アジリティーに挑戦しよう
元気のあるワンちゃんと、人気ドックスポーツのアジリティーに挑戦している飼い主さんがいます。特に訓練性能に優れ、何かに取り組む意欲が高い犬種が、秘めたる力を思う存分発揮できれば、愛犬は飼い主さんの期待に十二分に応えてくれることでしょう。
実際に、愛犬と飼い主さんで競技に取り組んでいる姿は珍しくなく、大会によっては好成績を収めているワンちゃんもいるようです。
アジリティのトレーニング中には、注意しなければならないことがいくつか存在します。神経が細やかなワンちゃんは、トレーニングを強制的にすると、良い結果を生むことができないでしょう。嫌な体験などは賢い犬であるがゆえ、トラウマとしてそのまま残ってしまい、それを治すためには多大な苦労を負うことになります。
それからドックウォークやAフレームなど、高さの障害競技は、確実にトレーニングの段階を踏んでいかないと、愛犬が恐怖心を抱かせてしまうことがあります。
そして障害競技の高い所から、風の強い日には落ちてしまうこともあるので、そのような日は無理に練習しない方が無難です。また動きのあるシーソーなどの障害競技で、ワンちゃんが最初から着地時に衝撃を受けてしまうと、同じように恐怖心が芽生えて競技が嫌いになる可能性もあります。
最初の段階では、できればドックウォークやAフレームと同じように、補助の人に手伝ってもらって、トレーニングをほんの少しずつ進めるようにすることが大切です。
ディスクドックに挑戦してみよう
ドックスポーツの中で、アジリティーと並んで人気と注目を集めているのが、「ディスクドック」です。年を追うごとに競技人口が増えている人気ドックスポーツで、日本で競技が行われるようになってから、はや20年以上たちます。
多くの人々を魅了するディスクドックは、躍動感やスピード感、そして愛犬と飼い主さんの一体感です。ワンちゃんが一心不乱に、飼い主が投げたディスクを華麗にキャッチし、飼い主さんの元にすかさず帰ってくる姿に多くの人々に感動を与えます。
また競技者はもとより、ギャラリーまで惹きつけるのは、何と言っても競技内容のわかりやすさでしょう。1分の間にチャッチをどれだけ成功させるか、それらの得点合計で順位が決定する一目瞭然の競技です。初めて見る観客をも魅了し、エキサイトするエンターテナー性があります。
愛犬の犬種によっては、ディスタンス競技ばかりでなく、フリースタイルにも向いているかもしれません。愛犬と飼い主さんの潜在能力を呼び覚ますために、ディスクドックにチャレンジしてみてはいかがでしたでしょうか。
ちなみに大会を日本各地で開催しているのは、
- ナショナルディスクドックアソシエーション(NDA)
- 日本フリスビードッグ協会(JFA)
の2団体です。興味のある人はぜひ覗いてみてください。興奮すること間違いなしです。
ジャパンケンネルクラブ
国内で最大の大会を開催しているのは、(社)ジャパンケンネルクラブです。全国各地で競技会が年間30回にものぼり、大きな大会では500エントリー以上を数えるほどの人気ぶりです。
なお、競技に取り組むには、公認訓練士が開設している家庭犬訓練所に相談するのが、もっとも手っ取り早いです。はじめにしつけ訓練をしっかり済ませてから、次の段階へステップアップして、アジリティーの訓練もしてくれるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。どのようなドックスポーツの全般に言えることですが、アジリティーを愛犬と一緒に、楽しむ環境づくりと雰囲気作りが大事です。愛犬の訓練性能を信じて、決して無理しないで能力を最大限に発揮させてあげてください。