犬が苦手な人のための配慮①「他人に向かって吠えないためのしつけをする」
犬が苦手な人は、犬に吠えられるだけでも恐怖を感じてしまいます。もし、あなたが道を歩いていて、誰かとすれ違うとき、急に「わっ!」と大きな声を出されたらどうでしょう。心臓がバクバクするほど驚きませんか?犬が苦手な人は、犬に吠えられたとき、それと同じような気持ちになるんです。
犬が苦手な人のための配慮②「他人に飛びつかないためのしつけをする」
犬が苦手な人の中には、「見るだけなら平気」や「近くにいるくらいなら平気」や「頭を撫でるくらいなら平気」などという方がいます。でも、飛びつかれてしまうことには恐怖を感じてしまいます。犬は「こんにちは!」と、会えたことが嬉しくて、挨拶のつもりで飛びついたのかもしれません。しかし、犬が苦手な人にとっては恐ろしいものです。驚いて転倒してしまうことがあるかもしれません。
犬が苦手な人のための配慮③「リードを短く持つ」
リードを短く持つということは、犬が苦手な人のためだけではなく、周りにいる全ての人や他の犬に対する配慮でもあると思います。そして、愛犬を守るためでもあります。ノーリードなんて論外ですね。オスワリやマテをさせていても、近くにいる他人に対して興味を持ち、急な動きをすることがあります。リードを短く持っていれば、犬の方から他人に近づいたり、飛びついたりすることはありません。
犬が苦手な人のための配慮④「マナーを守る」
とくに問題視されているマナーは「排泄」に関してなのではないでしょうか。お散歩中、排泄をしてしまったときは、必ず後始末をしましょう。うんちは持ち帰っていますよね。おしっこはどうですか?水をかけておけば良いと思っていませんか?おしっこは、できることならば、トイレットペーパーなどで吸い取るようにしたいものです。その後、さらに水をかけておくと良いのではないでしょうか。しかし、水をかけてもニオイは残ってしまうでしょう。
芝生の上や草むらの中なら、おしっこをしても見えないから、そのまま放置しても良いと思っていませんか?土や砂の上なら、おしっこが吸収されてしまうから、そのまま放置していませんか?もし、他人が芝生や草むらの中や土や砂に向かって、ペッ!と唾を吐いているのを見たらどうでしょう。気分が悪くないですか?汚いなと思いませんか?犬が苦手な人にとっては、それと同じなんです。
自宅で排泄ができるよう、トイレトレーニングを行うことも、犬が苦手な人だけではなく、全ての人への配慮です。
犬が苦手な人のための配慮⑤「犬が苦手な人を受け入れる」
私は犬が大好きです。犬が苦手な人に対して、なぜ犬が苦手なのか、理解することはとても難しいです。しかし、犬が苦手な人を受け入れることはできます。たとえば、店内への犬同伴OKのカフェで食事をするとしましょう。店内への犬同伴OKなだけであって、犬好きが集まるドッグカフェではありません。犬が苦手な人もいらっしゃるでしょう。犬のニオイや抜け毛を気にして、犬がいる店内では食事をしたくない人もいらっしゃるでしょう。テラス席があるのであれば、犬が苦手な人を受け入れるという意味で、テラス席を利用したいです。
まとめ
犬が苦手な人への配慮を怠ってしまうと、愛犬にも危険が及んでしまうかもしれません。犬が近づいてきたことに恐怖を感じ、「こっちへ来るな!」と物を投げつけられてしまうかもしれません。足で蹴飛ばされてしまうかもしれません。犬好きには全く理解することのできない行動ですが、仕方がありません。私の愛犬の男の子は元放浪犬でしたが、放浪している間、「こっちへ来るな!」と、石を投げつけられていたそうです。飼い主さんが近くにいたとしても、同じことが起こらないとは言い切れないと思います。それだけ犬が苦手なのですから。