話しかけても無視する
わんこに人間の言葉は通じませんが、わかっていてもつい話しかけてしまうのが愛犬家の性ですよね。そんなとき、わんこがこちらをじっと見て話を聞いているようなそぶりをしてくれたり、首をかしげて一生懸命言葉を聞き取ろうとしている仕草をしてくれたりすると、嬉しくなってしまうものです。
ですが、無愛想わんこはそんなふうに人間の長話に付き合ってはくれません。話しかけてもこちらを向くこともなく、一瞬首を上げたかと思ったら眠りつづけてしまったり、いたってクールなのです。
名前を呼んでも来ない
庭やドッグランでわんこが夢中で遊んでいるとき、飼い主さんが遠くから名前を呼ぶと、遊びを中断して一目散で駆けつけてくれる。飼い主さんにとっては、わんこの無償の愛を感じる瞬間です。
ですが、無愛想わんこときたら、絶対にこちらの声は聞こえているのに、一瞬首を上げてこちらを見るだけで、すっかり聞こえないフリを決め込みます。ようやくこちらに向かってくる足取りも何だか重くて、「はいはい、わかりましたよ」と言わんばかり。何だかやるせない気分になってしまいます。
人に触られるのが好きじゃない
人なつこくて愛想の良いわんこは、飼い主さんに限らず、お散歩やおでかけ先で出会った見知らぬ人でも触ってもらうのが大好きです。しっぽを振って喜んだり、場合によっては、無防備にお腹をさらけだす「ヘソ天」までしてナデナデを要求することも。まさに「みんなに愛されるわんこ」の理想的な姿ですよね。
ですが、無愛想なわんこは基本的に人に触られるのが好きではありません。出会った人が「なでていいですか?」と手を差し伸べてくると後ずさりしてしまったり、なでられたとしても喜ぶようすもなく、それどころか至極めんどうくさそうだったり。飼い主さんに対しても、くつろいでいるわんこの横に行って身体をなではじめると、うっとうしそうに起き上がってどこかへ行ってしまったりするのです。人馴れしていないわけでも、飼い主さんが嫌いなわけでもないのにそんな態度なのは、ただ、「ほうっておいてほしい」の意思表示なのかもしれません。
すぐにテンションが下がる
わんこのテンションがマックスに高まるときといえば、大好きな飼い主さんが帰ってきたときのお出迎えや、大好きなおもちゃで遊んでいるとき。しっぽをちぎれんばかりに無邪気に振って、純粋な目をキラキラ輝かせている姿を見ると、いとおしい気持ちがこみ上げてきますよね。
もちろん、無愛想わんこでもそんな瞬間がないわけではありません。飼い主さんが帰ってくればしっぽを振って出迎えるし、ボールを投げてもらえば大喜びで走って行きます。ですが、愛想の良いわんこと違うのは、そのテンションの維持力の低さ。お出迎えが終わったと思ったらスイッチが切れたようにスーッとどこかにいなくなってしまって、飼い主さんを嬉しい余韻にひたらせてくれません。ボール遊びもすぐに飽きてしまって、落ちたボールを見つめて「あなたが取りにきてくださいよ」といわんばかりの表情。その感情の変化の速さには、飼い主さんですら置いてきぼりです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?わんこを飼う前、多くの人が思い描く理想の犬像は、人なつこく愛想の良い姿かもしれません。ですが、実際に飼ったわんこが無愛想な性格だったからといって、心の底から落胆したという人は少ないのではないでしょうか。無愛想なわんこが飼い主さんにだけ時々見せてくれる甘えた表情は、誰にでも愛想が良いわんこのそれより何倍もいとおしいものです。ぜひ、無愛想なツンデレわんこの魅力を堪能してくださいね。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 匿名
愛想の良い子ですが
お散歩に行く前のチューはすごいのに
玄関を開けると
ぴたっとやめてしまいます
そんな時 私はあー他の人には見られたくないのかぁと
ちょっと ツンデレねっって感じますが
そんな所も大好き?