犬を飼って大丈夫な環境ですか?犬は「吠える生き物」です
筆者は愛犬のダックス3匹と、のどかな田舎のに暮らしています。幸い気密性の高い家+四方向私道か道路か庭なので、多少の吠え声はありますが騒音でトラブルになった事はほとんどありません。
ですが、1度だけ「愛犬の騒音トラブル」で怖い思いを経験した事があります。
届いたのは「苦情の手紙」
それは先住犬フジヤマが仔犬の時代のこと。
筆者が仕事に行く間「一匹では留守番中寂しいだろう・・・」と、実家に預けていた頃の事です。
ある日、「犬がうるさい、問題にするぞ!」といった手紙がポストに投げ込まれてしまいました。
実家で両親にベタベタに甘やかされていたフジヤマは、(自分がこの家を守らねば!)と彼なりに張り切っていたようですが、相当うるさく吠えていたのでしょう。
怒りに満ちた禍々しいその投書を見て、母はもちろん私も怯え、「ゾッ」としたのを覚えています。
実家は「ペットOK」のマンションで、「多少の事はお互い様」という暗黙の了解がありましたが、結果として「愛犬の騒音トラブル」に繋がってしまいました。
確かにダックスフンドは良く吠えますし、実際声も大きくよく通るので、耐えられない騒音としてマンション中に響いて止まらなかったのかもしれません。
今後の事もありましたので、仕方なくそれ以降は実家に預けるのは止めました。
ダックスフンドは「猟犬」。犬種の特徴を理解しておく
後々しつけの勉強をした際に、「ダックスフンドは猟犬なのでよく吠えるからしつけをしっかり」という事を学びました。しかし、実際は「吠え」を止めるしつけはとても難しい事でした。
ちなにみ、我が家の愛犬は、ミニチュアダックスが1匹、カニンヘンが2匹なのですが、明るく陽気なカニンヘンが、ちょっとした騒音に敏感だったり、そのうえ神経質だったりで、輪をかけてよく吠えます。
1匹でも良く吠えるというのに、我が家は多頭飼いで、1匹が吠えれば他の2匹もつられて吠えてしまう始末。
「花火も雷も地震もコワイ。。。来客ピンポンにはもちろん吠える!」といった感じです。
一概には言えないのですが、「ダックス」という犬種自体が猟犬として進化してきた犬種なので、彼ら自身「吠えてナンボ」と考えているのは間違いはないようです。
吠えだしたら「低く大きな声」で「止める!」から
これからダックスを飼う方には、まずはこの「吠える」に対処するしつけの徹底、覚悟を持って頂きたいと思います。
具体的な方法としては、
- 愛犬が何かに吠え始めたら、低く大きな声で「止める!」と言い一度吠えを止めさせます。
- 止まった所でおやつをあげ、褒めます。
- 褒めながら、撫でるなどして優しい声で「大丈夫、いい子」等で安心させます。
この繰り返しです。
これを何年も実践していますが、改善しつつも未だしつけの途中です。
「シーッ!大丈夫!(止まったら)いい子だね♡ハイおやつ」といった感じで、なかなか根気の要る作業です。
犬を飼う前に「住環境」を検証する
知人の住むマンションで、犬を内緒で飼っていた為に、引っ越しをしていったというお話を聞いたことがありますが、これは論外。元々の規則を守るのはもちろん、ペット可のマンションでも、一戸建てのおウチでも、「犬の事でご近所に何等かの迷惑をかける」という覚悟はしておいた方が無難です。
それこそ「向こう三軒両隣」に、仔犬を連れて、ちょっとした手土産を持ってご挨拶を済ませておいた方が先々を考えると安心かと思います。
「犬がうるさい」と思われるか「まぁ、仕方ない」と勘弁してもらえるかは、ご近所さんと、犬を飼う皆さんとの関係が大きいからです。
お散歩の時にも顔を合わせれば、挨拶プラス「いつもスミマセン」位に一言添えれば、ご近所さんの心証もグッと良くなります。
ちなみに我が家のご近所の場合、すぐそばに保育園があったり(子供の大声・奇声も負けず劣らずスゴイ!ものです笑)、自動車修理工場があったりで、本当に「お互い様」の空気が流れているので、改めて考えると、恵まれた環境なんだな~とホッと一安心しています。
町内会こそ壊滅状態ですが、「迷惑なウチ」には…多少はなっているのかな?(苦笑)
聞いたお話では、飼い主本人が愛犬の吠え声の五月蠅さにまいってしまい、しつけを諦め「愛犬の声帯を切る手術」をするケースもあるそうで・・・わんちゃんにとっては甚だ迷惑な話ですよね。
まとめ ~「しつけの努力」と「ご近所とのお付き合い」の大切さ~
この難しい問題をクリアするためには、プロのトレーナーさんの力を借りる必要があったり、飼い主本人とその家族がしつけの勉強を一からやり直す必要が出てくるケースもあります。
ですが、その前にまずやるべき対策は、アナログな事ながら「ご近所付き合いの重要性を再確認する」事に尽きると思います。
例えば、ゴミ出しや外出時、お散歩の時などにお会いする時、必ず積極的に挨拶をし「迷惑をかけているかもしれない」という気持ちを伝える努力が必要かと思います。
(建前の笑顔で、「いつも元気ね~」位の微妙なレスポンスならば、内心はうるさく思っている可能性もなきにしもあらず、ですが。。。)
皆さんの中には「今さら出来ない」「お付き合いはない」という方もおられるかと思いますが、実に「もったいない言い訳」です。挨拶に遅すぎはありません。
ウチのコは大人しいから大丈夫、と完全に思っていても、このご時世、いつお世話になるかもしれないご近所さん、普段から大事にして悪い事はないと思うのです。
愛犬の暮らしやすさを守る環境作りも、飼い主さんの大事な仕事のひとつなのです。ぜひ気軽ににっこりと「こんにちは」から始めてみませんか?
ユーザーのコメント
40代 女性 ポメママ
50代以上 女性 匿名
1匹でもかなりの迫力です。要求吠えがほとんどで、ほかには外の物音などでも結構吠えます。
幸い近所はほとんどが犬を飼っていてとても理解があり助かっています。多分うちの子が一番吠えるし、声も大きいです。私もダックスが大好きで親バカです。3匹も飼っているなんて羨ましいです。
40代 女性 匿名
性格はとても大人しいと思います。
そして、ほとんど吠えません。
インターフォンが鳴ろうと、他のワンコさんが吠えていようと、物音がしても知らん顔。
おやつやご飯の要求も吠えません。
吠える事を忘れてる??と思ったぐらいです。
子犬の時に、かなりしつけをしました。
散歩も大きな通りを選んで、色々な煩い音を聞かせました。もちろん、インターフォンも(笑)
吠えるのは、やはりその子の性格もあると思うし、しつけも必要だと思います。
以前ブリーダーさんに、どっちも吠える性格の子だけど大人しいですね。と声をかけて頂いた事があります。
しつけは根気のいる事でしたけど、今となってはやっておいて良かったと思います。
40代 男性 ひろ
30代 女性 匿名
ルーツが猟犬なので本能で備わっているのだと思いますが、本能を抑えるトレーニングと言うのはなかなか難しいようで年単位の時間が掛かりかなり骨が折れました…
ご近所との兼ね合いもあるので、集合住宅地やマンションで飼うことを考えている人は犬種特性を含めてよく勉強をし慎重に検討した方が良いと思います。
甘えん坊で愛嬌たっぷりですが、躾はなかなか大変です、、