普段できていないことを振り返る
普段から愛犬との時間を取れている方もそうでない方も、ちょうど良い機会なので、いちど日常を振り返ってみてください。もしかすると、普段愛犬にできていないことが見つかるかもしれませんよ。
紙に書き出してみる
まずは一日のスケジュールを時系列で振り返り、紙に書き出してみましょう。そこに愛犬のごはんの時間、お散歩の時間、お昼寝の時間、お留守番の時間や一緒に遊んだ時間なども書き出していきます。
すると「あ、ここの時間もっと遊んであげられるな」「この時間の方が余裕持ってお散歩できるな」などと気付くことができます。
もしかすると「これだけの時間があるならここに遊び時間を取り入れてみよう!」「あんな遊びも喜んでくれそうだな」とワクワクするアイディアが浮かんでくるかも!
新しい技あり遊びに挑戦してみよう!
今まで愛犬に芸を教えたことがない方もいらっしゃるかと思いますが、この機会に新しい”技あり遊び”に挑戦してみるのはいかがでしょうか。愛犬にとっても良い刺激になりますし、飼い主さんの気分転換にもなりますよ。ぜひトライしてみましょう!
例えば、
- 「おて」「おかわり」
- 「ふせ」
- 「ゴローン」という声掛けで愛犬を寝ころばせる
- 「バーン」と言いながら手で拳銃の真似をして愛犬を寝ころばせる
などが定番ですが、今回はしつけ要素を含めた変わり種の技あり遊びをご紹介します。
①楽しみながら「まて」「おすわり」
「まて」「おすわり」を覚えさせることは犬のしつけをする上でとても大切なことで、他者を守ることにもなりますし、時には愛犬自身を守ることにも繋がります。
今回は「まて」「おすわり」に遊びをプラスして行ってみましょう。
- いつも通り「まて」や「おすわり」をさせる
- 「1,2,3」と声に出して数える
- 上手におすわりしていられたら大好きなおもちゃを投げて、愛犬に取りに行かせ遊んであげる
この方法で愛犬の好奇心をくすぐり、テンションを上げることができます。
「今日は5まで数えてからおもちゃを投げてあげよう」「今6まで数えたから10まで数えてみよう」というように数を増やしても楽しいですよ。
②リズムに乗せて「おすわり」「ふせ」
「おすわり」「ふせ」も基本的なしつけですが、今回ご紹介するのはリズムに乗せて行う遊びです。こちらもすぐ出来ますし、とっても簡単で楽しいですよ♪
- いつも通り愛犬に「おすわり」「まて」(状況によってまてが先でも構いません)をさせる
- 手を2回軽く叩き「ふせ」と号令をかける
- 愛犬がふせをしたら褒める
- 3回軽く手を叩いて「おすわり」と言う
- 愛犬がうまくおすわり出来たらまた褒めましょう。
慣れてきたら一連の流れを続けて行い、最後に褒めて終了します。また、手を叩く回数を徐々に増やしたり減らしたり変則的に行っても良いですね。
注意点
- 先に、飼い主さんが手を叩く動作にわんちゃんを慣れさせることが必要です
- 保護犬で昔人に対して恐怖感があった子の場合は、慎重に行うか控えてください
③へそ天ママ椅子
「へそ天」という言葉は皆さん一度は聞いたことがあるかと思いますが、よく見られるのが、わんちゃんが気持ちよさそうに寝ていていつの間にかお腹丸出しで仰向けになって寝ている状態です。今回は、この「へそ天」を利用した技あり遊び「へそ天ママ椅子」(パパの場合は「へそ天パパ椅子」)をお教えします。
- 飼い主さんが床かソファに足を伸ばして座る
- 「おいで」と号令をかけ、愛犬を膝の上に来させる(膝に乗らないようなら飼い主さんの横に来てもらうだけでもOK)
- 愛犬が喜ぶところをゆっくり撫でてリラックスさせる
- 愛犬がリラックスできたところで両手で前肢を持ち、気をつけながら愛犬を膝の上で仰向けの体勢にする
はじめは嫌がって抵抗してきますが引っ張りっこ遊びと一緒で、そこは折れずに愛犬を固定しましょう。ですが、あまり強い力で握らないよう気をつけてください。
この状態で愛犬が力を抜いてくれるようになったら…
- 前肢を握った手の力を緩めて「1,2,3」と声に出して数える
- ゆっくり元の状態に戻して、床に下ろす
- 「よくできたね」と褒めて、おやつをあげて終了
この遊びはしつけをする上でもとても有効的なやり方で、この遊びを定期的に行うと今までのしつけの強化に繋がったりもしますし、動物病院やドッグサロンへ連れて行った時にも役立ちます。また、便秘時のマッサージにもこの体勢に慣らせておくといいですよ。
注意点
- 飼い主さんとわんちゃんの信頼関係が十分にできていることが前提です
- 飼い主さんに触られることに慣れさせてから行いましょう
- 必ず愛犬の体調を見て行ってください
- 腰の悪い子には無理に行わないでください
④簡単ドッグダンス
本格的なドッグダンスはなかなかハードルが高いですが、今回は誰でも簡単に愛犬と楽しめるものをご紹介します!
- 飼い主さんの片手におやつを忍ばせる
- 飼い主さんが立っている目の前に愛犬を座らせ、飼い主さんが肩幅くらいに足を開く(大きい犬の場合はその子が通れる幅に足を開く)
- 愛犬の鼻におやつを忍ばせた手を近づけて愛犬を飼い主さんの股下まで誘導し、そのまま愛犬にくぐってもらう
- 股下をうまくくぐることができたら褒める
最初はくぐることができなくても、足の間に入れただけでも褒めてあげてください。何度もトライしていくうちに股下をくぐることができるようになります。
さらに、もっと慣れてきたら今度は飼い主さんの右足、股下、左足の3か所を通らせて8の字にくぐらせてみましょう。やりづらいようでしたら、飼い主さんが少し足を上げてあげるとわんちゃんも通りやすいです。
飼い主さんの好きな音楽をかけながら行うとより楽しむことができますよ。
また、②の『リズムに乗せて「おすわり」「ふせ」』と組み合わせて遊んでいただいても楽しめますのでぜひトライしてみてください。
さいごに
いかがでしたか?
今回ご紹介させていただいた愛犬と楽しむ方法は、飼い主さんとわんちゃんがおうちの中でも無理なく楽しく取り組めるものをチョイスしてみました。
かわいい愛犬との時間を少しでも楽しく過ごすことが出来れば幸いです。そして飼い主さんとわんちゃんの不安やストレスが少しでも軽減でき、笑顔になれることを心から祈っています。