アニマルコミュニケーションを受けたきかっけ
私がアニマルコミュニケーションを受けようと思ったきっかけは、後悔と覚悟、二つの気持ちからです。
突然虹の橋へと旅立ってしまった愛犬は私に対してどんな思いでいるのだろうと、深い悲しみがずっと心の中にありました。
ついさっきまで、元気で私のそばで眠っていた愛犬が、突然倒れ手を尽くすも全てが無駄で助けてあげることができませんでした。自分を責めて、無力さを感じ、当時私は重度のペットロスの状態だったのだと思います。
そんな時、私の元へ来てくれたのがブリーダーの崩壊でレスキューされた保護犬でした。
保護当時、末期の腎臓癌で幸い方腎の摘出手術を受けさせてもらいましたが、腎不全末期の状態で余命は半年と宣告された大型犬種7歳(推定)の女の子でした。
ご縁があってこの子の里親に選んでもらうことができ、私は亡くなった愛犬にしてやれなかった〝穏やかな最期″と〝看病″をさせてもらうことになりました。
せっかく助けてもらった命だから、病気があっても、余命が短くても、穏やかに一緒に生きようと決めました。
余命宣告を受けた愛犬の気持ちを知りたい
家族に迎えてからしばらくは試行錯誤の時間が続きました。食事はすべて手作り食に変え、腎臓の数値とにらめっこの日々。貧血もあり、癌が全身に転移している可能性もあり、劣悪な環境で病に蝕まれていた体はボロボロでした。
痛みに泣いて眠れない夜や、体のどこかが不調でソワソワしたり、呼吸が落ち着かなかったりした日もたくさんありました。
完治はなく、最優先は【緩和治療】と【維持サポート】と、理解はしていました。
攻める治療はリスクが高く、この子の状態を総合的に判断すると生活の質を落とす可能性の方が大きく踏み切れませんでした。
日に日に体調は良くなり、毛艶、呼吸もよく気持ちもとても落ち着いて表情が明るくなっていくのが手に取るように分かりましたが、浮き沈みが激しく、覚悟していたはずの【余命宣告】がどんどん重たく感じられ焦る気持ちも少しずつ大きくなっていきました。
病気に振り回されることなく、この子の幸せな時間をより多く作っていきたい。自分の中で、この子と生きる時間に確かな道が欲しいと思っていました。
足腰が悪く、長く散歩に出られないこの子のために、庭を改造しました。ウッドチップを敷き詰めて、段差の狭い階段を作り、いつでも楽にお庭へ出られるようにしました。
すると朝、庭のウッドデッキに出て座り、空を見上げるような行動を始めたのです。風になびかれて気持ちよさそうに目を閉じて、鳥の声の方向に耳が動くのがとても可愛らしかったです。
お散歩にでかけるとお花の匂いを嗅ぎポカポカのお日様が大好きで、いつも日向で寝転んでいました。まるでこの子の幸せな気持ちが言葉になって届いてくるような感覚になりました。
私はどうしても、この子に聞きたいことがあり、以前から保護犬のアニマルコミュニケーションを引き受けていた方を紹介してもらうことにしました。
私が聞きたいことは
- 痛い所、苦しいことはないか?
- 治療や延命についてお母さんが迷った時、あなたはどうして欲しいか?
先代を突然亡くした私は、この子に最期はどんなふうに迎えたいか?を聞いておきたかったのです。望むこと、してほしいことがあればどんなことでも叶えてあげたいと思いました。
と同時に、もし本当にこの子たちと会話ができるのなら、亡くなった愛犬に、助けてあげられなくてごめんね。
お母さんはずっとあなたのこと大好きだからね!産まれてきてくれてありがとう。
と伝えたいとも思えるようになっていました。
亡くなった愛犬からのメッセージ
私が、アニマルコミュニケーターに伝えたこと
- 愛犬の写真数枚
- 亡くなった愛犬の名前
- 亡くなった時期
- 愛犬に対して自分のことをなんと呼んでいたか(ママ)
- ごめんね
- ずっとずっと大好きだよ!
- 産まれてくれてありがとう
【亡くなった愛犬が私に届けてくれたメッセージ】
〝ママを一人にしてごめんね。自分でも自分がどうなっているか分からなかった。
ママが私を大好きで、愛していることは知ってるよー♪
今は、明るくて暖かくてとっても気持ちが良い所にいるから、みんなと一緒だから寂しくないよ。心配しないで。
ママにはいつでも会えるけど、いつもの抱っこができないのは寂しい。
あと、いつもお出かけの時にママがくれたソフトクリームが好きだから、また食べたい″
これは、アニマルコミュニケーションで亡くなった愛犬から届けられたメッセージの一部です。
コミュニケーターさんは、イメージや伝わってくる気持ちや雰囲気を言葉に変えて伝えていますと教えてくれました。
涙が止まらなく、すぐそこに亡くした愛犬がいてくれるような雰囲気になりました。
家族旅行に行くと高速のサービスエリアでソフトクリームを買って愛犬と半分こして食べていました。コミュニケーターさんは、何度も何度も、ウキウキした気持ちと少し寂しい気持ちに乗せてソフトクリームのイメージが伝わってくると言っていました。
いつも一口でソフトクリームをペロリとしていた、愛犬の幸せだった笑顔を思い出し、匂いまで蘇り、あの体に触れられたようでした。
今を生きる愛犬からのメッセージ
私がアニマルコミュニケーターに伝えたこと
- 愛犬の写真数枚
- 愛犬の名前
- 家族になった日
- 愛犬に対して自分のことをなんと呼んでいるか(お母さん)
- 今、どこか痛い所や苦しいことはない?
- これからあなたの病状が悪化した時、お母さんは悩んでしまうかもしれない。
- あなたを苦しめるような選択をしてしまうことも、無理に頑張らせてしまうこともあるかもしれない。
- だから、あなたの気持ちを聞いておきたい。
- 最期の時までどんな風に生きたい?何かしてほしいことはない?
- あなたに出会えてよかった
- 私をお母さんに選んでくれてありがとう
【今を生きる愛犬からのメッセージ】
〝私はお母さんの助けになるためにここに来たの。お母さんに会いたくてきた。家族になれてとても嬉しい。ありがとう。
自分の体のことは分かっている。助けてもらったことも分かっている。辛かった体が、とても楽になったから嬉しい。自分の体の変化も、良くないところがあることも分かっている。でも歳をとったら自然なことだから、あまり気にしてないの。
お母さんが悩んだり、困ったりしたら、私はお母さんの決めたことが一番だと感じる。風の音が好き、鳥の声も車の音も好き。お花の匂いも、お散歩も大好き。ブロッコリーがとても美味しい。私はまだまだ大丈夫。とても元気なの。
疲れる日も多くなったけど、長く生きてきたから、そういうものなの。これからもお母さんと生きるよ″
この子に初めて作った手作りの腎臓病食に、茹でたブロッコリーを乗せてあげると、あっという間にブロッコリーだけ完食して、「もうないの?」と言っているように感じました。
毎朝の日課も自分の好きなことに囲まれて、気持ちの良い幸せな朝を迎えているということに「やっぱりそうだったんだね」と感じました。
そして安心したのは、疲れている日があっても体は楽になって元気にしていると感じているのだと分かったことです。心配で、数値や少しの体調の変化に一喜一憂して、病気に振り回されていたのは私だけだったんだと気が付きました。
私の助けになるために、私を選んでここへ来たというメッセージに心が震えました。
亡くした愛犬に気持ちを伝えたい、アニマルコミュニケーションを受けたいと思えたのも、余命宣告をうけたこの子との時間を後悔したくないという思い。
迷いをなくして、幸せで穏やかな時間を過ごさせてあげたいと余命宣告という未来の時に怯えずに向き合いたいという思いがあったからです。
この子がいなかったら、私はいつまでも愛犬へ愛情や感謝を伝えたい気持ちが、後悔や自責、悲しみで見えなくなり、深いペットロスの闇に沈んでいたかもしれません。
亡くした愛犬との時間は、輝きを失わない、私にとって幸せな時間だったと素直に思えることができたのも、そのきかっけを与えてくれたのも、この子命と向き合えたからです。
届けてくれたメッセージの通り、本当に私の助けになってくれました。
アニマルコミュニケーションを受けてみて思うこと
アニマルコミュニケーションを受けて、私の迷いや悲しみは消え、感謝や温かさがより真っ直ぐ感じられるようになりました。亡くなった愛犬を思い出すと、寂しい気持ちは3年経った今でもあります。
でも、私が犬たちと暮らし続けている間は、先代から次の世代へと受け継がれていく家族の絆があるように感じることができるのです。現在は、この2頭の愛犬はお空へ還っています。
私は、虹の橋の袂にいる愛犬たちがつないでくれるご縁が途切れることがなく、今も生き場所をなくした保護犬を家族に迎え、一緒に生きています。
まるで二人が私のために託してくれた命なのではないか?と思えるような、絶妙のタイミングでご縁が訪れて、家族に迎えると先代から受け継がれる偶然や共通点を持っていることに驚いています。
アニマルコミュニケーションを受けたことで、この子たちの想いや存在をより心の近くで感じることができるようになりました。アニマルコミュニケーションで伝えられたメッセージは、日頃から愛犬を見ていると感じられる、きっとそう思っているんじゃないかな。こんな風に言ってるよね。という言葉ばかりでした。
特別な能力などありません。愛犬と心を通わせるのに、テレパシーも超能力も必要ないのだと分かりました。愛犬が、私たち飼い主へ届けてくれている思いは、感じるまま自分の心で言葉にあてはめていくと、その通りだったりするのだと思います。
半年という余命宣告を受けた愛犬は、家族に迎えてから半年も過ぎると、病気が逃げていったようでした。一見、病と向き合っている犬だとは誰も気が付かないほど、美しい姿に見違えました。
今を生きる犬たちにとって、飼い主との心のつながりがどれほど生命力を震わせるのかを目の当たりにしました。ちょっと具合が悪い日があっても、数値が少し悪くなっていても、毎日触って目の前にいるこの子の様子を信じて焦らずに向き合うことができました。
この子は、レスキューされてから1年7か月、毎日ウキウキ、スキップしながら穏やかに生き抜いてくれました。たくさんの家族旅行やドライブ、一緒に眠り一緒にテレビを見て、たくさんの時間を過ごしました。
亡くなる3日前、突然食欲が落ちそれまでご飯を残したこともなかったのに、食べられなくなりました。手作りの流動食や、プリンやアイス、クッキー、ワッフルは喜んで食べていました。
この時、腎臓の数値は測定値をふりきっていて立っているのも、食事を摂るのもできるような状態ではないと医師から告げられました。すぐに透析を始めましたが、数値は改善しても症状はあまり快復しませんでした。
そして、亡くなった当日の朝、いつものように庭へ出てお空を眺めて、プリンを食べました。
最期は、私の膝の上に顔を乗せて横たわり、大きく振り返るように私の顔を見上げてから大きな深呼吸をしてから旅立ちました。【お母さん行くね】と言ってくれたんだと思っています。
アニマルコミュニケーションには賛否両論意見があります。テレパシーや潜在意識、死後の世界や虹の橋、生まれ変わりなどという言葉を並べると、どこか宗教勧誘のように感じることもあります。
【誰でもアニマルコミュニケーターになれます!】という資格取得講座があったり、テレビで見た動物と会話ができる特殊能力を持った女性のイメージとはかけ離れてしまいます。
実際、私もアニマルコミュニケーションを受ける前は全く信じていませんでした。会ったこともない、触れたこともない動物の言葉が他人に聞こえるはずはないと思っていました。
ですが、愛犬と心を通わせたり会話が成立したり、理解しあえている感覚は実感があったので、全否定でもありませんでした。あの時、私はアニマルコミュニケーションを受けてこの子とどう生きたいか?という大きなテーマにきちんと向き合うことができました。
そして、深い悲しみと後悔が残る突然死で旅立った愛犬の〝死〟とも自分なりに向き合うことができました。自分を責めて、こんなママじゃなかったら助けてあげられたのかもしれないと「ごめんね」ばかりでした。
ですが「ありがとう、大好き」と伝えていいんだ。本当はそうずっと伝えたかったんだと自分の気持ちやあの子と過ごした大切な思い出が、素直に心に広がりました。
私が受けたアニマルコミュニケーションは、私と愛犬しか知りえないことをコミュニケーターさんが次々と話していくのにとても驚きました。
信じるのか、信じないのかは自由なことです。
でも、私は、きっと虹の橋があって私が天寿をまっとうしたらまた、あの子たちに会えるんだと思っています。そして、目には見えないけれどそばにいてくれて見守ってくれているんだと感じています。
犬は、人間には見えないものが見えているという方もいます。今、一緒に生きている愛犬が、毎朝庭に出て空を見上げて風を聞いています。まだ、あの子よりは小さな背中ですが、おんなじ行動をしています。
偶然かもしれません。でも私は、お空から愛犬たちが微笑んで話しかけてくれている声に、耳を傾けているように見えます。そんな世界があっても良いなと思って、私はお空にいる愛犬たちと今を生きている愛犬たちと生きていこうと思っています。
アニマルコミュニケーションを受けて、私はこの子たちとより距離を縮めることができたように感じています。
これからアニマルコミュニケーションを受けようか悩んでいる方へ
愛犬の気持ちが知りたい、何か伝えたいと思って、アニマルコミュニケーションを受けようか悩んでいる方がいたら、私は是非、一度受けてみてほしいと思います。
たくさんのアニマルコミュニケーターの情報がネットに溢れていますが、私は、ご自身が経験された方から紹介してもらうのが一番良いと思います。犬の気持ちを読み取る、行動学的に犬の気持ちを探る、表情から気持ちを察することは、講習を受けたり勉強したり、犬と暮らしたことがある方なら、誰にでもできると思います。
ですが、アニマルコミュニケーターの方は、犬が私たちの言葉で話しかけてくるわけではなく、イメージや雰囲気を伝えてくれるので、それを言葉に変換して飼い主さんへ届けています。ですから、出会うコミュニケーターさん次第で、伝わり方に大きな差ができてしまうのです。
〝この人なら″と感じられるコミュニケーターさんはきっとご自身と近い感性をお持ちでフィーリングが合うのだと思います。是非、愛犬からの大切なメッセージを受け取るなら、コミュニケーターさんは慎重に選んでほしいと思います。
アニマルコミュニケーション 料金や方法は?
私が受けたアニマルコミュニケーションは、写真を提出しカウンセリングを受けたあと、コミュニケーターが愛犬とコンタクトを取る遠隔アニマルコミュニケーションでした。
所要時間と流れ
メール、電話にて予約
↓
後日カウンセリング30分程度
↓
遠隔コミュニケーション
↓
報告、結果 1頭40分~1時間程度
Skype、電話、メール、LINEなど選べました。
私はSkypeでコミュニケーターさんと顔を合わせて報告を受けました。その後、メールやLINEで文章にて、コミュニケーターさんが、愛犬と話した感想や、飼い主さんへ伝えたいコミュニケーターさんからのメッセージを頂きました。追加で質問したいことなどは、1週間以内なら無料で依頼できます。
料金
1頭 7000円(遠隔アニマルコミュニケーションの場合)
直接、コミュニケーターさんの元へ愛犬と伺う場合
料金は12000円(飲み物含む)
コミュニケーターさんの誘導の元で、飼い主さんが直接愛犬とコミュニケーションを取る場合
料金は15000円(飲み物含む)
1週間以内の追加質問やコミュニケーターさんへの質問は無料。
コミュニケーションの方法によって料金に差がありますし、金額の相場がありません。
1時間50000円のアニマルコミュニケーターさんもいます。私が利用したアニマルコミュニケーションは、料金、内容、コミュニケーション後のケアを含めて、かなり満足度が高いものでした。
まとめ
アニマルコミュニケーションで動物と会話ができるというのは少し間違った解釈だと思います。会話ではなく、イメージに乗せたメッセージを受け取って自分の中で整理して理解する。実はこれは、日常生活で私たち飼い主が犬たちと心を通わせてしていることです。
アニマルコミュニケーションでは、感じているはずでも自分ではなかなか気が付けないことを、コミュニケーターさんから言葉にして伝えてもらうと、「納得」「やっぱり」と感じることが多いと思います。
今は、アニマルコミュニケーションを受けなくても、自分が感じとっている愛犬たちの気持ちをしっかり受け止められていると思っています。ですが、また、迷ったり、不安になったりした時には、アニマルコミュニケーションを受けたいと思っています。
それは、私がこの子たちと幸せに生きるための1つのツールです。
昔、映画で見た【ドクター ドリトル】のように、会話ができたらどんなに良いかと思っています。ですが、言葉がないからこそ、私たち人間と犬は、はるか昔からずっと互いの気持ちを感じ合い、寄り添いパートナーとして生きてこられたのかもしれませんね。
※ペットロスの方につけこむような、悪質なアニマルコミュニケーションの勧誘もたくさんありますので、依頼をする時には十分注意しましょう。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 フウガママ
愛犬に、謝りたくて、謝りたくて、アニマルコミュケーターの方にセッションしていただきました。
30分18200円。アニマルコミュケーターの方が、動物と飼い主さんにとても愛情をもって、接してくださるので、良心的だと思います。
愛犬が、私が泣いている姿を見てつらい、と思っていること、愛犬が好きだったもの、私への願いや、やってほしいことなど、伝えていただきました。
セッションを受けて、愛犬への思いが、「ごめんね」から「来てくれて、ありがとう」になりました。
信じるか、信じないかは飼い主さん次第ですが、ペットロス軽減のひとつの方法だと思います。