲートを設置していなかったため気づかぬうちに玄関から脱走をしていて、近くの道路で発見したことがあります。
長時間脱走したことに気付かずに遠くまで行ってしまっていた場合、大変なことになっていたでしょう。
対処法
玄関や人がよく出入りする所の近くには、取り付け型のゲートを設置しましょう。
購入する際には、愛犬が飛び越えられない高さのもので安定感のあるものを選びましょう。
危険な例3:高いソファやベット
ソファやベットなど、犬はみんながくつろぐ場所が大好きです。
自分より高くても頑張って登ろうとします。
そうすると登り降りの時に、腰や関節を痛めてしまい椎間板ヘルニアや手足の脱臼を引き起こします。
特にダックスフントやコーギーなどの胴長短足犬種、チワワやパピヨンなどの骨が小さくて細い犬種はダメージを受けやすいので注意してあげましょう。
対処法
専用のスロープを取り付けてあげたり、段差を少なくするために床に硬めのクッションを置いたりして調節してあげるのが良いでしょう。
登り降りの際に関節や腰に負担がかからないように工夫してあげましょう。
危険な例4:滑りやすい床
犬が室内の床を歩くとき、フローリングなどの床材のお家だとツルツルと滑って歩きにくそうにしていることはありませんか?
特に、楽しい時や興奮したときにダッシュやジャンプをするワンちゃんも多いと思いますが、床が滑る素材だと転倒したりして危険です。
対処法
フローリングの部分は、柔らかい素材でできたマットを敷いたりして歩きやすくしてあげましょう。
爪などによって床材が傷付くことも防止できるので、一石二鳥ですよね。
危険な例5:爪が引っ掛かるカーペット
カーペットやラグの中には毛が長いものもありますよね。
敷物の毛にも種類があり、
- 1本が髪の毛のようにまっすぐに植え付けてあるもの。
- 1本が輪っかになるように植え付けてあるもの。
が主に販売されています。
後者のように毛が輪っかを作っている場合、輪の中に犬の爪が引っ掛かり身動きが取れなくなったり、パニックを起こしたりして危険です。
対処法
なるべく1本1本が真っ直ぐになっている構造のカーペットを選びましょう。
どうしても変えられない場合は、愛犬の爪をこまめに短く切ってあげるなどの配慮をしましょう。
まとめ
以上、犬にとって危険なインテリアの例として、
- 観葉植物。
- ゲートが無い。
- 高いソファやベット。
- 滑りやすい床。
- 爪が引っ掛かるカーペット。
の5つをみてきました。
あなたのお部屋にも当てはまるインテリアはありましたか?
犬とわたしたちがお互いに快適に生活するためには、愛犬にとっての危険が潜んでいないかどうかを常に考えながら、お部屋作りをしていきたいですね。
この記事があなたとワンちゃんの素敵なお部屋作りの参考になれば嬉しいです!