犬に付けるマイクロチップって何?
マイクロチップは犬の身体に埋め込んで使える、長さが8ミリから12ミリの小さな電子タグ。専用の注入器で皮下に注入し、専用の読み取り機を使って番号を識別することができます。
犬が災害や何らかのトラブルで飼い主とはぐれてしまった時、すぐに元の飼い主のところへ戻れるように装着が推奨されています。
電池やボタンを使う必要がないので一度埋め込んでしまえば、ワンちゃんが寿命を迎えるまで利用する事が可能です。交換の必要もないので、ワンちゃんへの負担は装着時1回のみで済ませられます。
マイクロチップのメリット・デメリット
メリット
マイクロチップを付けるメリットは犬の身元が簡単にハッキリする事です。特に災害や不慮の事故で迷子になる犬は多いのが現状。飼い主とはぐれて遠くに行ってしまっても、マイクロチップを付けておくだけで見つかる確率が格段に上がります。
デメリット
マイクロチップのデメリットは、実際のところほとんどありません。
強いて挙げるとすればCTやMRを撮った時に画像が少々乱れる程度です
電子機器を身体に入れると聞いて、犬の身体に負担が掛かるのではないかと心配する飼い主さんもいますが、マイクロチップを埋め込む事による健康への影響は全くないと言われています。
マイクロチップは義務化へ
日本ではこれまで飼い主に一任されていたマイクロチップ装着の有無ですが、近年犬を取り巻く環境や事情が変化してきた事も相まって、2019年に完全義務化が決定されました。
飼い主が安易にペットを捨てないためと、迷子犬問題の解消が狙いです。
実際の義務化(施行)は、改正動物愛護法公布から遅くとも3年以内を目安としているので、2022年頃となる見込みです。
まとめ
犬へのマイクロチップ装着にはマイナスなイメージを持つ飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
けれどもマイクロチップは犬を守るために作られたものであり、義務化が決定された迷子札のようなものです。
ワンちゃんを取り巻くトラブルや困難が解消される日も近いでしょう。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 匿名
町内での迷子・脱走ならば顔見知りさんに気づいてもらえる可能性も高いけど、少し離れた地域や遠方だったら、どうする?
首輪や迷子札をなくしたら、どうする?
大切な愛犬が、家族が、身元不明にならないようにと思っての事です。
20代 男性 匿名