犬にコタツは大丈夫?
結論から言うと大丈夫
犬がコタツに入って暖をとるのは問題ありません。むしろ冷えがあまりに厳しいなら、こたつで暖めた方が良いこともあります。ただし、コタツは人間向けの構造なので少しだけ注意が必要です。
長時間は注意を
寒さでコタツに潜り込んでしまうと、犬はなかなか出たがりません。実は犬は寒さには耐性はあるものの、寒がりな生き物でもあるのです。
こうしてコタツから出ないでいると、酸欠や脱水症状を起こしてしまいます。対処としてコタツの布団を一部あげておくか、コタツの近くに水を置く、またはコタツは弱設定にしましょう。
赤外線ヒーターの真下は白内障の危険
大概の犬は、コタツに潜り込むと布団の近くの隅っこに寄るか、頭を出して体だけ暖まるようですが、まれに凄く寒がりの子は、ヒーターの真下に行ってしまいます。
低温火傷の危険もありますが、この場合怖いのは、長時間至近距離で赤外線の光を見続けることによる白内障の誘発です。これは高齢になるほど、赤外線の影響で引き起こされやすくなるようです。
そのような癖のある犬、潜り込む系の犬は、コタツの使用を短時間に決めて電源を切るか、コタツから出すかして予防しましょう。
犬にみかんをあげても大丈夫?
ミカンは犬も食べられる食品です
ミカンは果物。雑食の犬に与えるのはもちろん大丈夫です。ただし何事も過ぎたるは及ばざるが如し。与え方にも注意しましょう。
あげるときは少しずつ
大抵の犬は一度食べるとミカンが好きになります。しかし喜ぶからと、ねだられるままにあげてはいけません。
ドッグフードに慣れている犬なら、たくさん食べれば下痢になるなどしますし、何より栄養が偏ってしまいます。オヤツと同じ感覚で、少しずつ与えましょう。
ミカンのどこを与えればいい?
種や外側の分厚い皮、内側の房の袋を剥いて果肉のみを与えるのがベストです。外側の皮等は、犬の体では消化しきれず体調不良を引き起こしやすいのです。
犬は噛まずに飲み込む生き物
犬は食べ物を奥歯で噛むことができません。それゆえに食べるときはほぼ丸のみになります。結果として丸飲みにされたミカンが消化しきれず、そのままツブツブとトイレに散らかることがあります。
寄生虫と間違えてパニックになる飼い主さんの話が漫画にもなっているくらいなので、ミカンを与えるときは覚えておいた方がよいでしょう。
コタツでミカンは犬の健康に良い
ミカンはビタミンが豊富
犬は雑食なので、ビタミン摂取もとても大事な生き物です。ミカンに含まれるビタミンは良質で、しかも喜んで食べるので理想的と言えます。
ミカンは繊維質が豊富
ミカンを食べることにより腸が刺激され、便秘解消にもなります。腸が活性化すると体調が整いやすくなりますので、ミカンは犬の健康に良いと言えるでしょう。
アレルギーには注意を
犬の中にはミカンのアレルギーを持っている個体も存在します。他の季節に食べる機会が少ないので発覚しにくいもので、ミカンを食べると痒がる、目が赤くなる、酷い下痢や嘔吐等、異常が見られるので獣医師に相談しましょう。
またミカンアレルギーを見抜くためにも、始めに与えるときは、ほんの少量のみ与えてください。
体を暖めるのは犬にとって良いこと
コタツで暖まるのは犬にとってとても良いことです。寒さに強い生き物ではありますが、犬も冷えすぎれば体調を崩しますし、体力を奪われます。
ましてや愛犬が小さな室内犬なら、暖めなければ凍えてしまうでしょう。その点、コタツは優秀だと言えます。
最後に
寒い冬だからこそ、愛犬とぴったりくっついて暖かく快適に過ごしたいものです。お互いが気持ちよく、暖かく美味しい冬を過ごすために役立つ豆知識集でした。