犬との遊び方 人気ランキング♪
犬との遊び方 人気ランキング
ご自身のわんちゃんが「一番喜ぶ遊び方」を教えて下さい♪というアンケートの結果を見ると、やはり定番の「取ってこい」と「引っ張りっこ」が人気で、合わせて全体の6割以上を占めています。ボールなどを投げて取ってくる遊びや、おもちゃやひもなどを引っ張り合う遊びは、犬の本能にマッチしていて、人気があるのもうなずけます。
その他の遊びは、それぞれ全体の1割かそれ以下の割合になりますが、その中で一番人気だったのが「追いかけっこ」です。外ですることもできますし、家の中でもできますね。追いかけるのは、やはり犬の本能にマッチしていますし、逆におもちゃなどをくわえた状態で、飼い主さんに追いかけられるのも、犬にとっては面白く感じるようです。
「追いかけっこ」に次いで多かったのが、「宝探し」です。これはちょっと意外な感じがします。おもちゃやおやつを飼い主が隠しておいて、犬が探すのでしょうね。最近は、「ノーズワーク」といって、隠したフード1粒などを犬に探させる遊びが少しずつ普及しているようなので、それも影響しているのかもしれません。
飼い主と遊ぶばかりでなく、「一人遊び」を一番好むと答えた方がいるのも少し意外です。やはり犬にも性格があるので、噛んで遊ぶおもちゃなどで一人の世界に入るのが好きな子もいるんでしょうね。あとは、「ボディタッチ」を遊びの一環ととらえている方がいるのも、やや意外な感じがしました。ただなでられるだけでなく、飼い主に触れられるのを遊びととらえる犬もいるんですね。微笑ましいです。
犬の遊び用グッズ・おもちゃ 人気ランキング
アンケート結果では、やはり犬と遊ぶときの定番、ボールが最も多く、3割近くを占めました。次いで、犬用おもちゃとロープがそれぞれ2割近くになり、前項の「犬との遊び方」で「取ってこい」と「引っ張りっこ」が上位だったのと、一致する結果となりました。
犬用おもちゃでは、コングや「たまごちゃん」という商品が人気のようでした。コングはおやつを入れることもできますし、たまごちゃんは玉子型なので、ボールより弾み方が複雑で、犬も楽しく遊ぶことができるのでしょうね。
ぬいぐるみも1割を超える回答がありました。取ってこいや引っ張りっこにも使えますし、お気に入りのぬいぐるみを大切にする犬は多いですね。
手作りおもちゃと回答した方も、ぬいぐるみに次いで多かったです。愛犬のおもちゃを手作りするなんて、優しい飼い主さんですね。愛犬の好きな遊び方に合わせて、おもちゃを作ってあげるのでしょうか。
その他、タオルなどの身近な生活用品と答えた方もおられます。確かに、犬はタオルを振り回したり、引っ張りっこをするのが好きですね。使い古したタオルなら、飼い主さんもためらわずに使えます。
フリスビーと答えた方が4%と少なかったのは、少し意外な結果でした。小型の愛玩犬と暮らしている方が多いのかもしれませんね。また、フリスビーで遊べる広い場所がないのも理由かもしれません。
お気に入りのグッズやおもちゃから、普段愛犬とどんな遊び方をしているかがうかがえる、興味深い結果となりました。
室内で出来る遊び
取ってこい
アンケート結果で一番人気の遊び方だった「取ってこい」は、室内でもできる遊びです。ボールやおもちゃを飼い主が投げて、犬が取ってくる定番の遊び方ですね。
取ってこいを自然と覚える犬もいますが、まず「マテ」をさせて、飼い主がボールなどを投げ、「取ってこい」と声をかけてから、犬に取ってこさせる方法もあります。取ってきたらほめて、また投げることをくり返します。
どの遊び方も同じですが、あまり何度もくり返して、犬が興奮しすぎないように気をつけましょう。興奮のしすぎは、かえってストレスになります。
引っ張りっこ
ロープやひもなどを飼い主と犬が引っ張り合う遊び方です。これもアンケートで上位に入っていましたが、室内でできる遊びです。
おもちゃやロープを犬にくわえさせて、飼い主が引っ張ることで、引っ張りっこができます。このとき、犬の力を見て、加減するようにしましょう。力まかせに引っ張ると、犬の歯や口、首などを痛めてしまう可能性があります。
引っ張りっこは、犬の何かを噛みたいという欲求を満たすことができる遊び方なので、人間に噛みつくことを予防することにもつながります。また、遊びの終わりに食べ物を差し出して、引っ張っていたおもちゃを放させることで、何かを誤食しようとしているときに、同じようにおやつを差し出して、口から出させることもできるようになります。トレーニングと遊びを結びつけるので、取ってこいと同じように、有効な遊び方と言えます。
アンケートでは、「ひもをぶらぶらさせる」と愛犬がじゃれついてきて、そのまま引っ張りっこをする人や、ロープ状のおもちゃで取ってこいをさせて、引っ張りっこになだれ込む人など、それぞれ遊び方が違いました。とても楽しそうですね。
追いかけっこ
屋外でのように思いきり走るわけにはいきませんが、追いかけっこを室内で楽しむこともできます。飼い主が逃げて犬が追いかける、犬を飼い主が追いかけるの2パターンがあります。
犬は逃げるものを追う本能があるので、遊びの途中で飼い主が背中を向けて小走りすると、追いかけてきます。当然犬のほうが速く走れるので、飼い主の足元などを軽く噛んで捕まえます。鬼ごっこの要領ですね。
反対に、犬を飼い主が追いかけるパターンは、おもちゃを持った犬を追いかけることで成立します。犬は、飼い主におもちゃをとられないように巧みに逃げて、スリルを楽しむようです。追いかけられるのに飽きたら、飼い主におもちゃを渡して、投げてもらい、また追いかけてもらうのをくり返すようです。飼い主はちょっと疲れるかもしれませんが、楽しい遊び方ですね。
アンケートの回答を見ると、おもちゃなどをくわえた愛犬を飼い主が追いかけるという遊び方をしている方が多いようです。
外で出来る遊び
一緒に走る
思いきり走り回れるのが、屋外での遊びの醍醐味ですね。ドッグランに連れて行く方もいますし、公園などの広い場所でリードをもって愛犬と一緒に走る方もいます。一緒に思いきり体を動かすのは、犬にとってとても楽しいことなんでしょうね。
特に、中型以上のサイズの犬は、室内での遊びだけでは、物足りないと思います。毎日でなくても、定期的に思いきり体を動かす機会を作ってあげるのは、犬のストレス解消のため大事なことです。そんな遊び方ができる場所を探してあげるといいですね。
ボール投げ
室内でも取ってこいはできますが、外でボールを投げて取ってこいをすると答えた方もいます。これも、犬が思いきり体を動かせるいい遊び方ですね。
飼い主も犬も夢中になりすぎて、周囲の人に迷惑をかけないように気をつけましょう。伸縮リードやロングリードをうまく取り入れて、ボール投げを楽しめるといいですね。また、夏の暑い時期は、熱中症の危険がありますので、走り回る遊び方は控えるようにしましょう。
追いかけっこ
庭などの敷地内で、愛犬と追いかけっこをすると回答した方もいます。室内とは違って、屋外では、犬が飼い主を追いかける遊び方をするようです。
犬が飼い主を追いかける遊び方は、トレーニングを兼ねることもできます。飼い主がどんな動きをしても、ついていくように犬に習慣づけさせる意味があります。もともと犬は逃げるものを追う習性がありますので、本能を満足させながら、トレーニングにもなる良い遊び方と言えます。
散歩
アンケートの回答では、散歩を犬との遊び方としてとらえている方もいました。犬と飼い主がコミュニケーションをとりながら歩く散歩は、楽しいものですね。
犬はにおいをかいだり、あたりを見回したりして、外にいることを楽しみます。飼い主も、犬と歩くことで、1人で歩いているときには気づかなかったものを発見できます。お互い運動にもなりますし、散歩は一番大事な遊びと言えるでしょう。
犬と遊ぶ際の注意点
子犬と遊ぶとき
子犬と遊ぶときは、あまり長時間にならないように注意しましょう。子犬は元気で遊び好きなので、飼い主も楽しくて、ついつい長い時間遊びがちです。でも、あまり長時間遊ぶと、子犬が疲れすぎて体調不良の原因になりますし、成長してからも犬が1人で過ごせなくなってしまいます。
子犬との遊び方は、1回につき15分程度が目安です。子犬は寝ては起きてをくり返しますので、適度に疲れる程度に遊んであげて、ゆっくり寝かせてあげましょう。
また、子犬の体はまだ成長過程にありますので、激しい遊びで骨折などのケガをさせないように注意が必要です。引っ張りっこのときなど、強く引っ張りすぎないで、子犬の体力を見て加減しましょう。
老犬と遊ぶとき
老犬になると、若いときのように遊ばなくなりますが、それでも少しは飼い主と遊ぶことも大事です。飼い主と楽しい時間を過すことは、老犬にとっても良い刺激になります。加えて、筋力の衰えを防ぐ意味もあります。
ただ、やはり犬もシニアになると、若いときのようにボール投げなどはきついと思いますので、年齢に応じた遊び方を考えてあげましょう。たとえば、かくれんぼをして、犬に飼い主を見つけさせるゲームは、家の中を歩くだけでできますので、老犬に合った遊び方と言えます。同じく、宝さがしもいいですね。
小型犬、特にサイズの小さいチワワなどの犬種は、シニアになると心臓に問題を抱えやすくなります。興奮させるような遊び方は、心臓に負担をかけますので、やめましょう。
病気や療養中の犬と遊ぶとき
病気や療養中の犬は、まず犬が遊べる状態かをきちんと見極めましょう。症状がつらくて起きられない、遊ぶ気になれないというときは、無理に犬を遊ばせてはいけません。犬がそのような状態になるというのは、よほど体がつらいのです。必要な看病をして、回復を待ちましょう。
少し症状が良くなってくると、犬が遊ぶ気をとり戻します。そうなってから、くれぐれも無理のないように、まずは動きの少ない遊び方をしながら、犬の体調を見てあげてください。家の中を歩き回れる状態になったら、シニア犬と同じく、かくれんぼなどをして、筋力の衰えを予防するようにしましょう。元気になったら、またいっぱい遊んであげてくださいね。
犬種や犬のサイズ
一口に犬と言っても、犬種によって特性もサイズも実にさまざまです。犬種に合った遊び方を考えるのも大事です。
中型以上で、猟犬などのスポーティな犬種は、運動不足に注意しましょう。広い庭がある家なら、庭で十分走り回れるようにして、犬がストレスをためないようにしてください。庭がない場合は、公園やドッグランに連れて行って、思いきり走らせてあげましょう。その際、公園では絶対にノーリードはNGです。どんなにお利口な犬でも、間違いをおかす可能性はゼロではないのです。他の犬や人間にケガをさせると、大変なことになります。ノーリードはドッグランだけにしましょう。
反対に、小型犬でさほど運動量を必要としない犬種に、中型犬のような激しい遊びをさせないようにするのも大事です。若いときは良くても、関節や心臓に負担がかかって、シニアになったときに問題が出る可能性があります。小型犬は、たまにリフレッシュするために外で走る時間を作る程度で十分です。愛犬に無理をさせないように、注意しましょう。
買って失敗した犬の遊び用グッズ・おもちゃ
ぬいぐるみ
アンケートの回答を見ると、犬がぬいぐるみを気に入らなかったのではなく、噛みちぎって中の綿を出してしまうケースが多かったです。おそらく犬は気に入ったのでしょうが、それゆえに噛み破って遊び、飼い主が想定した遊び方と違っていたようです。
ぬいぐるみは、犬から見ると獲物のように感じるようです。もちろん、小さいぬいぐるみで取ってこいをするなど、ぬいぐるみをおもちゃとして大切にする犬もいますが、サイズが大きめのぬいぐるみだと、噛みちぎってしまうことがあります。中綿を出すのも、犬にとっては面白いですが、飼い主としてはがっかりですね。
おやつを中に入れるおもちゃ
コングのように中におやつを入れられるタイプのおもちゃは、犬によって好き嫌いがあるようです。アンケートの回答にも、おやつをとり出せないと思って興味を失ったと書いていた方がいました。
または、留守番の退屈やさみしさを紛らわすために与えたのに、飼い主が帰ってから遊び始めると答えた方もいます。留守番中は寝ているのかもしれませんね。
知育系のおもちゃは、飼い主が良かれと思って犬に与えても、興味を示す子とそうでない子の差が激しいようです。でも、こればかりは実際に与えてみないとわからないので、もしこれから知育おもちゃを買おうと思っている方は、まず安価なもので試してみるといいのではないでしょうか。
噛んで遊ぶおもちゃ
犬は固いものを噛むのが好きだからと思って、噛んで遊ぶおもちゃを与えて失敗だったと答えた方もいます。歯ブラシ型のおもちゃをあげたら、ブラシ部分ではなく、柄のプラスチック部分を噛んでボロボロにしてしまったという回答がありました。犬におもちゃを与えたとき、飼い主の想定と違う遊び方をすることも多いですからね。
木製の噛むおもちゃを与えたら、犬が噛んで遊んでいるうちに、ささくれになって危なかったという回答もありました。噛むおもちゃは、犬が噛んだらボロボロになっていき、どうしても破片が出ますので、犬が食べてしまっても大丈夫な素材を選ぶことが大事なんですね。