1.頭を上から触る
「叩かれる?!」とビックリしてしまう
犬の頭をいい子いい子をしたくなってしまいますが、実は頭を触られるのを嫌がる犬は多いです。いきなり犬の頭を触ろうとすると、自然と手を犬に振り下ろす形になります。手を振り下ろされることで犬は「叩かれる?!」とびっくりして、警戒モードになってしまいます。
まずは手の甲の匂いを嗅いでもらおう
犬社会のマナーは、お互いに匂いを嗅ぎ合って挨拶することです。犬をいきなり触ろうとせず、まずは手の甲をそっと差し出して匂いを嗅いでもらいましょう。このときに犬が怯えたり後ずさりした場合には拒否のサインですので、それ以上近付かないようにしましょう。
犬が手の匂いを嗅いでくれて受け入れてもらえた後で、正しい手順で触らせてもらいましょう。その犬の飼い主さんに「触っても良いですか?」とお伺いを立てるのを忘れずに!
犬をなでるときは「下から」
手の匂いを嗅いでもらった後、犬の目線より低い位置から触らせてもらいましょう。そして、最初は犬の視界に入る胸や肩のあたりだと怖がりにくいです。抵抗感なく触らせてくれるようなら、背中や首筋のあたりも優しくなでてみましょう。
2.ガサツな言動
とにかくビックリすることが嫌い
犬は野生の本能により恐怖に対する感覚が敏感です。そのため、犬はビックリすることが苦手です。
- 突然大きな声を出す
- 大きな音を立てる
- いきなり動く
このような行動は犬が警戒モードになってしまう恐れがあります。
優しく高めの声のトーンで話しかけてみよう
犬と接する際には穏やかな行動を心がけましょう。ゆっくり動いたり丁寧な行動を心がけたりすることで、犬に安心感を持ってもらうと仲良くなりやすいです。また、少し高めのトーンの優しい声で話すようにすると良いでしょう。
3.目を見てまっすぐ近付く
飼い主以外のアイコンタクトは緊張する
犬は飼い主さんとコミュニケーションを取る際にアイコンタクトを使います。しかし、たとえ飼い主さんであっても、犬はじっと目を見つめられることが苦手です。フレンドリーな子は知らない人に対しても目を見てアピールしてくることもありますが、知らない人に目を直視され続けると緊張して、警戒モードになってしまうことも多いです。
犬に近付くときはカーブを描きながら
犬社会のマナーでは相手に近付くときに直進せず、カーブを描きながら近付きます。これは相手に敵意や威圧感を抱かせないためと言われています。犬に近付く際には真正面から直進しないように、カーブを描くようなイメージで距離を縮めましょう。
真正面にしゃがむのもNG
犬を触る際にはしゃがんであげると威圧感がなくなります。このときに犬の正面に座ると威圧感を与えてしまいますので、犬の正面に対して自身の正面を斜めにして向かい合わないようにしましょう。犬に逃げられる余裕を与えることがポイントです。
まとめ
今回は犬に嫌われてしまう可能性のある行動についてご紹介しました。
犬と接する際には、
- いきなり触ろうとしない
- 穏やかな声と行動を心がける
- 犬の真正面から近付かない
以上のことを心がけると犬に安心感を持ってもらいやすくなります。知らないわんちゃんと触れ合う際には、飼い主さんに触れ合う許可を取ることも忘れずにしてください。