犬が早起きになる原因①「トイレが近くなるから」
犬も加齢によってトイレの回数が増えたり、トイレに頻繁に行きたがるようになることがあります。おしっこやうんちがしたくて早起きしてしまうのです。室内でのトイレトレーニングができていればトイレシートを使って排泄することができるのですが、トイレシートを用意していない場合や外へ行かなければ排泄することができない場合、早起きして飼い主さんを起こすことがあるかもしれません。
トイレが近くなったワンちゃんへの対処法
寝る直前にもトイレシートに誘導し、排泄をさせてあげましょう。外へ行かなければ排泄することができない場合は、寝る直前にもトイレに連れて行ってあげると良いと思います。しかし、夜に外を出歩くのはこわいですよね。自宅の庭、自宅の目の前、近くの公園などで済ませることができると良いですね。成犬になってからでも覚えてくれますので、室内でのトイレトレーニングを始めてみることも検討されてみてはいかがでしょうか。
犬が早起きになる原因②「早くお散歩(運動)へ行きたいから」
毎日のお散歩や運動は十分にさせてあげられているでしょうか。犬はカラダを動かすことが大好きですし、十分に体力を使い切ってあげることが理想的です。しかし、飼い主さんの帰宅時間が遅くなってしまったり、朝仕事へ行く時間も早いと、お散歩や運動へ行くことができない日もあるでしょう。そんな日が続くと、早く体を動かしたくてウズウズしてしまい、早起きしてお散歩へ行きたがるようになってしまうことがあります。
早くお散歩へ行きたがるワンちゃんへの対処法
毎日のお散歩や運動を十分にさせてあげられない場合は、室内での遊びを取り入れた運動でも構いません。ボールやおもちゃを使って思いっきり遊んであげてはいかがでしょうか。ワンちゃんがフローリングや床で滑ってしまわないよう配慮しながら、室内でカラダを動かし、体力を使い切ってあげることができると良いと思います。たまにで良いので、ワンちゃんに合わせて飼い主さんも早起きし、少しでもお散歩や運動の時間を増やしてあげることができると、より良いと思います。
犬が早起きになる原因③「物音に敏感になる」
突然、物音に敏感になり、新聞配達の人や自宅の前を通る人の音に反応し、起きて吠えてしまうことがあります。新聞配達の人はだいたい同じ時間に通るでしょうし、朝4時や5時の頃が多いですよね。早起きするだけなら良いのですが、人が通る度に吠えてしまうと困りますよね。飼い主さんも目が覚めてしまって困るでしょうし、近所迷惑になるのではないかと不安にもなるでしょう。
早起きして吠えてしまうワンちゃんへの対処法
突然、物音に敏感になってしまった原因があるはずです。加齢によって視力や聴力が低下し、ちょっとした物音にも敏感になってしまう犬もいます。朝早く、大きな物音がしたことに驚き、怖い経験をしたことが原因になることもあります。何に吠えてしまうのかを探り、それに合わせて対処する必要があります。新聞配達の人に吠えてしまうのであれば、きっと不安や恐怖を感じているのだと思います。その不安や恐怖を取り除いてあげることで解決することができます。
犬が早起きになる原因と対処法④「老化によるもの」
老犬になると一日の睡眠時間がうんと長くなります。一日のほとんどを寝て過ごすこともあります。昼間、お留守番をしている間もずっと寝ている場合、寝すぎてしまって早起きになることもあります。昼と夜が逆転し、昼間は寝て、夜は起きているということもあります。睡眠のサイクルが乱れてしまうからです。
睡眠のサイクルが乱れてしまった老犬への対処法
昼と夜が逆転してしまっている場合、なるべく昼間は起きて過ごし、夜に寝るという習慣に戻してあげる必要があると思います。老犬の睡眠時間が長くなることには問題ないのですが、夜に起きてしまうようであれば、早起きや夜鳴きの原因になってしまいやすいです。
まとめ
早起きして起こされたり、鳴き続けられたり、吠え続けられたりすると困ってしまいますよね。近所でも「朝早くから吠える犬がいる」と問題になったことがありました。意外と身近にある問題なのではないでしょうか。とくに老犬になると早起きになってしまい、夜中から朝方にかけて夜鳴きをする犬もいます。あまりにも早い時間に起きてしまわないよう、犬にも規則正しい生活習慣を送らせてあげることが必要だと思います。