犬と心が通じてる飼い主と、心が通じてない飼い主の違い

犬と心が通じてる飼い主と、心が通じてない飼い主の違い

あなたは愛犬と心が通じ合っていると思いますか?犬もちゃんと感情を読み取ることができます。今回は心が通じている飼い主さんと、そうではない飼い主さんの違いをご紹介します。

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犬に感情は伝わるの?

首をかしげてこちらを見つめる犬

犬は人の感情を読み取る

犬は悲しんでいる人を見ると、悲しいという感情を読み取り、寄り添うと言われています。
しかし犬が読み取れるのは悲しみだけではなく、他の感情も読み取れるということが最近になってわかってきました。

笑顔はポジティブなもの、怒った顔はネガティブなもの、と理解しているようです。
そしてその感情に対して、どういった行動をとることが適切なのかを判断することもできます。
飼い主さんだけの話ではなく、他の人間に対しても、感情を読み取ることができるそうです。
体調が悪そうな人がいれば心配するし、怒鳴り散らしている人がいれば怖がって近づかなくなります。人間でもそうしますよね。

犬の脳は人間と似ている

ある実験でMRIを使い犬の脳を調べた結果、犬の脳は人間と似ていることがわかっています。
脳の重要な部位や構造が似ていて、ポジティブな反応やネガティブな反応が似ています。
ご褒美をもらえるときには、ポジティブな脳の反応が確認されました。
そしてご褒美はなく、ただ褒められるだけでも、同様にポジティブな反応を示しました。

また人間でも犬でも、幸福感と恐怖感を表す声を出すときに、脳の同じような場所が活性化することがわかっています。
この結果から、犬が人間に共感する、そして心を通じ合わせることは不可能ではないのではないかと考えられています。

感情を読み取る方法は?

犬が人間の感情を理解するときに一番見ているのは、「顔」です。
顔の右半分をみて、今どういう気持ちなのかを判断するようです。
人間の写真を上下逆にしても、ちゃんと右側の顔を見て判断するため、犬独特の能力かもしれません。
また、表情以外でも感情を理解します。
人間同士の会話からも感情を読み取ることができ、言葉の子音と母音を聞き分けることができると言われています。
そして会話のトーンから、今話している人がどういう感情を持っているのかを判断します。

犬を褒めるときには明るいトーンで、叱るときにはトーンを落とす、そうすることで犬も褒められているのか叱られているのか理解しやすくなります。
感情を読み取る能力は、年齢を重ねていくにつれて高くなっていくように思えます。
長く生活すると、それだけ相手のことがわかるようになるのと同じですね。

心が通じている犬と飼い主さん

見つめ合う女性とダックスフンド

通じているとわかること

実は犬もアイコンタクトをします。
散歩の途中に、ちらっとこちらを見てくることはありませんか?
「ここで大丈夫?」「ついてきてる?」「楽しいね」などと聞こえてはこないでしょうか。
これはお互いに感情を共通して、心を通じ合わせていないと理解できないことです。

知らない人や犬に見られても、何のことかわかりませんよね。
でも愛犬なら何を言っているのかわかると思います。
アイコンタクトで犬の声が聞こえたなら、それは心が通じているサインかもしれません。

また、悲しいときに寄り添ってくることもあります。
具体的にどうしたいというわけではないかもしれませんが、飼い主さんの不安を感じ取ってそばにいようとしているのです。
飼い主さんが不機嫌だったり怒っていたりすると、犬は寄ってこなくなります。

心が通じていない場合

犬のことがよくわからないと感じていたら、まだ心が通じていないのかもしれません。
なぜこちらを見るのか、どうして逃げるのか、何に喜んでいるのか、わからないことはいっぱいありますよね。
しかし、わからない状態がずっと続くわけではありません。
犬の興味がどこにあるのか観察してみたり、自分の行動と犬の行動を照らし合わせてみたりするといいですね。
そして最も大事なのが、褒めたり叱ったりという感情の変化を、ちゃんと犬に伝えようとすることです。
無表情で褒めても、犬にはよくわかりません。
褒めるときは、これでもかというぐらい褒めてあげてください。
犬のことがわからないように、犬も飼い主さんのことがわかっていないだけかもしれません。
嫌いではなくて、わからないだけなのです。
焦って無理に犬をせかしたり、自分を追い詰めたりする必要はありません。
改善していくことはできるので、少しずつ仲を深めていきましょう。

まとめ

ダルメシアンの横顔

愛犬と心が通じ合うと、飼い主さんのちょっとした心の変化にも、犬は気づいてくれます。
もちろんそれと同じぐらい、飼い主さんも犬の気持ちに気づけるようにならなくてはなりません。
心が通じ合うと体調の悪さに気づく、犬の微妙な気持ちの変化などもわかるようになってきます。

そしてしつけもしやすくなります。
心が通じているということは、何をやったら褒められるのか、何をしたら叱られるのか、そういったことを理解しやすくなるためです。
最初から心が通じるわけではないので、生活していく中で少しずつ絆を深めていきましょう。

そのうち日常生活の中でも、「あれ?もしかして私の気持ちわかっているのかな?」と思うことがあると思います。
アイコンタクトだけで、やり取りできてしまうかもしれませんね。

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