犬にナメられやすい人の特徴とは?
「愛犬が家族の中で私の言うことだけ聞いてくれない」「私に対して愛犬のわがままが強い気がする…」など、なんだか犬にナメられているのでは?と感じることはありませんか?犬は私たちの一挙一動をよく観察しています。そのため、ある特徴を持つ人は犬にナメられやすいのです。では、どのような特徴を持つ人が犬にナメられやすいのでしょうか。
1.犬のことを怖がるような態度をとる
まずは犬に対して「怖い」という気持ちが態度に表れてしまっていると犬にナメられやすくなってしまいます。「犬は人間の表情や仕草でそんなことわからないのでは?」と思うかもしれませんが、そこが他の動物とは少し違うところなのです。
犬は人間の行動や仕草、さらに表情を観察し、それらを総合した上で今どのような感情を持っているかを読み取っています。もちろん、細かい部分までは読み取れませんし、理解することはできていません。しかし、大まかに「怒り」や「喜び」、「恐怖」といった感情を感覚で読み取っているのです。
さらに「怖い」と感じている人は少なからず緊張しているため、じんわりと手に汗をかくことが多いです。実は嗅覚の良い犬はこの汗の匂いを感じ取り、そこから「この人は自分に対し緊張している」と判断することができます。
この判断から「近づかない方がいいな」と思う犬もいれば、中には「じゃあ僕の方が上だ」と勘違いしてしまう犬もいるのです。
2.マウンティングしても笑って許してしまう
皆さんは犬の行動の意味を理解していますか?実は気付かない内に犬が飼い主に対してマウンティング行為をしていることがあります。しかし、飼い主はそれに気づかず、「じゃれてきている」「甘えている」と勘違いし、笑って許してしまっていることは珍しくありません。
例えば、愛犬が飼い主に飛び乗るようにじゃれついてきたとします。「甘えてきて可愛い」と思う人が多いかもしれませんが、実はこれこそマウンティング行為である可能性が非常に高く、さらに飼い主が気づかないケースがとても多い例の1つです。
これに気づかず笑って応答してしまうと、飼い主のマウンティング行為を受け入れてもらったと犬は認識します。これにより「僕の方が上だ」と勘違いしてしまうのです。
3.何をしても優しく接してしまう
「かわいそうだから」「可愛いから」という理由で、愛犬が何をしても怒らず許してしまうということはありませんか?たしかに強く怒ってしまうとかわいそうな気もしますが、ダメな事はダメだとしっかりわからせなければ、行為や態度はエスカレートしてしまいます。
特に犬自身が「ダメな事である」という意識がある上でいたずらなどを行っている場合、飼い主が笑って許してしまうと「どんなことをしても飼い主は許してくれる」と勘違いし、飼い主をナメるような態度や行動をとるようになります。
可愛い愛犬だからこそ、しっかり飼い主がダメな事はダメだと教え、飼い主がリーダーであることを認識させる必要があるのです。
4.すぐに感情的になってしまう
すぐに感情的になってしまう人も犬にナメられやすいと言えます。犬にとってリーダーは常に落ち着いており、仲間をまとめる役割を持つ人物という認識を持っています。そのため、少しのことで感情的になるような人は自分より上だと認められにくいのです。
私たち人間の中でも小さなことで狼狽えてしまうような人はリーダーに選びにくいですし、いざという時に頼りになるとは言い難いですよね。それは犬も同じです。
また気弱な態度をとるような人だけでなく、ちょっとしたことで怒鳴ったりする横暴な人も当てはまります。一見、支配することによってナメられにくいと思われがちですが、やはり犬から見ると「落ち着いた態度を取れない人」となるため、反抗的な態度を取られたり、呆れられてしまう事があります。
まとめ
いかがでしたか。普段、飼い主や犬好きな人がしがちな行為に、実は犬にとってマウンティングの意味のある行為が含まれていることがあります。「私、ナメられてる?」と感じる方は、今一度、自分の犬に対する行動や態度を見直してみましょう。